第14回 : 西洋絵画500年の巨匠たち展 ―― ロー・コレクション展(安田火災東郷青児美術館)

スイスのチューリヒにあるロー財団の創立者、グスタフ・ローは1960年代から美術品の収集を始め、ロマネスク、ゴシック美術から20世紀に至る1000点以上の品を所蔵するようになったそうです。その中から100点余りをセレクトして日本に持ってきたのが、この展覧会。ロー・コレクションの主だった作品をまとめて海外で展覧するのは世界初だといいます。ルネサンス、バロックから印象派を経て20世紀美術まで、ざっと500年の西洋絵画を概観しようというわけです。
会期は1999年12月26日(日)までで、毎週月曜日休館です。

会場に入ると次の12のブロックに分かれていました。

1.イタリア画派
2.フランドル・オランダ画派
3.ドイツ画派
4.フランス画派
5.スペイン画派
6.イギリス画派
7.印象派の革命
8.ナビ派
9.象徴派
10.フォーヴィズム
11.表現主義
12.1940年以降

特に、今回は印象派の作品がが多く展示されていて、少しビックリしました。
今回の展覧会は、特にテーマがあるわけではなく、好みの絵画が見出せるかどうかを確かめるつもりで行ったらいいと思います。私は、残念ながら特別に強烈なインパクトをもった作品には会いませんでしたが、それなりに「いいな」と思えた作品がいくつかありました。

■フセベ・デ・リベーラ「聖ヒエロニムス」
■ クロード・モネ「木の橋」
■ クロード・モネ「森の下ばえ」
(上の3点、残念ながら今日のところはインターネットで見出せませんでした。)

【1999年10月30日記】


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