第142回 : 手帳、その後(2002年4月4日)

昨年の12月に「手帳」について書いたことがありました(← こちらです)。まとめると、故あって愛用してきた「システム・ダイアリー」(ナラコム)を止めて、ヴァイザー・エッジという電子手帳を使い始めたこと、しかし手書きでメモを取りたい欲求が残り、テーマごとにページを変えていけるものと集計用紙風に作られている薄い手帳をサブとして使うことにした、という内容でした。

最後に挙げた2種類の薄い手帳ですが、ものの1ヵ月と経たないうちに止めちゃいました(笑)。実は、ある集まりで先の予定を相談しているときに痛感したのですが、私の電子手帳では何ヵ月も先のスケジュールがうまく見られないのですね。「これは困ったぞ」と思いました。スケジュールばかりは、決まったその場でどんどん書き込んでいかないとダメですからね。件の薄い手帳も、その役割は果たせません。

で、大手文具店に寄った時に手帳売場へ足を運んで、あれこれ見て、けっきょく「超」整理手帳なるものをゲットしました。「超」という字を「超」使う人といえば、野口悠紀雄さんを想いうかべる方々も少なくないはずですね。この場合もその通りで、これは野口さんの発案になるものだそうです。

     超整理手帳      超整理手帳_2

左の写真のうち左側に置いたのが「超」整理手帳です。見ての通り背が高いですが、意外と幅はありません。スマートなのです。右が一度は試した手帳なのですが、一番大きな特徴は、A4サイズの用紙を四つ折にしてケースに挟んで使えることです。購入時、蛇腹式のスケジュール表とメモ帳がついていましたが、紙が分厚く感じられ、スペースも喰うものですから、それらのパーツを私は使っていません。

では何ヵ月も先の予定など、どうやって書き込めるのかと不思議に思われる向きもあるでしょうね。そこは野口悠紀雄さんのことですから、「野口悠紀雄Online」のサイトに繋げば、何かヒントがあるに違いないと考えました。そして、これまた大正解。コンテンツの「フォーラム」から「超」整理手帳を選んで開き、自作リフィルの項を見ていきます。いろいろな作品が並んでいて、その中から私にとって都合の良いものを選びました。データを今年用に書き換えるる作業は残りましたが、書式を考え、入力もしてという行程全体からみれば、僅かなエネルギーですね。こうした工夫が公開されているのは、大変ありがたいです。それが右の写真になります。

この手帳は、A4の裏面だけメモ用に使えるような紙も無駄にせずに使えます。製本されていないので紙が抜き差し自由なのも、私にとっては(← この箇所、強調!)魅力です。ただ、どの辺にどういう関係のメモをしているかといったことは分かりにくく、ポストイットを手帳のどこかに余分に貼り付けておくといいでしょう。

この手帳、実は昨年末から使い始めて、3ヵ月少々経ちました。理想の手帳とまでは言えないように思いますが、止めようという気は全然起きません。どうやら、私に合っていたようです(入手できる店が、案外少ないかもしれないのが難点。でも、そういう方は先の「野口悠紀雄Online」からAmazon.comにつないで購入できます)。


トップページへ
コーヒーブレイクへ
前のページへ
次のページへ