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日付内容
2004/7/30(金) 久しぶりに地区戦のインターバルが2週間あいたので、ブレーキ関係のリフレッシュをお願いしました。
大きな声じゃ言えないけど、実は新車時に組んだっきりだったので(爆)、一応最新スペックのパッドに交換し、ローター類も一新してみました。
もちろん、全開走行はまだしてないのですが、フィーリングは格段にイイです。安心感が増したような印象とでも言うのでしょうか。

そして明日からは、地区戦の第7戦、伊那ラウンドに行ってきます。
割と好きな伊那ですから、楽しく、そしてぎりぎりまで攻めて、精一杯やってこようと思います。

最大の敵は、台風一過による酷暑でしょうか・・・・。
ま、楽しみにしていてください。
2004/8/2(月) 伊那で開催された、地区戦第7戦にて、本人も周りもびっくりの、初優勝をゲットしちゃいました。
結果的に幻となった第一ヒートは、トップ掛ちゃんの0.5秒落ちの2番手、宮嶋さんは0.3秒差で4番手でした。常日頃、打倒宮嶋さんを掲げているN4ドラにとって、これ以上無い展開で、ウキウキの掛ちゃん、えんど、でした。

ビデオ解析で対策を検討した後、慣熟歩行に出て、そろそろ戻ってお昼にするか、と思っていたところで、「N4中盤以降の全車両は第一ヒートを再出走してください」とのアナウンスが・・・。耳を疑いました。どうやらオフィシャルのパイロン修正ミスで、パイロンが数十cm程厳しい配置に置かれてしまっていたようです。
もう、頭の中は錯乱状態でした。そのアナウンスに怒りながらも、お昼休みだと思って完全に緩んだ緊張状態からわずか20分後には出走せねばならず、どうしていいのか分からず、周囲に当たり散らしながら、顔面蒼白状態だったそうです(かんとく談)。

だって、もう一回走ったら、2番手に残れる保証は無いんですよ・・・。
頭に浮かぶのは後ろ向きな考えばかり・・・。
そんな状況で伊那のコースを攻めること自体が恐いとも思ったほどモチベーションは下がったまま・・・。

しかし、もし、走らずに先ほどのタイムを有効とするか、先ほどのタイムは無効としてもう一本走るか、を選択できたとしたら、自分はどうするだろう、と考えてみました。
そりゃ答えは一つですよね、どう考えても走る方を選択するはずだと分かったのです。
となれば、これはむしろチャンスな訳です。こう考えると一気に気が楽になりました。
さらにこのタイミングで、地元伊那スペシャリストのWebwheelさんが貴重なアドバイスを残してくれたのです。持つべきものは友ですね。
これで迷いは完全に消え、怒りを集中力に変えてのぞんだ仕切りなおしの第一ヒート。青汁マンさんにも、幻の第一ヒートはうまく走ってたけどオーラが足りない、とのコメントを頂いていたため、どんなことがあってもアクセルだけは抜かないことを強く決意してスタート。
一か八かで踏み切ったセクションも多く、荒さも出ましたが、結果的にかなり多くの人に、走りに気迫が感じられた、とコメントを頂ける1分33秒37というスーパーラップが出て本人が一番びっくりのトップに。

そして第二ヒート。
路面温度はかなり上がり、状況は悪化している模様。
それでもタイムアップ無くして勝てるほど甘くは無いと、タイムアップを狙うべくスタートしますが、すぐにフロントが食わないことが分かるほどで、コーナー毎にわずかにリズムを崩し、踏み切った最終コーナーではアウト側のパイロンまで蹴って、タイムダウン。それでもこの時点でトップタイムはキープし、タイムアップできなかった不甲斐なさに呆然としながらラスト3台を見守ります。
前日から好調だった掛ちゃんも路面にてこずりタイムを上げられず、この時点で3位確定。続く究さんは、どうもセッティングが合わないらしくやはり逆転できず、2位が確定。そしてラスト宮嶋さんは、さすがにこの路面でもきっちりラインに車を乗せてきます。ミスらしいミスも無くゴールし、アナウンスに耳を済ませると、「1分33秒4・・」、えっ?逆転された???、勝った???と数秒間静まりかえった後、「2番手!」とアナウンスされ、その瞬間に前身全霊を込めてガッツポーズしてました。
そこからは、信じられないくらいたくさんの方に祝福頂いて、舞い上がってましたので、もう覚えてません(笑)。

