改革により、中学校はこんな様子になります。
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中学校の学校協議会は基本的には小学校のそれと運営は同じですが、小学校の学校協議会が「基礎教育コミュニティー」であったのに対し、中学校のそれは「地域教育センター」の役割をはたします。
その中学校に通い卒業した人なら、その中学校の校区の地図はだいたい体でつかんでいるものです。歳をかさねても町名を聞いただけで、街のイメージが湧いてきます。成人式は出身中学校ごとに集まります。
また、中学校は義務教育の最終機関ですから、教育といったことについては「戸籍謄本」があるような場所です。
このような性格を活用し、中学校に学習・教育に関するデーター・ベースが構築されています。
小学校、中学校の学習活動の記録が、(本人が希望すれば高等学校、大学等における学習活動の記録も)中学校にあるデータ・ベースのサーバーに記録されるようになっています。 統一コード番号とパスワードにより、どこからでもデーターを入力できます。その情報は本人の合意がなければ参照することはできません。
中学校に構築されるデーター・ベースには学習活動の記録以外に、求人・求職の情報やボランティアなど人材にかかわる情報も本人の希望により入力できるようになっています。
これによりセイフティー・ネットを情報面から支えます。学校や職場や地域で「必要な人」を「必要とされる場所」に結びつける役割をはたしています。
年金生活の高齢者、失業給付を受けている人など公的な支援を受けながらも、社会とのつながりを維持したい人は、この中学校に構築されたデーター・ベースにサクセスできるようになっています。
誰でも地元の小学校のIT管理者に相談し、データーを入手することもできます。
このように、中学校に構築されるデーター・ベースには学習活動の記録と地域の人材情報が蓄積されています。そこに接続さえすれば、求める人と求められる人が出会うことが可能になります。
このようなデーター・ベースを学校という家庭や地域と社会をつなく学校という公的な機関に構築されているので、誰もが、安心してこれを利用することができます。