御坂・東入川


1989.9.9 佐々木(単独)

 9月9日(曇り時々晴れ) 河口湖に遊び(テニス)に行ったついでに、以前から気になっていた十二ケ岳周辺の沢を登ろうと思い、鬼ケ岳(1738m)に突き上げるやさしい東入川を選んだ。新宿発6時22分発の電車で大月から富士急行に乗り換え、終点河口湖駅からさらに西湖民宿村行きのバスで10時すぎに魚眠荘前で下車した。鬼が岳登山道が東入川を横断するところで遡行開始。10時35分。

 U字滝までは水もほとんどなく、大岩がゴロゴロしてボルダーリングで遊べそうなところだ。U字滝は4mで左をへつり水流を快適に越す。また伏流となってCS滝から再び水流が現れる。11時55分、三俣となり左から三段15m滝、正面は4m滝、そして本流は右から緩やかな5m滝で出合う。この上は2、3、4mと小滝が連続する。8mの一枚岩の滝は右手の草付から左にトラバースして水流の中を登る。ここから傾斜はぐっと増し、奥二俣からルンゼ状の中の涸れ棚を越えるとすぐ顕著な奥三俣となって一番右に入る。

 ボロボロのスラブを注意して数十m登ると稜線に飛び出した。13時10分。鬼ケ岳はすぐそこだった。十二ケ岳(1684m)に一直線に突き上げている桑留尾川行者帰り沢がなかなかすごい。十二ケ岳の登下降路には鎖場が多いが、特に頂上からキレット間は雨後のスリップには注意したいところだろう。キレットには昭和62年6月竣工の吊り橋が架かっていた。毛無山(1500m)まで十一ケ岳から一ケ岳まで小ピークをいくつも越えていくので疲労感がでた。16時20分に民宿に着いてすぐ四ゲーム先取の試合を連続してやってしまう。へばってしまい翌週から体調を崩してしまった。

 【コースタイム】 (9/9) 魚眠荘前10:05 鬼ケ岳登山道横断地点10:20〜35 二俣U字滝下11:00 大岩滝下11:35〜45 CS滝11:50 三俣11:55 8m滝12:15 奥二俣12:35〜50 奥三俣12:55 稜線13:10 鬼ケ岳13:12〜25 十二ケ岳14:10〜20 毛無山15:20〜35 河口湖(西浜)16:20


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