@RANDOM CINEMA2004
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森口は最近こんな映画(映画館・ビデオほか)を観ました。コメントは新作を中心に。ご鑑賞の参考にしてください。 ( ^ ^ ;

●ハウルの動く城(04年・宮崎駿監督)
 これぞ、宮崎監督の力技! ストーリーは破綻しているは、黒澤監督も晩年がそうだったような“高齢者には優しくしてね”趣味炸裂の快作だが、それをもってしてももはや誰もかなわない宮崎ワールド。お得意の飛翔シーン、モブ(群集)シーン、これでもかの愛すべきキャラクターを次々と繰り出して、今回もまた、観る者の目をくらましたのでした。

●手をつなぐ子等(48年・稲垣浩監督)

●東京流れ者(66年・鈴木清順監督)
 こちらもまた、ダサかっいい仁侠ロードムービーが展開する清順ワールド。

●戦場のピアニスト(02年・ロマン・ポランスキー監督)
 ナチス占領下のポーランドを生き抜いた実在のユダヤ人ピアニストを描いたドラマで、カンヌでもパルムドールに輝いた作品…なんだけどなぁ。なんかあのちょっと屈折した、ポランスキー節が足りないような…。

●中国の鳥人(97年・三池崇監督)

●ターミナル(04年・スティーヴン・スピルバーグ監督)
 惜しいっ! 3分の2くらいまでは腹をかかかえること幾度。傑作コメディになるはずだったのに…あのオーラスじゃねぇ ( ^ ^ ; 。間違ってもヒューマンドラマとしてではなく、コメディとして鑑賞してください。吉野屋も登場する空港セットはたしかに見物。

●鏡の女たち(03年・吉田喜重監督)

●隠し剣 鬼の爪(04年・山田洋次監督)
 『たそがれ〜』よりも出来がいいとの評判だが、やはり既視感はぬぐえず。とはといっても名匠・山田監督ですから、観てもけっして損はしませんよ ( ^ ^ ; 。ところで、あの人が「仕掛け」られちゃうのは、あの時代劇のパロディ?(^_-)

●告白(70年・コスタ・カブラス監督)
 まずイブ・モンタンという大スターが、延々と拷問シーンが続くこの政治映画に主役として出るということが驚き。次第に拷問によって疲弊していく姿を見事に演じきっている。

●シルミド(03年・カン・ウソク監督)
 金日成の暗殺部隊の悲劇を描いた映画で、涙なしには観られないという人もいたが…ちょっとB級感も。 ( ^ ^ ;

●流れる(56年・成瀬巳喜男監督)

●偽りの花園(41年・ウィリアム・ワイラー監督)

●息子の部屋(01年・ナンニ・モレッティ監督)

●無法松の一生(46年・稲垣浩監督)
 三船版も観たが、やはりこちらが本家と言うべきか…。

●オーケストラの少女(37年・ヘンリー・コスター監督)
 ハリウッド映画の古き良き伝統をふまえたワカリやすい映画。

●殺しの烙印(67年・鈴木清順監督)
 おおっ、なんというスタイリッシュな映像。ゴダールにも似た破天荒なストーリー。清順節、炸裂!

●永遠のモータウン(02年・ポール・ジャストマン監督)
 モータウンを影で支えたスタジオ・ミャージシャン・チーム「ファンク・ブラザーズ」に光を当てたドキュメンタリー。モータウン・サウンドの秘密を解き明かす「過去」と再結成ライブでの「今」の対比で、彼らを歴史の生き証人として活き活きと照らし出す。イラク戦争で多くの人びとを犠牲にした(香田さんも!)男が今後4年間、世界の権勢を握ることが決した今だからこそ、反戦ソング「ホワッツ・ゴーイング・オン」の熱演(Voはチャカ・カーン)に胸打たれる。

●プレイス・イン・ザ・ハート(84年・ロバート・ベントン監督)
 夫を失った妻(サリー・フィールド)が家族を守るために、流れの黒人労働者(ダニー・グローバー)、盲目の間貸し人(ジョン・マルコヴィッチ)らと力を合わせてひたむきに闘う姿を描く疑似家族再生の物語。監督・脚本が『クレイマー、クレイマー』のベントン監督はこういう家族再生ストーリーがお好き? が、KKKに屈服するラストはいただけない。