こんな感じで、まさかの初優勝となりました。

凄く嬉しい反面、ほんとに自分のことなの?という他人事のような感覚がまだ残っているのも事実だったりして、まだまだ1日経ったくらいじゃ冷静になれませんが、一つ言えることは、自分だけの力ではこの結果は残せなかったということ。数え切れないほど多くの方々のサポートやアドバイス、叱咤激励などがあったからこそ、得られたのだと、心底感謝しています。
皆さん、本当にありがとうございました。

そして、会場であれだけ多くの人に祝福の言葉をかけて頂けたことや、表彰式でまさかあんなにたくさんの方々に水(ジンジャーエール、ウーロン茶を含む)を掛けて頂けるとは思いませんでした(喜んでいいのか?)。競技後も、たくさんの方にメールや電話をいただき、その度に目頭が熱くなってました。
結果云々を抜きにして、こういったたくさんの仲間が居ることを実感できたことが実は一番嬉しいのかもしれません。

ま、まだまだ地区戦のお立ち台を定位置にできるほどの実力ではありませんので、今回のように、攻めの気持ちを忘れずに残りも戦っていこうと思います。
2004/8/3(水)  今回、ほんとにお世話になったWebwheelさんから、貴重な写真を頂きました。ありがとうございました>Webwheelさん
 その一枚ですが、とりあえず気迫で踏み切ったってことが分かってもらえるかもしれません。
 っていうか、ライン悪すぎか?(爆)。
2004/8/20(金)  それにしても、にわかに信じがたい結果となった地区戦伊那ラウンドでしたが、あれから1週間程は、まじめに振りかえると涙が出てきてしまうため、公の場では出来るだけ思い出さないようにしていました(爆)。
 世間では世界一を競うオリンピックで盛り上がっている最中、こんな話をするのもなんとなく気が引けるんですが、それでも、今回の結果は僕らにとっては、きっと忘れられない大きな勲章となりました。
 オリンピックの男子柔道で3連覇の偉業を成し遂げた野村選手が、「メダルそのものは別にいらない。そこまでのプロセスは胸の中に刻まれているから。」と言ってましたが、凄く良く分かります(だから比べるなって(笑))。今、我が家の一番目立つところに優勝カップが置かれていますが(爆)、それはあの日を思い出すきっかけに過ぎなくて、ここまでのジムカーナへの取り組みを思い起こすことで初めて感動が蘇ってくるような感じです。
 地区戦で勝ったら泣いちゃうかな、と思ってましたが、現場ではそれどころじゃありませんでしたね。むしろ、車をトラックに積み、中央道を走る中で、じわじわと思いがこみ上げてきて、慌てて他のことを考えたりして(笑)。
 なんで涙が出ちゃうのか具体的なところは分からないんですが、自分が頑張ったってことよりも、数多くの方々に応援していただき、バックアップしていただいたこと一つ一つがやっぱり思い浮かびますね。

 特に、ジムカーナを始めた時からお世話になっているアルファ及びリジット関係の皆様には、高い戦闘力の車を不安の無い状態で準備、サポートして頂いており、言葉も無いほど感謝しております。

 そして、一番お礼を言わなくちゃいけない相手は、やはり、ゆーこかんとくでしょう。僕のわがままを理解してくれ、現場では、僕が戦いやすいように1日中気を使って動き回ってくれている。一言で言ってしまえば簡単だけど、僕以上に苦労していることは明白。とりあえず、かんとくが泣けるほど喜んでくれるような結果が出せて良かった。ありがとう。

 なーんてことを言ってると、「そんなもんで満足してんじゃねぇっ!!」って声があっちこっちから聞こえてくるので(笑)、振り返るのはこの辺にしておきましょう。でも、たまにはいいでしょ(笑)。
 ま、実際のところ、お立ち台常連になるほどのレベルには至っていませんからね。まだまだ頑張りますよ。課題は満載だけど、タイムを上げていく目算もありますから、来年、いや再来年くらいまで待ってください(爆)。

