第５期順位戦の進行に先立ってその機構に若干の改正が加えられた。
       　
       
       　名人戦−−−−従前通り七番勝負二日制で変更なし。
       　挑戦者の選出方法−−−−Ａ級優勝者を直ちに挑戦者とする。ただし、同率者のある場合に限り３番勝負によって決する。
       　　　　　　　　　　　　　したがってＡ級第２位、第３位、およびＢ級優勝者の参加はなくなる。
       　各クラスの対局数−−−−Ａ級は総当たり。Ｂ級以下はくじ引きにより各１２局とする。持時間は７時間。
       　同率者の場合−−−−今次に限り最も簡便な方法で昇降級の決戦をおこない、他は前年度の成績により上位者を優先する。
       　昇降級制−−−−従来、降級はＡ級だけだったが今次から各級とも交流をおこなう。その員数は左の通り。Ａ、Ｂの交流は
       　　　　　　　　　３名宛。Ｂ、Ｃ級１組の交流は２名宛。Ｃ級１組、Ｃ級２組の交流は２名宛。なお、Ｃ級２組の降級者は
       　　　　　　　　　奨励会に参加して四段の資格で対局し、１年間指し分けの成績を納めた場合、Ｃ級２組に復活を認める。
       　アマ名人戦と順位戦−−−−従来、全日本アマチュア名人戦大会の第１位より４位までのうち、希望により順位戦への参加
       　　　　　　　　　　　　　　が特典としてあたえられていたが、本年度限りでその特典を全廃する。
       　前名人の称号−−−−前名人の称号は現名人（木村）の「前」の名人に限りこれを認め、その資格を失った場合八段とする。

新潟

吉
田