●翼よ!あれが巴里の灯だ(57年・ビリー・ワイルダー監督)
 1927年、初めて大西洋の単独飛行(33時間)に成功したあのリンドバーグの物語。自伝をベースにしているようだが、単調になりがちな冒険譚を巧みな構成で魅せた名匠ワイルダー監督の演出がうまい。主演のジェームス・スチュワートも熱演。

●ベジャール、バレエ、リミュエール(02年・マルセル・シューバッハ監督)
 天才振り付け師ベジャールの頭の中にある「芸術」が、さまざまな困難の過程を経て一つの「舞台」へと結実していく様を描いたドキュメンタリー。まるでベジャールが目の前で振り付けをしているような興奮を覚える。踊る姿が意外なオチャメベジャールもいい味出しているし ( ^ ^ ; 。

●女の中にいる他人(66年・成瀬巳喜男監督)

●超音ジェット機(52年・デビッド・リーン監督)
 音速ジェット機の開発に夫婦や親子の葛藤など人間ドラマをまぶしたリーン監督の異色(?)作。けど結局、技術礼讃じゃん ( ^ ^ ; 。『アラビアのロレンス』同様、歴史上の革新者がお好きなのね…。

●風の又三郎(40年・島耕二監督)

●ヘンリー五世(45年・ローレンス・オリヴィエ監督)
 敗戦の年にオールカラーで製作されたシェイスピアの歴史ドラマ。名優オリヴィエが主演・監督し、劇中劇を生かしながら端正な演出。

●白い手(90年・神山征二郎監督)
 昭和30年代を背景に、少年たちの日々を描いた椎名誠原作の同名小説の映画化だが、同時期に同テーマで描かれた『少年時代』と比べてしまうと、いかにもユルい…。

●荒野の決闘(46年・ジョン・フォード監督)
 なぜか観ていなかった『駅馬車』に並ぶフォード監督の名作。

●生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言(85年・森崎東監督)
 「原発ジプシー」を描いているゆえに、地上波ではまず放映できない作品。ワタシはケーブルTVでエアチェック。ATGらしい猥雑感はあるが、テレビドラマを観ているようなチマチマ感も。 ( ^ ^ ;

●ドッペルゲンガー(03年・黒沢清監督)
 自分の分身と遭遇してしまった男が、皮肉にも生きることに逞しくなっていく姿を描いた喜劇。『CURE』が良かっただけに、ちょっと期待はずれ…。

●下妻物語(04年・中島哲也監督)
 茨城県は下妻を部隊に、ロリータとツッパリというとても合いそうにない少女の友情とドタバタを描いた痛快作。ギャグ満載、斬新な演出で笑かせてもらいました! 近年の日本映画で出色の出来。オススメします。

●智恵子抄(57年・熊谷久虎監督)

●エネミー・オブ・アメリカ(98年・トニー・スコット監督)
 通信傍受の恐怖を描いた米の娯楽作。たしか通信傍受法が審議されいる時期に国会でも上映されて話題になった。でもこの監督、つい兄(リドリー)と比べてしまうが、ツメが甘いとういか…。ジーン・ハックマンがさすがにいい味を出しています。

●雁(53年・豊田四郎監督) 
 こちらは森鴎外の文芸作を高峰秀子、東野英治郎らで描いたもの。

●泣蟲小僧(38年・豊田四郎監督)
 親からじゃけんにされる少年と彼をとりまく大人たちの人間悲喜劇。ストーリーはたわいないが、ワタシ的に最も驚かされたシーンは、琴を縦に抱き抱えて伴奏する流しの親子。えっ、昔は琴をあんな風にも演奏していたの???

