イギリスみやげ

ポストカード



 誰かから手紙をもらうのはとてもうれしい。eメールが氾濫しているこの世の中、手書きで切手を貼った手紙やポストカードをもらうのはますますうれしい。それが、エアメールとなるとことさらだ。エアメールをもらうと、私の頭の中では、RCサクセションの「あの娘のレター」が鳴り響き始める。

♪退屈なこの国に エアメールが届く
おまえからのレター 遠くから とても遠くから
わがままばかり言ってた おまえにイカレてたよ
遠くからのレター おいら読めるぜ おまえの匂いさ  Wow Wow♪

(あの娘のレター by RCサクセション)

 自分が旅に出るときも、ポストカードは欠かせない。私は、旅に出るときはいつも、専用の小さなノートをつくって持ち歩き、旅で起こった出来事やでかけた場所、どんなことにお金を使ったか、などを書き留めている。このノートのはじめの1ページ目に書き留めておくのは友のアドレスである。
 いつも欲張りでハードスケジュールな私の旅。でも、ベッドに入る前や朝食を食べてB&Bをチェックアウトする前、バスや電車に乗りながら・・のちょっとした時間を利用して、両親や親にカードをしたためる。
 今、どこにいます。昨日までこんなことをしました。これからどこそこに行くつもりです。
 ともすると、コピーメールのようになりがちな文面だけれど、1枚1枚、乱雑ながらもしたためていく。このときも、私の頭の中のバックミュージックは、RCの「あの娘のレター」。by air Mailというシールを貼って、仕上げにJAPANと記入する。そして、ポストにストンと落とす。
 どんなに忙しい旅だとしても、エアメールは欠かせない。だって、自分がもらうとうれしいんだから、誰だってもらえばうれしいはずだと思うから・・。
 エアメールは、日本にいる両親や友に、ちょっと、旅の気分をおすそわけ・・。その土地の匂いを届ける贈り物。
 というわけで、ここでは、私が買い集めたポストカードの中から、特にお気に入りのものを集めて、ご紹介いたしましょう。
 ね? ちょっとは、イギリスの香りが漂ってきたかしら?


 旅先から出すポストカードの定番は、その土地どちの景色を写し出したもの。みやげ物屋さんにある何十枚とあるポストカードの中から、まずは、自分のお気に入りのカードを選び出すことから始まる。

左:ST. MICHAEL'S MOUNT 右:©Leeds Castle Foundation.

 時には、その土地を描いたイラストや、ちょっとノスタルジックな雰囲気のある写真を選ぶこともある。

上段:original water-colour by David Skipp ©S. P. & P. R. Polentine 左:THE MINACH THEATRE;右:ST IVES
下段:©The Francis Frith Collection, Andover, Hampshire

 カードを扱っているお店をみかけると、ついつい立ち寄って、1枚、また1枚・・と選びだし、気づくと、10枚近く、持っていた・・・なーんてこともざら・・。その土地から出さなくても、日本にいるときだって、ちょっと異国情緒の漂う、シャレたカードを送るなんて素敵じゃない? でも、出すのがもったいなくて、ずーっと手元にあるってーのもざら・・。

実はこのシリーズ、14種類も持っています。アイルランドのゴールウェイで、朝、散歩していてみつけたお店で買ったもの。なんかさー。とっても気に入っちゃったんですよねー。
Gertrude Degenhardt 左:Jugendlich;中央1:Air;中央2:Lunarette;右:nice day today

 動物もののカードは大好き。特にブタさんには心惹かれます。そして、Hey, Let's Partyなーんて言ってるコイツ(右)も私のツボを押しました!

左:©1990 Reflex Publishing and Licensing Ltd. Licenced to Reflex Marketing Ltd. Photographer : Dave Morse for Toller Associates 中央:©PAT CLEARY 右:これはバースデーカード ©The Original Poster CompanyLimited

 イギリスに行き始めたころにはまったのがこんなカードたち(このころは、まだダイアナ妃も存命で、まだふたりはご夫婦であられたような・・)。
 このカードたち、四角形ではなく、ちゃーんと顔やお皿の形に加工されている。こんなカードが出せちゃうのかなー、と心配だったけど、確か、ちゃんと日本に届いていたんだったと思う。

Shapes©

 湖水地方でみつけたクマさんシリーズのカード。旅行姿のクマさんたちが、湖水地方の各地を見物している様子がかぁわいいっ。

©Wendy Phillips Ltd. 左:Game of 'Pooh Sticks'-Carrock Beck near Caldbeck 中央:Lunch at Tarn Hows 右:Which way now?-Thirlmere

 これはアイルランドで買ったギネスシリーズ。おのおののカードに、Had your GUINNESS today?、とか、There's nothing like a GUINNESS、とか、おのおの違ったコピーが記されている。それだけ、ギネスの魅力は語り尽くせないて感じ?

©REAL IRELAND DESIGN LIMITED
Photography ©Liam Blake

ギフトカード

 ポストカードといえば、同じ場所にだいたい並んで扱われているのがギフトカード。これまた、あぁでもない、こうでもない、と、考えながら選んでいると、あっとい間に時が過ぎてしまいます。

左:©1996 Paper D'Art
中央:おなじみ、ミスタービーンのカード。©TIGER TELEVISION LIMITED 1996 CARTEL INTERNATIONAL LIMITED 
右:このカードは、ビーズを使ったり、切り貼りされてたり、と、ちょっと凝ってます。©Second Nature Ltd.

© Twin Oaks Publishing Ltd.

Erika Ollerさんの描いた一連のTrouble in paradiseは、妙に哀愁が漂っていて、色合いもほんわかしてお気に入り。確かセントアイヴスで購入しました。

Trouble in paradise Erika Oller ©1993 Erika Oller All rights reserved by : Bottman Design Inc. 左:Conversation;中央:Melted by Mandolin;右:Hanging Them Out to Dry

 これは、ウィーン生まれのROSINA WACHTEISTERさんデザインのカード。色合いといい、イラストといい、どれもこれも私の好みにぴったり!

©ROSINA WACHTMREISTER/©1995 VERKERKE C&L GMBH/ALL RIGHT RESERVED

 2003年にサウスポートのお店で買ったカード。上段のカードには、手書きの散文がプリントされたものと小さな写真がはめ込まれている。下段のカードは1枚1枚、手づくりで、押し花があしらわれている。

上段:©Henry Butler Partnership 左:Hen party;右:Star gatherer.
下段:Forever cards.©G.F.

(2003.9.19作成、2004.10.16修正)
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