@RANDOM CINEMA2005
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 ※ブログを開設しました。2009年〜シネマ日記はこちらをご覧ください。


森口は最近こんな映画(映画館・ビデオほか)を観ました。コメントは新作を中心に。ご鑑賞の参考にしてください。 ( ^ ^ ;を

●冒険者たち(ロベール・アンリコ監督・67年) 

●男はつらいよ・奮闘篇(山田洋次監督・71年)

●暗殺のオペラ(ベルナルド・ベルトリッチ監督・69年)

●東海道四谷怪談(中川信夫監督・59年)
 おお、お岩さんに毒を盛る悪党亭主に天地茂!はまり役じゃん(笑)。日本的な怪談のおどろおどろしさをコンパクトに演出。

●トーク・トゥ・ハー

●空を飛ぶ夢(アレハンドロ・アメナーベル監督・04年)
 舞台はスペインのガルシア地方というから主人公はケルトの末裔か。アイルランド人と同様、詩を愛する頑固な生き方…というのが物語のバックボーンにあるのかも。安楽死をテーマにしながらも(しかも事実に基づいた)詩的で、どこかユーモアをたたえた作風が本作を成功に導いているように思える。昨年のアカデミー外国語映画賞受賞。

●スターウォーズ シスの復讐(ジョージ・ルーカス監督・05年)
 一応これでSWは終結と言われるエピソード3。圧倒的な映像量と今までの作品のさまざまな場面とリンクする展開で、『ロード・オブ・ザ・リング』を見終わったときにも似た虚脱感が(笑)。が、新シリーズの中では一番出来がいいことは間違いなく、また3から見直したくなる…というルーカスの術中にはまる(苦笑)。

●僕のスイング(トニー・ガトリフ監督・02年)
 ロマ(ジプシー)の生活を撮り続けるガトリフ監督が、ここでは白人の少年を主人公においてジプシー・ギターの世界を描く。生活に根ざした彼らのセッションシーンはさすがに瞠目するが、物語としては薄味。

●夜と霧(アラン・レネ監督・55年)
 これはすごい!わずか30分のドキュメンタリーだが、アウシュビッツ収容所の当時と現在の映像をシンクロさせながらホロコーストの実像に迫る。とにかく遺体はゴロゴロ、髪の毛の山(何かに使うつもりだっのだろう)その他、劣悪なトイレなど正視に耐えない映像が圧倒的。

●宇宙戦争(スティーブン・スピルバーグ監督・05年)
 レビューではあまり評価が高くなかったので、あまり期待せずに映画館へ足を運んだが、2時間は十分に楽しめるイベント・ムービー。レビューの中には「9.11を想起させる」というものがあったが、むしろこれは米軍によるイラク攻撃(もしくはベトナム戦争)のアイロニー?と思わせる部分も。だって、圧倒的な戦力の宇宙軍(米軍)と全く無力な米軍(イラク軍)だもの。最後に宇宙軍(米軍)が自滅するあたりも…。しかし、戦争はスクリーンの中にだけあるのではない。米軍基地が世界で700カ所あるというなかで、ハリウッドの戦争ムービーがそれ隠蔽する役割を担っている…という指摘は忘れてはならないと思う。

●日本の黒い夏−冤罪(熊井啓監督・02年)
 松本サリン事件をメディアの眼から検証。熊井監督らしいあまりに正攻法の撮り方に辟易とするも、やはり観ておくべき貴重な記録。

●切腹(小林正樹監督・62年)
 これまたそのリアルなシーンゆえにおそらく地上波放映が難しいだろう異色時代劇。大名を国家や企業、浪人を解雇された労働者とみれば、まさに今の時代にピタリとはまる名作だと思う。

●キル・ビル(クエンティン・タランティーノ監督・03年)
 これはもう笑って観るしかないでしょ! 日本のアニメ、ヤクザ映画、劇画、ブルース・リーなどさまざまな東洋カルチャーへのオマージュ。世界中の映画館で、梶芽衣子の「うらみ節」が流れるなんて、なんてシュールな!

●ぼくんち(坂本順治監督・03年)

●五人の斥候兵(田坂具隆監督・38年)

●スター・ウォーズ  エピソード2 クローンの攻撃(ジョージ・ルーカス監督・02年)
 なんだ「クローンの攻撃」って最後だけじゃん。エピソード1よりはマシだけと、早く評判のいいエピソード3が観たい(~_~;)。

●昼顔(ルイス・ブニュエル・67年)
 前衛派のブニュエルにしてはフツー…でもないか(笑)。カトリーヌ・ドヌーブと組んで、官能的な不条理の世界を描く。

●にんじん(ジュリアン・デュヴィヴィエ監督・32年)

●インテルビスタ(フェデリコ・フェリーニ監督・87年)

●センチメンタル・アドベンチャー(クリント・イーストウッド監督・82年)
 音楽好きのイーストウッドらしい作品で、カントリー歌手をめざしてナッシュヴィルに向かう中年男(イーストウッド)とその甥(実の息子!14歳)の旅を描くロードムービー。

●蝶の舌(ホセ・ルイス・クエルダ監督・99年)
 スペイン内戦直前を背景に少年と老教師の交流を描いた感動作…ということでヒットもしたが、ラストのほろ苦さも含めてそんなにいい作品だろうか(・・?)