●AIKI(02年・天願大介監督)
 下半身麻痺となった青年が合気柔術を通して再び生きる力を取り戻していくというヒューマン・ドラマで、ちょっと話が出来過ぎ。と思ったらデンマークの実在の車椅子武術家をモデルにしているんだって(!)。でも、ラストも含めてちょっと中途半端のような…。

●座頭市(03年・北野武監督)
 暴力を描かせるととても殺伐として上手いなと思わせる北野監督、というワタシの印象。

●燃えつきた地図(68年・勅使河原宏監督)
 安部公房・原作に勅使河監督というまさにATG印炸裂の作品。やっぱカツシンてうまい役者なんだなと再認識。

●ヴィレッジ(M.ナイト・シャマラン監督・04年)
『アンブレイカブル』でアレ? 『サイン』で大きくコケたシャマラン監督。でも相変わらず予告編はよくできているし(笑)、ネタばれしてから観るのも悔しいから映画館に足を運びました…。でも、これはネタばれしてから観てもそう感想は変わらないかも…の純愛映画でした ( ^ ^ ; 、。ワタシ的にはオーラスでもうひと展開あってもいいかな、と。でもラストはともかく、「何かありそうな」演出はホント、この人うまいと思う。森に棲む未知の生物を恐れながら静かに暮らす村びとはまるで、『刑事ジョン・ブック』で描かれたアーミッシュの暮らしそのものでした…。

●風の中の牝鶏(小津安二郎監督・48年)
 あのオヅが昼メロのような、作風に似つかわないテーマを扱って失敗作となった迷作?

●阿弥陀堂だより(小泉堯史監督・02年)
『雨あがる』でおっ!?と思わせた小泉監督。今回は東京の暮らしに疲れ果てた一組の夫婦が、大自然の暮らしの中で再生していく姿を描いたヒューマン・ドラマ…だが、こういう善人しか出てこない映画というのはいかがなものかと…。

●シッピング・ニュース(ラッセ・ハルストレム監督・01年)
 この監督ってこーいう癒され系が好きだなぁ…。ケヴィン・スペイシーをはじめジュディ・デンチ、ジュリアン・ムーア、ケイト・ブランシェットと役者が揃っているところが見どころか。

●アレクサンダー大王(テオ・アンゲロプロス監督・80年)
 これ、一度映画館で観たなぁ(忘れてた! ( ^ ^ ; )独裁政治、コミュニズム、アナーキズムに揺れたギリシャ現代史をある程度知らないと楽しめない作品(?)。もちろんワタしゃ…。

●第七天国(フランク・ボーサージ監督・27年)
 たまこういう昔の名作を観るとホッとする。すでに制作されて70余年になるが「名作」として語りつがれるだけの脚本と演出に支えられた愛情・人間ドラマ。舞台はパリなのになぜか字幕は英語(サイレイト)。

大阪物語(市川準監督・99年)

●エリザベス(シェカール・カブール監督・98年)
 イングランドの女王エリザベス一世の数奇な半生を描く歴史モノだが、ジェフリー・ラッシュとジョセフ・ファインズが出ているので、なんだか『恋におちたシェークスピア』のシーンとダブり、既視感が…。 ( ^ ^ ;

●淑女は何を忘れたか(小津安二郎監督・37年)

●父ありき(小津安二郎監督・42年)
 オズってたしかにうまいと思うけど、そんなに好きじゃない作家だったけど…コレはいい! 父が側にいなくても常に父がいた、という心に染みる一品。

●EUREKA[ユリイカ](青山真治監督・00年)
 バスジャック事件(あの事件をモチーフにしている)で心に深い傷を負った人びとの、崩壊と再生への旅を描いた作品とされるが、2時間37分の大作。これって前編、後編の2部に分けられたよね? 前編だけでよかったんじゃない? ( ^ ^ ;

●ビッグ・フィッシュ(ティム・バートン監督・03年)
 知人の女性はコレで号泣したそうです(100点満点)。テーマはギリシャ悲劇〜シェクスピアのお約束の親子劇だけど、ティム・バートン印満載のファンタジーについていけるかどうかが、号泣できるかどうかの境目かと…。ワタシ? もちろん泣きましたよ。 ( ^ ^ ;  

●灰とダイヤモンド(アンジェイ・ワイダ監督・58年)
 歴史的名作とされるが、ポーランドの近代史と政治状況を理解していないとちょっと辛い?

