各地域、同時代並行の世界史
人類の再会物語
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2.歴史は何度やり直しても同じかA

生物の80%から90%が絶滅する大量絶滅と呼ばれる現象が生物の歴史には少なくとも数回以上あったことが明らかになっています。原因としては隕石の衝突、活発な火山活動、気候の極端な温暖化や寒冷化、二酸化炭素の増加、酸素の減少などいろいろなことが推測されています。

この大量絶滅のあとの空っぽの世界こそ次の主人公たちが躍進する舞台となり、さまざまな生き物たちが現れました。

上陸した生物たち

5億から4億年前にかけて海水面が低下したことがありました。このころ海岸付近の湿地帯に進出した植物群がありました。

日照に恵まれた陸地は植物の光合成には適していましたから、地上でも植物は繁殖していきました。

最初に上陸した動物は魚類から分かれた両生類でした。彼らは水分の蒸発を防ぐため堅い殻で被われたり、殻で被われた卵を産んだりして、陸上での生活に適した形に進化していきました。

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古生代・中生代の大量絶滅

こうして繁栄した古生代(5.4億〜2.5億年前)の生物たちも酸素の欠乏や寒冷化によって90%以上が絶滅してしまいました。

この危機をチャンスにして繁栄していったのが中生代(2.5億〜6.5千年前)の陸の王者爬虫類と海のアンモナイトでした。

しかし、この中生代のヒーローたちも巨大隕石の衝突というドラステイックな事件で絶滅してしまいます。

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確かな子作りで危機の時代を生き抜く

この危機の時代をのり切ったのが哺乳類と鳥類と被子植物でした。被子植物は堅い種子を甘い果実でくるんで哺乳類や鳥類に餌を提供し、自分たちの子孫を増やしていきました。

高カロリーの食糧をえた鳥類は体温を一定に保ち、飛行という運動量の多い生活の仕方を手に入れました。

また、哺乳類は母体のなかで子どもを育てて出産する方法を選び、確実に子孫を残す道を選びました。

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