●忘れられた子等(稲垣浩監督・49年)
 知的障害児の教育を描いた作品だが、こうした映画が地上波で放映されないのは何か内容的に問題があるからだろうか?

●崖(フェデリコ・フェリーニ監督・55年)

●首(森谷司郎監督・68年)
 墓から生首を掘り起こし、それを裁判の証拠として提出するというまじい作品。正木ひろし(弁護士)原作なのだからきっと実話なのだろう。小林桂樹が正木弁護士の執念を熱演。

●父と暮らせば(黒木和雄監督・04年)
『美しい夏キリシマ』『ニワトリはハダシだ』に続く黒木監督の戦争3部作。原作は井上ひさしの戯曲だそうだが、幽霊の父との対話劇という荒唐無稽な話をよくまとめ、いい作品に仕上がっています。ワタシはキリシマより好き。

●幌馬車(ジェームズ・クルーズ監督・23年)
 勧善懲悪、適度のユーモア、ラブロマンスを絡めたロードムービー。さすがに無声映画時代の名作西部劇といわれるだけあってよく出来ています。

●心の香り(スン・チョウ監督・02年)

●パッチギ(井筒和幸監督・05年)
 話題を呼んだ日朝青春映画。そういえばデビュー作『ガキ帝国』も、当時「最も朝鮮語が出てくる日本映画」と言われたっけなぁ。演出(構成)的には甘い部分もあるが、やはり泣けます(~_~;)。暴力シーンがあまりに荒唐無稽と思われる方は併せて『朝鮮高校の青春 ボクたちが暴力的だったわけ』(金漢一・光文社)を読まれることをススメます。

●肉弾(岡本喜八監督・68年)

●ミラノの奇蹟(ビットリオ・デ・シーカ監督・51年)
 デ・シーカ監督には珍しい(?)特撮を駆使したファンタジックな作品。

●無防備都市(ロベルト・ロッセリーニ監督・43年)

●教えられなかった戦争−沖縄編(高岩仁監督・98年)
 今も島の3割以上が米軍演習地となっている沖縄・伊江島の戦いを、伊江島のガンジー阿波根昌鴻さんらの貴重な資料をもとに構成したドキュメンタリー。やはりオキナワを語るなら、けっして忘れていけない影の部分を。

●独立愚連隊(岡本喜八監督・59年)
 こちらも中国戦線の日本軍を舞台にした西部劇風のつくりだが、故・岡本監督の戦争風刺がブラックに展開される点が妙。

●ギャング・オブ・ニューヨーク(マーティン・スコセッシ監督・02年)
 まるで西部劇じゃん!な、ニューヨークを舞台にしたあまりにハリウッド的なディカプリオの復讐劇。

●モーターサイクル・ダイアリーズ(ウォルター・サレス監督・03年)
 南米を縦断旅行した若き医学生ゲバラの青春を描いたロード・ムービー。劇的な事件が起きるわけでなく、日記に沿ったドキュメンタリータッチの作品だが、妙に胸に残るのは、ワタシたちがその後のゲバラを知っているせいか…。

●ブラザーフッド(カン・ジェギュ監督・05年)
 朝鮮戦争を舞台に、歴史を引き裂かれる兄弟愛を描いた話題作だが、ちょっと大味。 ( ^ ^ ;

●マラソンマン(ジョン・シュレンシンジャー監督・76年)

●トゥーム・レイダー(サイモン・ウエスト監督・01年)

●日本の夜と霧(大島渚監督・65年)

●血と骨(崔洋一監督・04年)
 あまりに濃厚な一本。原作を読んでいたので、当初は主人公の“怪物”金俊平を演じるにしてはビートたけしの体格でどうかなぁと訝っていたが、やはりあの“凄み”を出せるのは彼以外いないな、と納得。『月はどっちに〜』と並ぶ崔監督の代表作になるのは間違いないでしょう。