 という訳で、気持ちを切り替えて次のもてぎも精一杯戦ってこようと思います。
2004/8/25(水)  今週末は、地区戦の第8戦がツインリンクもてぎ北ショートコースにて開催されます。
 めずらしく前回の第7戦から4週間のインターバルが開いたためか、ジムカーナモードに気持ちが切り替わりませんが、今回も前日からもてぎ入りしますので、うまく調整していきたいですね。
 最近感じるのは、意外と集中して走ることができるようになっている自分がいること。以前は、気合いを入れると崩れちゃうし、そうじゃないと腑抜けのような走りになっちゃうし、ってことが多かったのですが、最近は割と自分の力をうまく出せるようになってきている気がする。ま、これも、シリーズ順位とかリザルトをあまり気にせず、一発狙ってやろうとだけ考えているだけなので、プレッシャーが無いからなのかもしれませんね。
 前回の優勝で、自分では分からないのでしょうけど、たぶん知らないうちに気負いみたいのも出てきちゃうのかなって思ってます。ま、守って勝負になる程甘い戦いじゃありませんから、躊躇無く攻めることを選択したいですね。
 もてぎも、自分の中では相性の良いコースなので、踏みまくってきます!
2004/8/27(金)  そー言えば、上方修正した今期の目標は、なんとなく達成しちゃった感じがあるので、具体的な目標を掲げておきたいところですね。
 少し考えてみたのですが、ま、今期残りの3戦は、今年の初めに掲げたテーマ○○をきちんと身に付けることを目標にしたいと思います。具体的な数値目標はありません。如何に自分が納得できる走り、戦いができたか、が評価のポイントです。その結果が例え入賞圏外でも良しとしましょう。ステップアップにはその質が重要だと考えるからです。
 目先の結果に捕らわれずに、魅力ある走りを目指したいですからね。
2004/8/31(火)  そして、地区戦第8戦が終了しました。
 結果は8位。今期最悪の内容に、自己嫌悪に陥っています(T_T)
 今期の残りの目標に掲げた点については、完全に落第点。言い訳の余地もありません。物理的な要因やこうなったきっかけもいくつか明確になってますので、これらの点はきっちり改善していくことにしますが、何しろハートが弱すぎますね。こんな自分に嫌気が差してきます、マジで。情けないったらありゃしない。
 幸い、まだ残り2戦ほど今シーズンの戦いが残っていますので、少なくとも今回のような戦い方だけはしないように、肝に銘じて、心を入れ替えて残りの2戦にのぞみたいと思います。
 あまりにも不甲斐なくて、未だ、気持ちの整理がつきません・・・。
2004/9/10(金)  ようやく落ち着いてきましたが、先日の地区戦でどのくらい落ち込んでたかと言えば、エンジェルとの写真を撮ってくる気になれなかったほど(爆)。
 僕らのパドックの前を一人で歩くエンジェルや、二人揃って歩いているエンジェルと遭遇していたにもかかわらず、写真を撮る気になれなかったのですから、その気分たるや、にゃにゃにゃにゃ〜のどんより気分だった訳です。
2004/9/13(月)  それにしても、今期の地区戦は天候に悩まされていますね。もちろん1本勝負でも勝負は勝負ですが、やっぱり不完全燃焼の感は拭い切れません。
 で、驚くことに、その1本勝負に、やたら弱いことが分かりました、私。
 1本勝負
  第2戦 5位
  第3戦 22位
  第4戦 6位
  第8戦 8位
 2本勝負
  第1戦 2位
  第5戦 6位
  第6戦 5位
  第7戦 1位
 どんなもんでしょ。メンタル面の弱さが露呈された結果と言えますね。今日は一本勝負かもしれない・・・、と思うことで力が入ってるんでしょうね。
 ここ一発で力を出し切る訓練が必要なようです・・・・。
2004/9/22(水)  惨敗のもてぎラウンドの後、関越スポーツランドにて開催された地区戦第9戦。今期3度目のお立ち台となる3位に入ることができました。
 この数日前に未だ気持ちの整理のつかない出来事があり、前日の練習会もキャンセルし、今一つ気合いの入らないままの当日入りとなった第9戦でしたが、無欲が良かったのか、トップ宮嶋さんからは0.25秒遅れ、2位の掛ちゃんからはわずか0.007秒遅れの3位に食い込めました。
 常日頃から、いつかは二人でワンツーを(どっちがワンかはいつも揉めている(爆))、と願っていた掛札選手と、初めて揃ってお立ち台に乗ることが出来、かなーり満足。この3人で乗れたお立ち台の写真を見ると、にやけてしまいます。微妙な差は悔しいけどね。
 第一ヒートは宮嶋さんから遅れること1.3秒の4位。見込みでは0.8秒程度のタイムアップしか見えませんでしたが、うまく転がった部分もあり、結果、1秒のタイムアップが出来ました。2本勝負をさせてもらえれば、それなりに走れるということを実感できた一日になりました。

