第4日目
スコットランドは広い。旅行前、はて、エジンバラには行くとしても、どのあたりにしぼって行くべきか、と考えたとき、ガイドブックで見たグレンコーの写真にはとても惹きつけられた。澄んだ、ひんやりした空気が匂ってきそうな山々の風景。グレンコーは、外せないな、と思った。
そして、実際、行ってみて、やはりグレンコーは格別だった。
フォートウィリアム−(A82)→グレンコー-(A82)→(Crianlarich)−(A85)→Lochearnhead
フォートウィリアムのB&Bの朝食。
右下の真っ黒いのがブラックプディング。
「もし嫌いだったら残していいのよ」、と、B&Bのおくさん。とーんでもない。すんごくおいしい!
B&Bで、おいしくって、栄養満点の朝食をいただいたあと、いざ、グレンコーへ。でも、グレンコーっていうのは、tourist information centreも見当たらない小さな町だった。一度、うっかり通り越してしまって、Uターン! なんとかvisitor centreをみつけて、車を降りた。あたり一面の緑の山々。そして、その姿を映しこむ澄んだ水。この景色にすっかり見惚れて、私たちは、しばしぼーっとなった。
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Lochearnhead−(A84)→スターリング城−(A905、M9)→(Polmont)
グレンコーを出たのは、11時半ごろだった。それから1時間ぐらい経っても、あたりの景色は山、山、山。見渡すかぎり、お店の影すらない。ようやくみつけたお店でランチを食べようとしたところ、「ノーフード」だってー。7マイル先に食べる所があるから、と言われて、入ってみると、なかなかの盛況ぶり・・。無理ないよなー。だって、この辺、食べるとこ、ほーんと、ないんだもん! ようやく、BLT(ベーコン、レタス、トマトのサンドイッチ)とスープにありついた私たちであった。 スターリングに着いたのは、2時のこと。町にあるスターリング城は、かなり大きなお城で、ここまで、かなり順調なドライブだったので、予定にはなかったのだけれど、まだ時間もあることだし、と、ちょっと立ち寄ってみた。
入場料£6に駐車場代£2。見た目は立派なお城だったが、建物に入ってみると、ほとんどが修復中で、ちょっと残念。結局、ちょっとのつもりが、2時間近く、お城見物に費やした私たち。それだけ、広いお城だったということでしょうか。
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(Polmont)−(A803)→エジンバラ近郊のリンリスゴー
ちょうど、エジンバラは夏のフェスティバルの時期だった。お盆の季節の旅だったので、帰りのフライトがなかなかとれず、やっと行けることになったのは出発の1週間前だった。エジンバラで宿を探すのは無理だな、とふんだ私たちは、近郊のリンリスゴーで泊まることにしたのだが、この日の夕方、リンリスゴーに着いてみて、これが誤算だったことに気づいた。
リンリスゴーには、ほとんどB&Bらしきものが見当たらない。道行く人に尋ねて、やっと探し当てたB&Bは、小さなところだったこともあり、sorry,
full状態。でも、親切な人たちだったので、「あなたたち、車で来たの? それなら、30分ぐらいで近くのボーネスの町に行けると思うわ。ボーネスになら、もっとB&Bがあるはずよ。今からなら、なんとか、tourist
information centreが閉まる前に着くと思うから、すぐに行ってみなさい」、とアドバイスしてくれた。
ところが、行く途中、リンリスゴーの街中に小さなB&Bを発見。ダメもとで聞いてみたら、まだ部屋はあるとのこと。バス、トイレは共同だったが、贅沢は言ってられない。確かひとり14ポンドぐらいの、この道中で、いちばん安い宿だった。
なんとか、泊まるB&Bをみつけたあと、リンリスゴーの町を散歩。
エジンバラの近くでありながら、旅行者をほとんどみかけない、静かな町だった。
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