4/16 朝寝台列車で目を覚ます。車窓からの風景が新鮮だ。新緑だろうか木々の葉がライムグリーンだ。山に入ってきて植生も違うのだろう。チェン マイ着9:00AM。バンコクで予約した山岳少数民族を訪ねるトレッキングツアーの旅行代理店へ向かい、宿を決める。 午前中、いくつかの寺院を歩いてまわる。内部の障壁画が独特で、西洋風な写実的技法で描かれており、およそ寂れた寺院には似合わない。午後にガイドの ムーさんが車で案内してくれるというのでタイシルクの工場などをまわった。結局ショッピングセンターが付いていて、ウールのショールなどを買ってしまっ た。まあなかなか物は良いし、おばあちゃんへのおみやげにちょうど良い。 夜レストランでタイカレーを食べる。久しぶりにおいしいものを食べた気がした。赤米のレッドカレーだ。 チェンマイはアユタヤに比べるとすごく過ごしやすい。夜は窓を開けたままでいると寒いくらいだ・・・それにしても犬がうるさい・・・・ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 巨大な木には願掛けだろうか?カラフルに彩色された二股の 棒が立てかけられていた。大きな木が倒れないように檀家が支えているような、おもしろい造形だ。 |
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カレン族 4/17 ![]() 若いガイド2名、イギリス人カップル、フランス人男性カップル?、オーストラリア人20代女性2名とジャパニー(私)の9名がパーティだ。道はかなりき つい。乾期のせいかどこも乾いた感じで、道の両側は道を作る為か焼かれていて焦げ臭い。川を何回か渡り、時々ぬかるみにはまる。オーストラリア女性が体力 が続かなくなったのかついて来れない。杖にしていたカメラの一脚を貸してあげた。 広葉樹のすごく高い木が森を作っている。ロボツリーというのだとガイドが教えてくれた。エメラルドグリーンのトンボ、ハエのように群なっている蝶。日差 しは強いが、木陰は涼しい。 水量は少なかったが、滝でシャワーを浴びて、最後のきつい登りを登り切ると村が開けた。1家族1集落といった感じで、建物は高床式、木で構造を作り竹の 壁、レイという大きな葉で屋根を作っている。ブタ、イヌ、ニワトリが足下をかけずりまわっている。 民族衣装は結婚した女性は色の付いた服(ピンク、エメラルドグリーンのストライプなど派手)、婚前の女性は白い服を着るのだそうだが、男性、子供達は皆 Tシャツに短パン、ゴムサンダルといった街の人と同じ服装をしていた。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() カレン族の子供お絵かき大会 ![]() ![]() ![]()
4/18 朝、寒さとニワトリの声で目が覚める 6:00AM。長袖を羽織る。通便快調! 朝から女性、子供は忙しく働いている。男も卵を取ってきたりしている。山間の土地なので日が出るのは遅い(7:00AMぐらい)。家をスケッチしている とまた男の子が寄ってくる。絵を描きながらいろいろな呼び方を習う。「家は”ドゥグァッ”」・・・・そのうち日記帳が落書き帳になる。女の子は今日は白い 民 族衣装を着ている。女の子にも筆ペンをあげた。 ![]() ![]() 10:00AM出発。別の集落で昼食。赤土がまぶしい。ラーメンにたくさんチリペッパーを入れて食べる。汗が目にしみた。ガイドのハリーとセパタクロー をするが、なかなか難しい。 いくつかの尾根を越え、谷に降りると大きな滝壺に出た。日当たりもよく格好の遊び場になっている。子供達が飛び込んだり、天然ウォータースライダーで遊 んでいる。先に着いた女性のパーティが水着でひなたぼっこをしている。さっそく短パンにに着替え飛び込み、泳いだ。シャワーの代わりでもあるが、潜ると川 底は落ち葉でいっぱいで逆に汚れた・・・・ 夕食後女性達のパーティと合流し、たき火を囲んで大宴会。ゲームに興じる。大いに盛り上がり、よく飲んだ。就寝1:30AM。 ![]() ![]() 4/19 朝から昼まで歩く。乾燥しきった段々畑が痛々しい。昼食はカレン族のレストラン?で焼きうどんを食べる。ガイド達はご飯に辛いペーストを付けて 食べている。ちょっともらったがかなり辛い。店のマスターが作ったという「どぶろく」をもらった。結構うまい。あまりアルコール度数は高くないようだ。 ヨーロッパ人の女の子達に箸の使い方を教えてあげた。「イエース、グレイト!」とかおだてながら・・・ 午後竹の筏で川下りを楽しむ。象に乗って森を探検。「おまえはストロングだからここだ・・・」と象の首に載せられるが、結構ゆれてしがみついてる感じ だった。肌や体毛が硬かったせいか短パンのまたが破けてしまった。象乗り場から車で帰宿。楽しい3日間だった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 象の頭です・・・ |
