オ ル ソ ー プ

A l t h o r p


ラウンドオヴァル。左手にあるのが、故ダイアナ妃のお墓は池の真ん中にあって、私たち一般人は墓参りすることはできない。
ネルソン・マンデラ氏が訪れたときには、お墓まで橋が渡されたようである。



正面から見たお屋敷。ホールや長い廊下、ギャラ
リー、ベッドルーム、居間、図書室は、絵画や調度
品で飾られていた。

カフェやshopのある建物。生前の故ダイアナ妃を
しのぶエキシビションもある。もとは厩舎だったよう
である。

 かねがね故ダイアナ妃のお墓のあるオルソープを訪れてみたいと思っていた。しかし、オルソープへのバスツアーは夏季限定。ここ数年は、旅費の高い夏季を避けて旅していたため、どうも時期が合わずに訪れることができずにいた。
 2006年の旅も、当初は友人と6月中旬ごろに行く予定であったが、仕事の都合がつかず、結局は一人旅。6月末からの渡英となり、それが幸いして、オルソープのバスツアーに参加することができた。
 以前は、日本人ガイドが同行するマイバスツアーがあったようだが、行く前にネットで検索したところ、探し当てることができなかった。探し当てたのはGolden Toursのオルソープツアー(大人:入場料&お茶つきで51ポンド)。7月から9月まで、水、金、日に運行されているようだった。早速ネットで申し込もうとトライしてみたが、なぜかカードNo.が間違っているとのことで申し込めなかったため、ロンドンに着いた当日、直接ヴィクトリアにあるオフィスを訪れた。
 今度の日曜日のオルソープツアーに行きたいんだけど、と言うと、「ちょっと待って。ツアー催行人数に達しているかどうか調べるから」との答え。どうやら、あと2組ぐらい申し込んでいる人がいるようで、予約を受けつけてもらうことができた。
 「マイバスツアーもなくなってしまったようだし、ダイアナ妃人気も下火なのかしら?」と思いきや、当日行ってみてびっくり。集合時間の15分前には、すでに20人ぐらいが列をつくっていた。シカゴからやってきたという3人の若い女性たちや、南アフリカからやってきたという私よりも年配の女性たち。そのほか、中国や韓国からやってきたと思われる日本人ではない東洋系の人々も多かった。最終的には、30〜40人の参加者があったようで、当初は、ガイドなしバスドライバーのみのツアーのはずが、ガイドつきツアーに変わっていた。ラッキー!
 オルソープ行きのツアーは、11時集合で18時半ごろ終了の予定であった。
 途中、道に迷いかけ、以前参加したヒーバー城行きのツアーの悪夢が頭をよぎったが、無事、1時半ごろにオルソープに到着した。
 4時15分まで自由行動、ということで、邸内で解散。なんでも2:15からshop内でスペンサー伯の自著サイン会が催されるという。本を買うつもりはなかったが、めったにない機会なので、一目お姿をおがんで帰ることにした。
 お屋敷を一通り見て、カフェやshopのあるエリアに戻って、サンドイッチを食べて待っていたところ、2:10ごろにはshop前には行列が・・・。今からshopに入るのは無理そうだから、スペンサー伯を見るのは無理か?!、とあきらめかけたが、きっとお屋敷から来るに違いないと思い直し、shopの裏側からお屋敷方向を見ながら待ってみた。するとしばらくして、近くにいた数人の女性たちが小さな声で騒ぎ始めた。「彼よ! 彼に違いないわ!!」
 ポロシャツに半ズボンというあまりにラフな服装なので、見逃しそうであったが、そう、まさしく、お屋敷からゆっくりと歩いてやってくるのは、故ダイアナ妃の弟のスペンサー伯であった。

* 帰りは多少渋滞しており、希望するいくつかの場所に立ち寄り、ツアー参加者を下車させたこともあって、ヴィクトリア駅に戻ってきたのは、19時半ごろであった。



お屋敷からゆっくりと歩いてくるスペンサー伯

 この後、いよいよダイアナ妃のお墓のあるラウンドオヴァルへ。
 美しい池の周りをゆっくりと歩いて回っていると、すっかり静かで穏やかな気持ちになった。

左から1〜3枚:ラウンドオヴァル。池の淵には、故ダイアナ妃の記念碑が建っており、「私は貧しい人々や困っている人を手助けすることに至上の喜びを感じている」といった内容の故ダイアナ妃のメッセージと、スペンサー伯のメッセージが添えられていた。
右:この日は特別に、邸内の庭で、「真夏の夜の夢」が上演されていた。

 ラウンドオヴァルから戻ってくると、まだ少し時間があったので、庭を散策したり、再びお屋敷内を見たり・・・。たっぷりと自由時間があって、満足のいくバスツアーであった。



厩舎の裏に、白いバラが咲いていた。
近くにいた年配の女性が「これはもしかして・・・。きっとそうよ」と囁いて写真を撮っているのを聞きつけ、私も1枚。

 オルソープのショップでは、数々のダイアナグッズが販売されている。私は以下のグッズを購入。

左:携帯入れとコイン入れ;右:マグカップ。
いずれもダイアナ妃のイメージなグッズだと思いません?

(2007.1.7作成、5.6修正)
English

ケンジントン宮殿

スペンサーハウス


TOPへ

イギリスへ行こう!

やはりロンドンが好き!