 また、この日で、地区戦全10戦中8戦にダブルタイトルが掛けられているJMRC関東チャンピオンシリーズが終了し、どうやらN4クラスシリーズ3位に入れた模様です。ちなみに地区戦シリーズは4位のまま。この結果、10/16,17にツインリンクもてぎ北ショートにて開催されるJMRCオールスタージムカーナへの参加を推薦してもらえることになりました。来年も今年のような好結果が得られる保証はありませんからね、きゅうきょ参戦を決意した次第です。
 で、いつも共に戦っている掛札選手も同じく推薦され、もてぎはワンツーだ!と、前回の第8戦もてぎラウンドで惨敗した二人が誓っているところが微妙な感じでした(笑)。

 というわけで、なんとなく何かを掴んだような感触があったのもこの日の戦いでした。ま、とにかく、3度目のお立ち台ってのは、ほんとうれしいです。最終戦は、どう転んでもシリーズ順位は変わりそうにないので、楽しんでこようと思います。
2004/10/2(土)  早いもので、今年のJAF関東選手権も明日で最終戦を迎えます。
 第1戦でまさかのお立ち台に立ったことがつい最近のことのようですが、ほんとあっという間でした。シーズン中はタイトなスケジュールが続き、時間的にも金銭的にも、1戦1戦参加することが精一杯で、はやくゆっくりしたい、なんて思うこともありましたが、もうシーズンが終わるかと思うと、まだまだ最終戦は来て欲しくないと思ってしまうのは勝手でしょうかね。
 まだ今年を振り返るには早過ぎますが、とにかく今年はいろんなことがありました。まさかこんな位置で走れるとは夢にも思わなかったし、そのうち明らかにはなるだろうけど、成績以外にも、僕個人にとってとても驚くべきことがあったりと、長くやってりゃいいこともあるもんだなぁ、と実感できた今シーズンでした。
 幸い、今年目標にしていたJAF CUPジムカーナへの参戦権が得られたため、11月までシーズンは終わりませんし、JMRCオールスターにも参加できるということで、明日も含めてまだ3つほど大きなイベントが残っています。まずは明日。1年間を共に闘ってきた仲間と、最後の一勝負を楽しんできます。
 ポイント計算をしてみましたが、どうやらシリーズ順位はほぼ決定と見て良い感じ。自分だけの力では3位を逆転することは不可能そうですので、やるだけのことをやって、一発を狙いましょう!!