●リラの門(ルネ・クレール監督・57年)
 あらら、歌っているのは若きジョルジュ・ブラッサンス!

●リリィ・シュシュのすべて(岩井俊二監督・01年)
 サイト上に展開されたインタラクティブ小説から生まれた14歳たちのいじめをテーマ(?)とした問題作だそうで、上映後もサイトで「あそこがわからない」「ここを教えて」と書き込みがされた模様。だよね。だって思わせぶりな演出ばかりが…。 ( ^ ^ ;

●サルバドル 遥かなる日々(オリバー・ストーン監督・86年)
 ある意味『プラトーン』よりも政治的な強烈てアメリカ批判映画だが、映画の出来としては?

●A(森達也監督・98年)
オウム真理教の広報部副部長、Aこと荒木浩を中心に、オウム事件以後の彼らを追った長篇ドキュメンタリー。改めてスゴイ作品だと…感嘆。

●冷飯とおさんとちゃん(田坂具隆監督・65年)
落語の人情噺を三題堪能したような山本周五郎原作のオムニバス作。中村(萬屋)錦之助ってこんな上手い役者だった?と再認識。

●十三人の刺客(工藤栄一監督・63年)
 片岡千恵蔵を主演に配した忠臣もの。敵方との心理戦や合戦シーンの迫力など、見るべきところは多いが、ちと『七人の侍』にダブらない?

●水で書かれた物語(吉田喜重監督・65年)

●まぼろし(フランソワ・オゾン監督・01年)
 夫を突然失った中年女性(シャーロット・ランプリング!)の喪失感を詩的なタッチで描いて話題になった作品。本作で俄然注目を浴びたオゾン監督だが、そんなにスゴイ?

●筑豊のこどもたち(内川清一郎・60年)

●殺人の追憶(ポン・ジュノ監督・03年)
 こんな映画観たら夢見が悪いよ〜。(>_<) ハリウッドの凡百の実話サスペンスよりも何倍も出来がイイ、韓国映画の興隆を実証するコワイ作。

●全線 古きものと新しきもの(セルゲイ・M・エイゼンシュテイン監督・26年)
 エイゼンシュテイン作品は20年以上も前に観た『戦艦ポチョムキン』以来(たぶん)。クローズアップの多用、モンタージュ手法など、まんま『ポチョムキン』だけど、異様な迫力はさすが。

●インサイダー(マイケル・マン監督・99年)
 やっぱり実録の企業告発物。実際の会社名で出てくるところなどは実にアメリカ的(判決が確定しているから?)。やっぱりラッセル・クロウって上手いんでしょうねー。

●シービスケット(ゲイリー・ロス監督・03年)
 こちらも実話感動物。たしかに競馬のシーンとか迫力ものだけど、時代遅れのカウボーイ、クリス・クーパーの役どころとか、ヒューマン(動物?)ドラマにしては今ひとつ人物像が練られていないような…。

●漂流街 THE HAZARD CITY(三池崇監督・00年)
 新宿歌舞伎町を舞台に日系ブラジル人の殺し屋、中国人マフィア、ニホン人ヤクザが三つ巴の抗争を繰り広げる『B.D.T』大沢在昌的クライムアクション。が、やはり『DOA』のエネルギーに比べると…。それににしても、中国人マフィアのボスを演じるミッチー(及川光博)のハマり具合って…。 ( ^ ^ ;

●北京的西瓜(大林宣彦監督・89年)
 中国人留学生から「日本のお父さん」と慕われる篤志家(死語?)が、実際に千葉にいらっしゃることはワタシも存じ上げていました。その方と中国人たちの物語り。ベンガル 、もたいまさこ 、柄本明、斉藤晴彦と小劇場出身のクセ者が総出演。泣けます。

●つばさ(ウィリアム・ウェルマン監督・27年)

●青春の門 自立篇(浦山桐郎・76年)

