U:世の中の仕組みについて
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(10) 改革のイメージT:小学校編

改革により、小学校はこんな様子になります。

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1.朝のはじまり【 6:30〜】

6時半、校門の鍵を預かっている地域の住民が、校門を解錠します。三々五々、住民が集まり、校庭でたとえば太極拳の練習が始まります。人数は15人ほどです。中高年の人たちが目立ちます。

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2.登校風景【 7:00〜】

練習が終わると、世間話が始まりますが、7時を過ぎると人びとは散り始めます。その一部は登校し始めた児童の登校指導のため、8時頃までは近くの横断歩道にたって、子ども達に声をかけています。

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3.早朝練習【 7:30〜】

運動場では男子児童が同校卒業の大学生に指導されながらサッカーの練習を始めています。教員志望の大学生は、ボランティアでサッカーの指導をしています。

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4.先生、おはようございます【 8:30〜】

朝のホームルームが始まります。子ども達は、昨日の活動記録カードを毎日提出します。クラス担任は、午前中にそれにざーっと目を通し、必要があれば下校時までにアドバイスなどします。午後にはじっくり読み、それにコメントを書き込んだりします。

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5.授業が始まった【 8:50〜】

午前中の授業は、20名〜25名のクラス単位で受けます。必要があれば、進捗度に応じて小グループに別れて、理解度にあった指導をします。そのサポートにボランティアの人たちが入ることができるようになっています。ボランティアには退職した元教師、大学生、地域住民、保護者などがあたります。適当は人材がない場合は、中学校にある人材ベーターベースからボランティア登録者を探し、交渉します。(人材データー・ベースは中学校の項で詳説します。)

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6.いろんな人が出入りするけど大丈夫?

学校には外部からボランティアや業者や施設利用者などさまざまな人たちが出入りしますから、警備員が2交代制で勤務しています。校舎内で学校に出入りする人たちには、本人の写真入りのIDカードが発行され、警備員が携帯する機器を向けると、その人が誰でどんな用務で入校しているのか瞬時にわかるようになっています。

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7.ボランティアって素人でしょう?

教員免許を持たない者が児童に接する場合は、児童への接し方や法令など簡単な講習をうけることになっています。この講習は県と市町村が協力して、各地域ごとに実施されています。

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8.おいしい臭いが・・【 午前中】

食堂からはいい匂いがします。食堂は外部業者が入札で参入します。外食産業や地元の飲食店や地域住民有志などさまざまな経営が考えられます。内容については学校の食育担当(職員)が検証し、業者に要望を出したりしています。

食堂では、ボランティアや保護者が児童の世話をしています。(クラス担任はここで始めて休憩できます。)

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9.帰りのホームルーム【 12:40〜 】

午前の3時間の必修授業と昼食が終わると、帰りのホームルームになります。低学年の児童は5・6時間めまで必修の授業ですが、高学年に進級するにしたがい、選択により受ける授業が多くなります。こうして、自分の興味・関心にしたがい、自分で学習する習慣が身についていきます。

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10.補充授業で追いつこう【 13:15〜】

午後の選択科目の一つとして、補充授業があります。他の児童に比べて学習が進んでいない児童が指導をうけています。これは個別又は少人数の指導になりますから、ボランティアが活用されています。

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11.外部の教育機関でいろんな授業が・・

書道、音楽、水泳、絵画、ダンス、語学、学習塾など学校外の学習活動を学校の正規の科目のかわりに参加できるようになっています。学校からはその分、補助が出ます。英語以外の外国語など、選択者が少ない科目は外部に委託した方が学校の経営のとっても助けになります。業者の審査は学校協議会が行います。

場合によっては、学校が業者に施設を有料で貸与し、学校内で外部の業者が教育活動を展開することもあります。

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12.校内でおもしろい勉強

午後の選択科目は学校でも展開されます。実験、調査、討論、制作など諸活動をともなう授業は午後の選択科目時間で行います。ここでもボランティアのサポートが入り、充実した活動が行われます。

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13.社会参加も授業?

公民館などの社会教育やその他の社会的な諸活動も授業の一環として位置づけることも可能です。また、地元の農家や企業などでの勤労体験や奉仕活動なども選択科目の一環となっています。職業教育、地域理解、社会参加など貴重な体験が期待できます。地域の産業に興味を子ども達が育っています。

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14.テストは各自で、カンニングなんか意味がない

学校のウェブ・サイトには、各科目のテスト問題が単元別に準備されており、児童は必要に応じ、自分でテストを受けられるようになっています。各児童は自分の理解度に応じ、何度でも問題に挑戦し、合格したら教師に申告します。学習は自分のためという原則が子どものころから身に付いていきます。

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15.学習成績は単元ごとに記録

学習成績は各児童がどのように学習したか単元ごとに記述し、データー・ベース化されています。進学した中学からはこのデーター・ベースにアクセスできるようになっていますが、原則として本人(保護者)の承諾がなければ、外部へは公表されません。

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16.保育所・学童保育・デーサービスの経営

保護者や地元の人たちは、保育所・学童保育・デーケアサービスの営業の場として、学校の施設を有料で借りられるようになっています。

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17.施設も貸し出して利益をあげよう

教室・体育館・音楽室・その他、午後や夜間・休日にも空いている学校の施設が有料で借りられます。その利益は学校の運営資金に遣われています。 

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18.頼りになる警備員とIT管理者

外部の人の出入りが多くなりますので、学校には警備員が一人配置されています。夜間も施設を開放する場合は二人になります。経費はかかりますが、安全を確保するためには必要な人材です。また、IT管理者も一人され、他機関との連携の充実を図ります。

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