っていうか、やっぱり明日の天候も微妙なのね。どうせならフルウェット勝負の方がすっきりするんだけどなぁ・・・。
とにかく、2本勝負を希望します!
2004/10/4(月)  地区戦最終戦が終了しました。
 めまぐるしく変わる天気予報に翻弄されましたが、結局、N車両規定が出来てから地区戦N4クラスでは初めてのウェット2本勝負となりました。ご存知のとおり、ウェットでは脅威的なスリッピー路面となることで知られている浅間台でしたが、連続となる3位お立ち台をゲットできました。
 タイム的には、親方宮嶋さんが観客があきれるほどのぶっちぎりタイムをたたき出し、2位以降を2秒近く離す一人旅状態でしたが、パイロンコースのウェット路面で結果が出たことに対しては素直に喜んでいます。
 今回は、掛札選手が第一ヒートから好調で、1分12秒36と、2位以降を1秒近く引き離して、トップで折り返し。僕はトップ掛ちゃんから遅れること1.6秒差の5番手。親方宮嶋さんもトップからは遅れること1.4秒ほどの3番手というオーダーでした。打倒宮嶋包囲網(?)としては最高の展開の中、さすがの宮嶋さんも届かないかもしれない、と不安な表情を見せていました。僕自身は1秒前後のタイムアップの可能性は十分見えていましたから、掛ちゃんと念願のワンツーを決めるためにも、僕が追いつかなくちゃいけません。
 応援に来てくれているダメーズ会長の前で恥ずかしい走りはできませんから、集中して狙った第二ヒート。随所に細かいミスをしながらもなんとかフォローして、なんとゴール時点で掛ちゃんから遅れること0.2秒の1分12秒54で2番手に食い込むことが出来ました。やるだけのことはやれたと興奮気味にパドックに車を止めていると、その間に掛ちゃんがゴール。気負いがあったのか、タイムダウンに終わったようでした。それでもあと2人を残してワンツー体制!!ラスト2の究さんの走りを見にダッシュすると、あの究さんが珍しく浅間の路面にてこずりタイムダウン。これであと1人、親方宮嶋さんがスタート。四駆には鬼門とも言える1コーナーのサブロクに観客の注目が集まりますが、これを歓声が上がるほどのすばらしいターンで通過。その後も見事なマシンコントロールで中間をクリア。注目の中間ラップは・・・、なんと掛ちゃんの中間より1秒以上速い!!つうことはなんですか?このままゴールしたら間違いなく逆転じゃないですか(涙)。その後も神業のようなマシンコントロールを繰り広げ浅間台のウェットとは思えない安定した車の動き。ミスを願うしかない場面ですが、とてもミスするとは思えない格の違いを見せ付ける危なげない走りで、ほぼ完璧にゴール。あくちゅアナがためにためて、「タイムは・・・・・1分・・・・・・」、と静まり返った中で、「たぶん11秒台に入っちゃうんだろうなぁ、でも12秒って言ってくれないかなぁ」と願いながら耳を済ませると、「じゅうびょう〜〜〜よんきゅうろく〜〜〜っ!!」。誰も予期しなかった秒台がアナウンスされた瞬間、観客席からはあきれ返って笑い声しか聞こえないほどでした。
 それにしても、この日の宮嶋さんの走りは凄かった。このタイムは今の僕の力では何十本走っても出せないと断言できる。悔しいという気持ちは全く起きず、俺たちはとんでもない人に挑もうとしているんだ、ということを強く再認識させられた1日となりました。
 それでも、結果的に掛ちゃんとは2度目の一緒のお立ち台。まだまだ僕らと親方とでは格が違いますが、いつかはワンツーを狙っていきましょう!!
2004/10/6(水)  地区戦の全日程が終了したことで、シリーズポイントも確定したようです。手元には自己集計の結果しかありませんが、N4チャンピオンは10戦中7戦で優勝を遂げた宮嶋さんがなんと満点チャンプ決定。参りました。そして、後半こそ苦しんでいたようですが、前半から安定してお立ち台に入っていた究さんが合計105ポイント、有効91ポイントで2位。3位には、後半追い上げたものの前半の遅れが響いたか、合計103ポイント、有効89ポイントで僅かに届かず掛ちゃんが入りました。そしてなんと4番手には僕が入った模様。予想外に後半4戦中3戦でお立ち台に乗ることが出来、トップ3にも、ずいぶんと近づいた感があり、合計90ポイント、有効81ポイントで4位確定となりました。
 今期初めに掲げた目標は「10戦中お立ち台1回以上、6位以内6回以上、シリーズ6位以内」って感じで、ありえない目標だと思ってたんですが、優勝1回を含むお立ち台4回に、6位以内8回、シリーズ4位と、自分のこととは思えないような結果が得られ、驚いています。恐らく、幸運だったことも多く、上位陣がパイロンで沈んだりと、僕にとっては実力以上の結果が得られてしまったとしか考えようがありません。
 それでも、昨年とは何かが変わったことは、なんとなく自分の中で感触を持っているし、身近な仲間にもそれらしいことを言われるので、やっぱり何かが変わったのでしょう。ま、少しづつではありますが、進歩していることは確かなようですので、現状に甘えることなく、チャレンジングな気持ちを忘れずに、一歩一歩前進していきたいですね。

 なんつっても、まだまだ課題満載ですから・・・(T_T)
2004/10/13(水)  いよいよ今週末は、全国規模のイベント1発目、JMRC全国オールスタージムカーナに参加してきます。
 早速、受理書が届き、エントリーリストも同封されていました。これによると、N4クラスは最大となる21台がエントリー。出走順は中盤よりちょっと後ろくらいのゼッケン138番のようです。
 他地区のトップドライバーらと戦うのは初めての経験なので、かなりわくわくしているのと同時に、全く勝負にならなかったらどうしよう、という不安があるのも確かです。なにしろ、N4の参加車両を見ると、C地区以外はほとんどがCT9Aでのエントリー。なにせ、会場はもてぎ北ショートですから、エボ6にアドバンテージはありませんからねぇ。
 そんな中、以前、関東地区で一緒に走っていたドライバーや、神奈川県戦で知り合ったドライバーらが他地区からエントリーしていることも発見!彼らとの再会もこういったイベントの楽しみの一つですね。