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4/20 ドイ・ステープ 一気に南下する為バンコクまで戻ることにした。寝台特 急のチケットを取りに駅に行く。宿から歩くと結構ある。21日のチケットが取れず、22日8:40PMの列車になった。宿泊を22日朝まで延ばすことにし た。 ドイ・ステープへいくことにする。バス停まで行くのは大変なので、駅でタクシーを捕まえる。「往復600バーツでどうだ?」「200なら出せる。」 ちょっと高いが、200バーツ渡して、出発。例によって女、ガンシューティング、買い物を勧められるが、適当に受け流して雲の上のお寺へ直行。蛇行した急 な登り道をずーっと上っていく。山はかなり高い。遠くからもお寺の塔が光ってみえている。そんな蛇行した道でも仏像が見えるとタクシーの運ちゃんはハンド ルから手を離して拝む・・・おいおい・・・ ![]() 階段を下りると駐車場にタクシーがいない・・・逃げられた・・・乗り合いバス(ソンテク)で市内へ戻る。30バーツ。 夜は夕食がてらナイトバザールへ行く。出店が切れずに続いていて、すごいにぎわいだ。夕食は中華にした。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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4/21 自転車を借りて郵便局へ。日曜だがやっている。家族などにはがきを出した。 ちょっと遠かったが、ワットヤットポー国立博物館まで自転車で行ってみた。途中、美術館を見つけた。作家の作品を展示販売している。現代美術っぽい作品 もあった。ローカリティがありなかなかおもしろい。そのすぐ裏に「Good Helth」なる健康食品屋があり、バンコクジュースなる物を購入するが、甘すぎて飲めない。水で薄めた。博物館はあまりおもしろくなかった。スーパーハ イ ウエーを通るが、暑さと排ガスで気持ち悪くなる。 日曜だからなのか、正月だからなのか、ターペイ通りは1日中歩行者天国で、フリーマーケット、音楽の演奏、曲芸実に楽しい。トレッキングツアーで一緒に なった女の子達に出会い、しばし談笑。銅でできたゴングや笙の原型のような楽器を買った。 |
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4/22 バンコクへ出発 思いっきり「まっちゃん」と日本語で看板がかかれた店、フルーツシェイクがおいしく毎日通った。今日は朝食を食べに行った。壁の棚にはキ ルトのバッグがたくさん並んでいる。 ターペイ通りの北裏通りは庶民の台所といった感じだ。ごちゃごちゃのマーケットビルがあったりする。駅の近くをぶらぶらしていると足裏マッサージはどう かと声をかけられる。時間もあったのでやってもらうことにした。足裏マッサージはかなり痛い・・・さらにタイマッサージのコースがあるというのでやっても らうことにした。2階のカーテンで仕切られた薄暗い部屋に通され白い作務衣みたいな服に着替えさせられる。・・・ちょっとこれやばいところなんじゃない の?・・・という心配をよそにしっかりと全身マッサージ、整体のようなことをやってもらった。かなり気持ちがいい。マッサージ師の女の子は隣でマッサー ジしている女の子を指し、「あの娘は日本人で、チェンマイに来て10年。日本人のハズバンドがいて子供が一人。旦那が日本にいて、お金を送ってくる。おか げで彼女は週3日、ちょっとだけ働けばいいけれど、私は毎日休みなく14時間も働かなければならない・・・あなた私のハズバンドになってお金を 送ってくれ・・・」などとずーっとマッサージの間中口説かれていた。なかなか気持ちよかったので1時間が2時間、結局3時間ぐらいマッサージをしていた。 マッサージはなかなか重労働だ。 「東京堂書店」に立ち寄り情報を仕入れる。「ハーイ、ヨッシー!」またトレッキングツアーの女の子達に出会った。スターバックスコーヒーでアイスコー ヒーを飲み涼む。夕食をタイ料理屋で食べるがしょっぱかった。ソンテクで 駅へ。列車を待っていると、駅員に「これに乗ってランプーンで乗り換えろ」と言われ、硬いプラスチックのいすの3等車に乗り込んだ。2時間ほど揺られ、寝 台車に乗り換えた。暑い、うるさい、揺れる。エアコン付きとは大違いだ。 |
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