●噂の二人(ウイリアム・ワイラー監督・61年)
 最初は凡庸に始まり、途中から意外な展開を見せ、そしてラストは…。が、主演にオードリー・ヘップバーンというのはミスキャストではないか? どちかというとビビアン・リーだろう。

●無常(実相寺明雄監督・70年)
 ATGというのはホントに実験的な映画つくってましたねー的なエグい作品。カメラワークが斬新。

●ヴァイブレータ(廣木隆一監督・03年)
 アルコール依存と食べ吐きに悩む女性が、自分とは正反対に本能のままに生きているようなトラック運転手と出会い、旅を続けていくうちに癒されていくというロードムービー。面白かったけど、そんなに凄い映画? ( ^ ^ ;  運転手役の大森南朋がすごくいい味出しているけど、調べたら麿(赤児)サンの息子だって! ひぇ〜。

●煙突の見える場所(五所平之助監督・55年)
 あらら、加山雄三のお父さん(二枚目スター・上原謙)が珍しく(?)コミカルな役で…ヒューマンタッチの佳作です。

●ドン・キホーテ(G・W・パプスト監督・33年)
 なるほど、モンタージュやフィルムの逆回転、ファスト・モーション、カットバック等の映画技法が当時は斬新だったんですね。

●赤い橋の下のぬるい水(今村昌平監督・01年)
 こういうのってなんていうのでしょうか ( ^ ^ ; 。艶笑憚ともいうべきほがらか恋愛映画。しかも原作が辺見庸サンとは知らなんだ。

●婉という女(今井正監督・71年)

●戸田家の兄妹(小津安二郎監督・41年)
「小津作品には軍服姿がほとんど出てこない」という指摘があったが、昭和16年に作られたこの佳作でも然り。わずかに家長の死去によって疎んじられる未亡人に手をさしのべる末っ子が中国暮らしというのが時代を感じさせる。が、いつの時代でも語られる普遍的な家族問題を扱ったこの脚本なら、今でもハリウッドでリメイクされてもおかしくない水準。

●あしがらさん(飯田基晴監督・03年)
 原一男門下生による愛すべきホームレス「あしがらさん」を追ったドキュメンタリー。わがままでちょっぴりボケが入った「あしがらさん」と、彼を支援しようとする人びと(行政・民間とも)の姿はあらゆるニホンの福祉の現実を映し出す…。

●白と黒(堀川弘通監督・63年)
 良心に従って生きる人々のドンデン返しの末路は…というほろ苦い一遍。

●ミスティック・リバー(クリント・イートスウッド監督・03年)
 『ロード・オブ・ザ・リング』と昨年のオスカーを争った作品だが、やっぱ『ロード〜』の方が凄っいっす ( ^ ^ ; 。『L.A.コンフィデンシャル』+『ユージャル・サスペクツ』風味だが、残念ながら両作品のレベルは届かず。

●ふたり(大林宣彦監督・91年)
 やはり尾道を舞台にした大林らしいメルヘンチックな作品。

●反逆児(伊藤大輔監督・61年)
   ほほっー、徳川家康の長男はこうして自害したのかという歴史が勉強できる。 ( ^ ^ ;  中村錦ノ助が熱演。

●素晴らしき休日(ジョージ・キューカー監督・38年)
 途中からラストは見え見えになるが、舞台劇よろしくしゃれた脚本で魅せる。

●時雨の記(澤井信一郎監督・98年)
 女好きの身勝手な男の話と思って観始めたが、なるほど切ない展開に。久石譲の音楽が印象に残る。

●ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還(ピーター・ジャクソン監督・03年)
 いや、これはもう参りました。一作目より2作目、そして3作目ときてドッカーンとやられた感じ ( ^ ^ ; 。『スター・ウォーズ』+『ジャラッシク・パーク』+『インディジョーンズ』+シェークエスピアのごとき壮大な物語をよくぞここまでまとめたり。ピーター・ジャクソンに拍手!