 地区戦では惨敗したもてぎをちゃんと走れるかなぁって、時間があると考えるのですが、この1年でうまくいったこと、失敗したことなどを振りかえりながら、もてぎのコースを思い浮かべると、奇妙なほどにもてぎの攻略をイメージできる自分が居ることに気付きます。なんていうか、路面の感触と車の挙動が目をつぶるとイメージできると言うか・・・。不思議な感覚です。だからと言って、うまく走れるというわけではないのですが(笑)、先日の地区戦もてぎラウンドでメロメロだった後、2つの地区戦への取り組み方と戦い方、そして先日の神奈川戦での某ダメ会長の走り、さらには試走でご一緒したお二方との話などを通して、走り方の方向性は明確となりました。
 毎週のようにジムカーナで結構疲れているはずなのですが、今はなぜか早く走りたくてしょうがないです。
2004/10/15(金)  さて、明日からもてぎ入りです。週末はドライの予報ですが、先々週は前日になって突如雨の予報になりましたからね。ウェットの準備も一応済ませました。
 いやぁ、それにしてもなんだか久しぶりにワクワクしています。そーですねー、関フェスに初めて参加したときのような気分でしょうか。勝負とか結果は全く気にならないけど、そのステージで早くみんなと走ってみたいって感じかな。やっぱ、こういうお祭りイベントはいいっすねぇ!

 さて、オールスターにのぞむ車両ですが、きゅうきょ決まったオールスターへの参戦のため、特にこれと言って変わったこともせず、地区戦で走ってたまんまの仕様ですが、その中でも最前を尽くすべく、平日の夜中にミッションからエンジンまでオイル交換を済ませ、タイヤも、一応コンディションの良いセットに組み替えて置きました。

 受理書にはエントラントリストが同封されていたのですが、N4クラスの名前を見ると、知らない名前ばっかり(笑)。当たり前ですよね、戦ったことが無い他地区のドライバーばかりなんですから。そんなリストに目を通す度に、みんな速そうだなぁ、なんて思っちゃうのが正直なところです。誰かエボ8貸してくれぇ、みたいな(笑)。でも、冷静に考えてみると、宮嶋さん程のドライバーは日本にも数える程しか居ないはず。そう考えると、宮嶋さんに挑むつもりで行けば、いつもと一緒かな、なんて気にもなってきます。
 まぁ、結果は全力で走りきった後に付いてくるもの。自分との戦いですからね。飛び出さない程度に気合い入れて走ってきます。
2004/10/20(水)  JMRC全国オールスタージムカーナに参加してきました。結果は6位・・・。結構凹んでます(T_T)
 もともとどの程度戦えるのかは未知数でしたので、何位以内だったらどうとかっていう具体的な目標は無かったのですが、自分の力をあまりにも出しきれなかった点が落ち込んでる原因。
 第一ヒートでは大きな操作ミス、第二ヒートは大きな判断ミス、があり、これらをうまくクリアしたとしても優勝には届かなかったと思いますが、走り切ったという実感を全く持てない走りをしてしまったことに腹が立っています。

 そんな中で、ターンが一つも無いコースでもエボ6が戦えることはなんとなく実感出来た点や、課題と考えていたいくつかのセクションをかなりうまくこなすことが出来た点、今回失敗したことで明確になった点(涙)、などは今後に繋がる明るい材料だと考えるようにしています。

 そしてそして、N4クラスの頂点に立ったのは、そう、掛札選手でした!!第一ヒートからトップに立ち、第二ヒートもさらにタイムを上げて完全優勝。かっこよかったよぉ、おめでとう!!実は第一ヒートは僕が2番手だったんですけどね、上記の通り、欲を出して玉砕し、悲願のワンツーは僕のせいで達成できませんでした(涙)。
 そして、S2クラスの優勝は、元さいかやこと馬場選手!!。神奈川戦時代からA4クラスで同じ道を歩み、僕がジムカーナを一時休業する頃、S2000に乗り換えた馬場選手。今年の始めから仕事の関係で広島に移動し、久しぶりに会った大会ではひと回りもふた回りも大きくなっていました。ほんとにおめでとう。ジーンときちゃいました。冬には必ずお祝いの宴会やろーね!!

