第141回 : 身辺雑記〜3月の桜と返ってきた卒論

今年の3月はWindows XPの異常事態の発生から始まり、同窓会関係の仕事、大阪行きなどを挟んで、下旬になって先のXPの復旧を果たしましたが、実はホームページのサイトをノート型PCからデスクトップに移したのは諸事情があって、今日3月31日のこととなりました。私にとって旧交を温めながら酒の席をもったことも何回かありました。個人的なことがらだけでもこれだけ数え上げられるのですから、ずいぶん充実した月になりました。

桜2002それにしても、東京では3月の後半に入った頃から桜が咲き始めたのです。驚きましたね〜。私の勤める国立音楽大学では、19日が卒業式でした。左の写真は、その翌日、20日に大学で撮影したのですが、どうですか? まだ満開とまでは言えませんが綺麗な桜でしょ? 卒業式シーズンに、こんなことがあっていいんでしょうか? な〜んて余計な心配までしてしまいました(笑)。










ところで、私自身が大学を卒業してから、早いもので27年が経過しました。別に、そう気に留めていたわけでもないのですが、3月20日ころ、出身大学から電話がありました。用向きを聞くと、卒論を返したいから取りに来てくれないか、というのです。私が通った大学では、提出した卒論を後で丁寧に製本して、図書館で整理していたのです。そのうち一部は、学科研究室に置かれたようで、私も友人から「お前の卒論、研究室に置かれているよ」と教えられたことがありました(ゾ〜ッ)。でも狭い日本のこと(?)、置き場所に困るようになったのでしょう、何年か前、同窓会誌に卒論を本人に返却することが書かれていたことがありました。

sotsuronそんなこんなで、私は卒論を返してもらいに大学まで行ってきました。右の写真では分かりにくいのですが、背表紙には金文字でタイトルと提出年度が記され、分類記号が書かれたラベルまで貼られています。もったいない話ですが、時間の経過を示す証拠に、紙は、いくぶん褪色し始めていました。

無責任な話に聞こえるかもしれませんが、中身について具体的なことは覚えていませんでした。そして、読みたいような、読みたくないような複雑な気持ちが働きました。でもそこは、怖いもの見たさというヤツで、こっそり覗いてみましたけどね。テーマを決めた動機、先行研究の紹介、論文の方法論について触れるなどして、本論に入り、そこで延々と書いたあと、まとめの箇所があります。一応まじめにやってたんだな、と一安心しました。


明日から4月。新しい年度がスタートして忙しくなりますね。


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