●少年(大島渚監督・69年)
 これは山田洋次監督の名作ロードムービー『家族』の裏版か?と思しき、当り屋(疑似)家族の物語。

●仮面ペルソナ(イングマール・ベルイマン監督・67年)

●ジョゼと虎と魚たち(犬童一心監督・03年)
 ラストの2シーンでやられちゃいました。 ( ^ ^ ;  今の日本の若手作家の高水準を示す一遍。

●ガキ帝国(井筒和幸監督・81年)
 『GO』が出現するまで、「最も朝鮮語が飛び交う日本映画」と称された一本。タイトルからガキ向け映画と思いきや、切なさあふれる青春憚。

●ゆきてゆきて、神軍(原一男監督・87年)
 ようやく観ることができたドキャメンタリーの傑作。こりゃ、そうそうオンエアーできるわけがないわ…。

●沓掛時次郎・遊侠一匹(加藤泰監督・66年)
 股旅アクションロマンの佳作。中村錦之助 主演、助演の渥美きよしが光ってます。

●ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔(ピーター・ジャクソン監督・02年)
 『王の帰還』の予習のためにレンタルビデオで観る。おおっ、一作目より面白いじゃん! ( ^ ^ ;

●永遠の1/2(根岸吉太郎監督・87年)

●おばあちゃんの家(イ・ジョンヒャン監督・02年)
 慈悲の愛を注ぐ祖母とやんちゃな孫の交流を描いた韓国映画界の充実を示す佳品。

●美しい夏キリシマ(黒木和雄監督・03年)
 丁寧に丁寧につくられた美しい一本だが、登場人物がちょっと不可解…かな(それが戦時下ちゅーものか)?

●噂の娘(成瀬己喜男監督・35年)

●さらば箱舟(寺山修司監督・84年)

●サイダーハウス・ルール(ラッセ・ストロハイム監督・99年)
 うん?トビー・マクガイアーってやっぱり上手い?

●浮草物語(小津安二郎監督・78年)

●恋におちたシェイクスピア(ジョン・マッデン監督・98年)
 これは監督が上手い! 誰もが知っているシェイクスピアのセリフをうまく生かしながら、劇中劇と絡めて織り成したラヴ・ロマンス。

●血槍富士(内田吐夢監督・55年)
 戦争から戻った内田吐夢が取り組んだ時代劇だが、なかなかこれが手練よくまとめていい味。

●インファナル・アフェア(アンドリュー・ラウ監督・02年)
 ハリウッドでリメイクが決まったスパイ・アクション。さて、本作を超えることができるか…。

●ミッション・トゥ・マーズ(ブライアン・デ・パルマ監督・00年)
 あらら、これって『未知との遭遇』じゃないの… ( ^ ^ ;

●宗方姉妹(小津安二郎監督・50年)

●長家紳士録(小津安二郎監督・47年)
 タイトルよろしく貧乏長家を舞台に展開する心温まる小津作品。

●アメリ(ジャン・ピエール・ジュネ監督・01年)
 ありゃりゃ、これってジュネ監督の『ストレイト・ストーリー』? 評判ほどじゃないと思うが楽しめる一遍です。

●海潮音(橋浦方人監督・80年)

●叫びとささやき(イングマール・ベルイマン監督・72年)

●ゴジラ(本多猪四郎監督・55年)
 ようやく観たゴジラ第一作。やはり名作だと思います…。

●名もなく貧しく美しく(松山善三監督・61年)

●全身小説家(原一男監督・94年)
 いや、これは面白い! 井上光晴という作家も、原一男という監督も…。日常の風景からずんずんと井上に迫っていくカメラ(原)のスゴさ。

●東京日和(竹中直人監督・97年)

●人間蒸発(今村昌平監督・67年)
 『ボウリング・フォー・コロンバイン』に通じる当事者がコトを起こすセミドキュメンタリー。

●わが青春のフロレンス(マウロ・ボロニーニ監督・70年)

●忍者武芸帳(大島渚監督・67年)
 こ、これっは一体なに? 白土三平の原画をそのまま撮影した映画紙芝居じゃん! ( ^ ^ ;  さすがATG、今じゃこんな実験的な作品は撮らせてもらえないよな…。

●日本の青春(小林正樹監督・68年)

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