 そんな訳で、イマイチ不完全燃焼となったオールスターでしたが、ぎりぎり入賞には引っかかったし、初参加で満足の行く結果が出てしまったら後の楽しみが無くなっちゃうので、これはこれで良かったと思いこむ努力を日々しているところ・・・・(T_T)

 にゃろぉ、JAF CUPは見てろよ!
2004/11/4(木)  この所、いろいろ悩まされることがあって、あっという間に時間が過ぎています。
 そんな中、JAF CUPを3日後に控えた11/3に関越スポーツランドでの練習会に参加してきました。
 タイム的には絶望的な結果だったのですが(苦笑)、ま、タイヤコンディションや路面温度を考えれば、いつもの距離感だっただけのことで、そう悲観することはないかなと思っています。
 #でもN4で実質ビリ(涙)
 今回の練習会はタイム云々よりも、カートコース部分の感覚を掴む事が最大の目的でもあったのですが、これに関しては事前に想定していたチェックポイントを確認できて、なんとなく掴めたものはあった気がします。
 #でもN2にも負けてる(涙)
 で、JAF CUPですが、やはりN4の後半ゼッケンの方々は相当手ごわいらしいです。そりゃ、ま、当然ですよね。あの宮嶋さんがラストゼッケンじゃないんですから。宮嶋さんが何人も居ると思ったら、そりゃもう、どーしようもありません(笑)。それ以前に、関東のライバルらにも遅れている始末ですからね、とても後半ゼッケンと対等に渡り合えるとは思えませんけど、なんとなく、2番手ゼッケンが割り振られた悔しさ(?)みたいなのもあって、土曜日から全開で行って一人でも二人でも全日本組を食ってやろう、という意気込みだけはじわじわと出てきています。
 気合が空回りしたら何にもなりませんけど、空回りするくらい気合入れて攻めないと勝負にならないのは明白でしょうから、やるだけはやってきましょう。
 なんだか、楽しみになってきましたよ。
2004/11/5(金)  いよいよ明日は、夢にまで見たJAF CUPです。
 思えば、随分昔から夢に見てきたステージでした。
 まさか自分が出られるようになるとは思っても居なかったJAF CUP。
 しみじみ考えると、ちょっと泣ける程、僕に取っては大きなステージです。
 満喫してこようと思います。

 ゼッケンは、N4クラスで2番手の129番。
 土曜日の予選から全力で行くことに決めました。

 なんつうか、楽しみで寝られそうにありません(笑)
2004/11/11(木)  念願のJAF CUPに参戦してきました。
 初めてJAF CUPそのものを目にした初めての参戦でしたが、感激しました。
 参加する前は正直言ってぼんやりとしかJAF CUPというものがイメージできませんでした。念願だったけど、どんなものなのか全く分からなかった。
 でも、参加して分かりました。ここには目指す何かがあるってこと。
 もちろん、あんなもの、一生取れる訳ありません。でも、本気になる価値はあります。
 それをN2、N3そしてN4のトップドラが教えてくれた気がしました。
 なんだかよく分からないけど、JAF CUPが終わってしまった今になって、無性にやる気になっちゃってます(笑)。

 さて、そんなJAF CUPのN4クラスを制したのは、そう、宮嶋さんでした。なんとJAF CUP4連覇。傍から見ていると、当然のように4連覇を成し遂げたように見えてしまいますが、そんな甘いもんじゃないことを宮嶋さん本人がこの2日間で教えてくれました。極度のプレッシャーの中、4個目のカップを取りに行くための姿勢、集中力、わずかにバランスを崩すだけで完成度の高い走りは出来ないはずです。そんなプレッシャーの中、鳥肌が立つような見事な走りで会場を唖然とさせてました。俺たちはとんでもない人と戦っているんだということを再認識させられたと同時に、あそこまで出来るんだということを身を持って証明してくれることに感謝しています。おめでとうございます。
 そして、3位には、掛札選手がN4ナンバーワンのターンを見せつけ、17インチ勢最速で堂々のお立ち台ゲット。実力差を痛感させられました。ほんとおめでとう!


