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以下は管理者の全く個人的な見解です。映画「靖国」上映を支える弁護士の会・福井の公式見解ではありません。最近の「ひとり言」は こちら
なぜ弁護士が映画上映を「支える」のか 2008/05/01
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弁護士の今回のような問題への対応としては,表現の自由の侵害に対して抗議する,というのが通常だと思います。
この対応の仕方自体,もちろん全く正しく,またぜひとも必要な対応です。
しかし,こうした対応だけでは,将来同じような映画を作ろうかと考える映画関係者がいても,上映中止により採算が取れなくなる恐れが生じ,実際に映画を制作することが困難になる,いわゆる萎縮的効果というものが働いてしまいます。
そこで,不当な妨害行為があったとしても,必ずそういう場合には市民全体が映画を支え,かえって映画上映が成功する,という結果を,どうしても作る必要があると思うのです。
もちろん,これは弁護士だけの問題ではなく,市民全体が映画を支えることが必要で,「映画『靖国』を観る市民の会」もまさにそうした市民の団体として存在するわけですが,人権を擁護するという社会的役割を持つ弁護士としても積極的・主体的に上映会を支えてよいだろう,と思っています。
それが,私が上映の側面からの応援ではなく上映会を主催する側に回ることにした動機です。 |
靖国神社による情報コントロールの主張は正当でしょうか 2008/05/07
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最近,映画「靖国」の問題で,取材を受けた靖国神社側が,監督との間で取材許可の範囲の問題をめぐって盛んに議論をしています。
私には,この靖国神社の姿勢は非常に奇異なものに思えます。
確かに,仮に靖国神社が,俗世間とは全く無縁な世界でひっそりと一部の人で宗教行為を秘密裏に行ってきた宗教団体であるのであれば,取材に対して情報コントロールをする権利は認められてよいように思います。
しかし,歴史的に見ても,また小泉首相をはじめ歴代首相の公式参拝を受け入れてきたという事実からしても,靖国神社を,こうしたごく私的な存在の宗教法人と同列に扱うわけにいかないのは,明らかだと思うのです。
税金を使って首相が公式参拝までしている神社については,国民はその教義,宗教行為の子細について,当然知る権利を持っており,こうした神社に対する取材活動の自由は,民主主義社会の健全な発展という観点から最大限の尊重を要するものといえます。
靖国神社が,一方では首相の公式参拝を受け入れつつ,神社の本質を明らかにしようとする映画に対しては,情報コントロールの権利を主張し映像の削除を求めるのは,明らかに不当だと思うのは,私だけではないでしょう。
法的にいっても,仮に取材許可の範囲を若干超える部分があったとしても,上記の神社の性格上,受忍限度の範囲内とされ,映像公開の違法性は否定されるのが通常だと思われます。 |
金沢の香林坊109の上にあるシネモンドが,「靖国」上映を決めましたね。
上映日程は以下の通りです。
5/17(土)~5/23(金)14:40/16:55
5/24(土)~5/30(金)13:45
「能登の花ヨメ」という映画の上映期間を短縮しての上映とのことで,映画館の意気込みが感じられます。
全国にもっと上映の動きが広がって,上映が当たり前のことになるといいですね。
シネモンドホームページ
http://www.cine-monde.com/ |
日本芸術文化振興会に励ましのメールを送りました。2008/05/17
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映画「靖国」自体の上映については,勇気ある映画館の取り組みで次第に上映館が増えてきて,非常に良い方向にあると思います。
しかし,心配なのは,今後の芸術文化振興基金の運用のあり方です。有村議員や稲田議員の圧力によって,今後政治的,社会的なメッセージ性のあるドキュメンタリーは同基金を利用しては作れなくなるのではないか,という問題です。
このサイトにも載っているジャーナリストの緊急共同記者会見(「靖国」情報サイトで文書で読むこともできます。)での発言をみればよく分かりますが,社会派のドキュメンタリーがある程度の政治的メッセージを含むのは当然であり,それと成治宣伝用のプロパガンダは区別して考えないと,もともとスポンサーのつきにくい問題を扱うドキュメンタリーは,それがどんなに社会にとって有益な情報を含むものでも,財政的に作れない,ということになりかねません。
ですから,今回「靖国」の上映を成功させることはもちろん大切ですが,今後「芸術文化振興基金」の運用が政治的な圧力によってゆがめられ,貴重な「市民の眼」が奪われることのないように,私たちが同基金の運用について関心を持ち,応援していく必要があるように思っています。
そこで,同基金を運営する「独立行政法人 日本芸術文化振興会」のサイトから,応援のメッセージを送ってみました。
「福井で映画『靖国』の上映運動をしている弁護士です。
芸術文化振興基金の過去の支援実績を拝見して,この基金が日本の文化育成のために大きな役割を果たしてきたことを知りました。
一方で,有村議員,稲田議員らの政治的圧力が,今後の基金の運用に悪い影響を及ぼさないか心配しております。 両議員からのクレームは,政治的・社会的問題を取り上げるドキュメンタリーの社会的意義を全く理解せず,これを政治的宣伝用のプロパガンダと同視するもので,何らの説得力もありません。
今後も,芸術文化振興基金が,国民全体に貴重な情報を与えてくれる良質の社会派ドキュメンタリーに対する貴重な財政的な支援として活用され続けることを,切に願います。
是非,政治的圧力に屈せずに頑張って下さい。」
「独立行政法人 日本芸術文化振興会」ご意見のページ
https://www.ntj.jac.go.jp/goiken/mail.html |
市民の会の試写会がありました。2008/06/05
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本日,「映画『靖国』を観る市民の会」の試写会が開催され,約100人の皆さんと映画を見てきました。
「弁護士の会」でも試写会をして見ていますので,私が映画を見るのは2回目になります。
見終わった後の,胸にずっしり重たい感じの何ともいえない感覚は相変わらずですが,やはり1回目には気付かなかったことにいろいろ気付くものですね。
改めて思ったのは,決してこの監督は日本人を嫌いではなく,むしろ愛しているといってよいということです。この映画を日本への「ラブレター」だという監督の言葉に嘘はないと,強く感じました。愛しているからこそ,「何故ですか?」「どうしますか?」と問いかけ,その問いを少しでも多くの日本人に分かってもらおうと作品を練り上げていった,監督の日本と日本人に対する強い思いが伝わってくる映画だと思います。
この問いかけには,簡単に答えは出ません。しかし,映画というメディアが,今でもその問いと答えのキャッチボールを媒介しうるものなのだということを,監督が示してくれた意味はとても大きいものです。この流れを引き継いで,日本のアジアの諸国民との間で,映画を通じた歴史問題についてのキャッチボールが出来れば,素晴らしいことだと思います。 |
いよいよ,福井での上映会がスタートしました。
初日は特に混乱もなく終了しました。席にも多少余裕のある状態でした。まずは一安心です。
遺族の方,軍隊経験をお持ちの方も何人もいらっしゃいました。
遺族の方が「刀と靖国を結びつけるのはちょっと違うのではないか。あんな喧噪が靖国の日常ではなく,普段はごく静かな神社で,自分も静かな気持ちでお参りに行く」というお話をされていたのが印象的でした。
この会としては,ともかくまずは多くの市民に観ていただいて大いに議論していただければ,というスタンスですので,自由に感想など寄せていただければ幸いです。
また,この映画を観た上での感想を自由に出し合える場が何らかの形でもてれば,とても有意義だと思います。 |
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