●ゲームの規則(ジャン・ルノアール監督・39年/59年)
 上流階級の恋愛遊戯を描く社会風刺劇。古典の名作とされるだけあって、たしかによくできたドラマ(脚本)。

●コーラス(クリストフ・バラティエ監督・04年)
 問題児が集まる寄宿学校に赴任してきた音楽教師が、合唱(コーラス)によって子どもたちとの心を通わせるというヒューマン・ドラマ。と聞くと安っぽい感もするが、音楽)声)の力もあり、佳作に仕上がっている。

●アバウト・シュミット(アレクサンダー・ペイン 監督・02年)
 こちらもニコルソン主演作だが、こちらは抑えて演技で涙を誘う。

●グッド・フェローズ(マーティン・スコセッシ監督・90年)
 スコセッシが大好きなギャングもの。かつ実録。コッポラになりたいのかなぁ…。

●恋愛小説家(ジェームズ・L・ブルックス監督・97年)
 奇才・ジャック・ニコルソンの「怪演」が楽しめる小粋な恋愛ドラマ。

●オールド・ボーイ(パク・チャヌク監督・03年)
『JSA』の監督はやはりタダ者ではなかった! 15年間監禁され、突然解放された男のミステリー仕立ての復讐劇、と思いきや、ラストは『セブン』以上に残酷な結末が…。『シュリ』のチェ・ミンシクの怪演も見もの。

●勲章(渋谷実監督・54年)

●シティ・オブ・ゴッド(フェルナンド・メイレレス、カチア・ルンヂヂ監督・02年)
 ブラジルのスラム街に生きる少年たちの姿をドキュメンタリータッチで描いて話題のドラマ。『下妻物語』はこの作品にかなり影響を受けていますネ。(ていういか、手法をかなりパクッているというか… ( ^ ^ ; )

●大地のうた(サタジット・レイ監督・55年)
 いかにもインド的なヒューマンドラマ、は今観るとちょっと古色蒼然としていない? 音楽はノラ・ジョーンズのお父さん。

●ワンダフルデイズ(キム・ムセン監督・03年)
 実写、CG、アニメを組み合わせた韓国発のSFアニメ。ストーリーはともかく、その映像はたしかに今まで観たことのないような体験。

●アイ、ロボット(アレックス・プロヤス監督・04年)

●真実の瞬間(フランシスコ・ロージ監督・65年)

●ディープ・ブルー(アラステア・フォザーギル、アンディ・バイヤット監督・03年)
 製作7年、ロケ地200カ所、撮影時フィイルム7000時間の海のドキュメンタリー。たしかに「これ、どうやって撮ったの?」の驚愕映像満載。「アニマル・プラネット」好きにはオススメ。

●指導物語(熊谷久虎監督・41年)

●上海陸戦隊(熊谷久虎監督・39年)
 中国侵略を正当化するプロパガンダ映画。には違いないが、あの原節子が日本軍を敵視する中国娘をエキセントリックに演じていて、ビックリ。

●北の零年(行定勲監督・05年)
 おおっ、大スクリーン映えする北海道の大自然!愛憎まじえた骨太な人間ドラマ!だったのにね…ラスト10分がなければ。アイヌを友好的に描いているけど、ホントにあんな単独行動したり、和人を受け入れていた(・・?)

●華氏911(マイケル・ムーア監督・04年)
 突撃電波少年だった『ボウリング〜』に比して、こちらは編集の鬼と化してひたすらブッシュと石油利権にフォーカスする。ある意味強引、執念の作品。

●友へ チング(クァク・キョンテク監督・01年)

●阿修羅のごとく(森田芳光監督・03年)

●少林サッカー(チャウ・シンチー監督・01年)

●誰も知らない(是枝裕和監督・04年)
 4人の子どもを置き去りに、新しい恋人と暮らすため母親が出ていくという設定は実際の事件をモチーフしているそう。カンヌで主演のヤギラ君が主演男優賞を獲った話題作&評価の高い作品だが、もう少し詰められたのでは?

●猟奇的な彼女(クァク・ジェヨン監督・01年)
 暴力的な彼女と従順な彼という組み合せに、「純愛」+イベントを盛り込み、いかにもハリウッドが好きそうな題材でリメイク゛決まった韓国ドラマ。でも、ホントよく出来てます。 ( ^ ^ ;

●ギャラクシー・クエスト(ディーン・パリソット監督・99年)
 笑って、泣けるスペースおバカ ( ^ ^ ; )映画。『スター・トレック』のパロディが基本になっているが、何しろ出演が『エイリアン』のシガニー・ウィーバー、『ダイハード』の悪役アラン・リックマンなので、パロディ満載。

●戦争と平和 第一部・完結編(セルゼイ・ボンダルチェフ監督・65年/67年)
 トルストイの原作はドラマチマックに再現した長篇ドラマ。舞踏会や戦闘シーンなど、たしかに見どころ多し。
 
 

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