 そして、僕はと言えば、結果は8位。JAFの全国レベルの大会で、初めてのシングル順位なので、それなりに満足はしていますが、あのコンディションでももっとイケたはずなのに、力を出し切れなかったのが悔しいところ。
 実は全く緊張はしていなかったんです。むしろ、JAF CUPというものが全く分からな過ぎて”やってやる”という気持ちが足りなかった気がしています。地区戦じゃ、勝てる訳無いんだけど、そのくらいの意気込みで毎戦を戦っていた。でも今回のJAF CUPはと言えば、もちろん全力で走ったつもりだけど、実力を越えた所でギリギリの走りをしようという意気込みが足りなかった。地区戦で気合い入れて走れた時は、二度とこんな走りは出来ない、と思えるほど集中できた実感を持てた事もある。でも今回の走りはというと、いつでも出せるくらいの8分の力で走ったに過ぎない感触とでも言いますか、とにかく、ピリピリとギリギリを狙う走りにはなっていなかったのが事実ですね。お立ち台、そして入賞したドライバーらとは腕の違い以前に戦う姿勢そのもので負けていた気がします。良い勉強になりました。

 それでも、上記の通り、終わってみてJAF CUPと言う物が少し見えました。具体的な気持ちの入れ方やどういうイベントなのかを身を持って経験してなんとなく掴めた。来年からはJAF CUP参加権の基準が厳しくなりますが、なんとかもう一度この場所に立って、自分の走りをしたい、トップドラに食らいついてみたい、そんな気持ちで今は一杯です。
 #遅いって?(笑)

 不甲斐ない走りで終わってしまったけど、とても楽しかったし、得る物もたくさんあったJAF CUP初参戦でした。
 そんなわけで、大満足の2日間になりました。
2004/11/18(木)  JMRCオールスターもそうでしたが、今回のようなJAF CUPも、他地区のドライバーの皆さんとの交流というのも、大きな楽しみの一つですね。
 今回は、パドックがお隣だった東北のわたなべ。さん、植松さんらに随分お世話になりました。ビールに、コーヒーに、リザルトまで、むしろ地元の僕らがすべきことを、何から何までお世話になっちゃって、恐縮しています。ありがとうございました。

 来年は、1度くらい全日本参戦をしたかったんですが、パイロンコースが無いしなぁ、なんて思って居たところ、今回の東北軍団との交流で、俄然菅生が候補に浮上してきました(笑)。ま、実力的にどーしよーも無いので、全日本参戦の可能性は低いですが、行くなら菅生かな、なんて今は思っています。

 そんな、楽しかったJMRC全国オールスターJAFCUPのトピックスをまとめておきました。
2004/11/22(月)  と言うわけで、2004シーズンが終了しました。
 JAF CUPが終わったら寂しくなるかなぁなんて思ってましたが、自分にとってはあまりにも濃い1年だったので、結構満足感が強い感じです。
 今のところしばらく走る予定はありませんが、来年へ向け力をつけるための練習には適宜参加していくつもりです。まずは効率的な練習をするためにも、今年をしっかり振り返っておこうと思っています。
2004/11/23(火)  最近入手した桃太郎電鉄USAなんぞをやりながら、久しぶりにまったりとした1日を過ごしました。

 さて、最近考えているのが、来年以降の車両について。
 要するに、エボ6をいつ乗り換えるかどうかって話ですね。

 戦闘力としては、関東では第一線級であることはお墨付きですし、JMRCオールスターやJAF CUPレベルでも十分お立ち台を狙える実力があることは確かです。地区戦チャンプを狙うなら、エボ6に乗っていた方が近道かもしれません。コストの掛からない17インチタイヤで18インチ勢に対等以上に渡り合える訳ですしね。また、きちんとした技術を身につけるためには、電子デバイスの助けを借りないエボ6ってのは最高のパートナーとも言えると思います。
 しかし、さらなる先を考えた場合、果たしてこのままエボ6に乗り続けていて良いのだろうか、という考えがあるのも事実です。いろんなバックグラウンドなんかを考えても、この機会に乗り換えるのもアリだとも思えます。
 もちろん、実力的に確固たるものが無い自分レベルでこの先云々を抜かすのはちゃんちゃらおかしい話でもあることは重々承知です。

 こんなことをあーでもない、こーでもないと考えている訳ですが、自分としては、結果云々ではなく、自分の技術をもう少し磨くためにも、エボ6にはもう少し乗りたいと思っているのが正直なところです。多くの機能部品を今シーズン始めに新品に換えていることもあって、車の状態は無茶苦茶良いので、今手放すのはあまりにももったいない、というのもあったりします(笑)。その一方で、先を考えると思い切って乗り換えた方がいいんじゃないか、という思いも半分あったりして、実に悩ましいところです。

 ま、すぐに結論を出すつもりはありませんが、今シーズンオフから来シーズンオフにかけて乗換える可能性が高いことは確かですので、僕の車にご興味のある方は、是非ご相談ください。
 何しろ、買い手が付かなければ次は無いですからね・・・・。
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last modified : 23/Nov/04
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