園山光博(Sax) 日高恵一(Guitar) 栗尾直樹(Keyboard)
松田俊郎(Base) 後藤雅夫(Drums) 栗山豊次(Percussion)
今回は、パーカッションの栗山豊次さんが初参加。パーカッションって、リズムだけでなくて、いろいろな音色を提供して、曲を幻想的に演出したり、面白みを加えたりしてくれるので、過去2回とは一味違う味が出ていたように思います。それと、このライブハウスは、どの楽器の音色もとてもきれいに、しかもバランス良く鳴らしていました(気分良かったです)。
ライブだから、MCと呼ばれる「しゃべくり」が適時入って、曲とそれにまつわる話が聞けます(残念ながら、どの曲も曲名は正確に覚え切れませんでした m(__)m )。1曲目は初めて聴く曲でしたね。幻想的なイントロをもち、ソプラノ・サックスが思う存分歌う、そんな曲でしたが、あれれ、サックスがほかの楽器に負けてあんまり聴こえてこないじゃん、と思いました。ところが、直後のMCの時にキーボードの栗尾さんが「業務連絡」を入れたら、その後からえらく音のバランスが良くなりました。《スキッピング》っていったかな、これは(2度目かな3度目かな?)聴き覚えがあります。骨太の旋律が印象的で、たまにしか聴けないなんて惜しいです。園山さん、園山光博BandのCDを検討してくれませんか? MCを聞いてニヤリとしたのは《カジカ汁》。はじめ「カジカジール」と横文字に聞こえて、どんな深い意味が潜んでいるのかと思いましたが、数年前に演奏に行った北海道でご馳走になった「カジカ」の汁が絶品だったので、このタイトルが付いたって言ってましたっけ? でも、ズルルル・・・「美味い」といった音や言葉を連想させる要素はなく、洗練された曲だと思いましたよ、ハイ。《沖行く船》でしたっけ、短編映画を作っている人からの依頼で作ったゆったりとした曲。これは、全体が歌、歌、歌で、全体の中でみれば少し趣が違っていて楽しめました。アンコールは《ウェディング》でしたっけ。これは、ライブを締めくくる定番のように聞いた覚えがありますけれど、記憶が正しいかどうか・・・。2時間半を軽く越すライブでしたが、それは充実したものでした。
私的なことを書かせていただくと、6月に高校の同期会をやった私の仲間もこのライブに馳せ参じていました。一番遠くは富山県からで、奥様同伴。よく喫茶店などにある四人がけ用の長四角のテーブルを思い起こしてください。そこに、丸椅子を都合して8人が肩を寄せ合って座り、枝豆、ソーセージ、餃子、中華饅頭、その他のつまみを取りながら聴いていました(他のテーブルには無いであろう一種の宴会モードともいえますが、皆、お行儀よく聴いていました!)。そして、一人の人が思わず「上手いな〜」と言ったときには、私たちのテーブルは思わず笑いに包まれてしまいました。
帰り道、数人で東中野駅近くの居酒屋(といっても、さいきんの用語を使うとダイニング・バーといってもいいような)に立ち寄り、歓談して帰ってきました。充実して、楽しい夏の一夜でありました \(^o^)/
【2001年8月4日】
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