那須・苦土川井戸沢


1997.7.21 吉田、佐々木、山本、松沢

 7月21日(晴れ) 前日午後出発で三斗小屋温泉分岐まで車で入った。三斗小屋宿跡から先は四駆でないときつい道だ。

15m滝 苦土川本流右岸を行くと、すぐ伏流の井戸沢が左から入る。水のないゴーロがしばらく続く。最初の3m滝を左から巻いて右岸から枝沢が入り、優美な15m滝が滑り落ちる。左岸からやぶをつかんで巻く。

 この上はめまぐるしくナメ状の滝が連続する。南面で沢が浅く底抜けに明るい。10mナメ状滝に続く6m滝は、5m滝とともに左から小さく巻く。15m滝(写真)は左から水流沿いに直登する。ぬめっているので右岸草付沿いのほうが楽だ。

 稜線を望みながらナメ床を気持ちよく登っていく。二俣を右俣に入ってもなお岩床は続いた。10mチムニー滝を最後に水が消え、源頭の様相となる。

 詰めの苦労もなく流石山(1813m)の左肩に出た。稜線に咲き乱れる花々を愛でながら大峠(1468m)に下って大休止。福島県側から登ってくる人でにぎやかである。

 大峠からの下りは、峠沢を渡って苦土川本流左岸の道を行くが、途中右岸に渡る個所が少しわかりにくい。ベースを撤収して帰途についた途端、後輪がパンクしていることをすれ違った登山者に指摘され、修理店まで予備タイヤで間に合わせた。

 【コースタイム】 (7/21)車道終点(三斗小屋温泉分岐)5:30 二俣6:58 稜線8:03 流石山8:20〜40 大峠9:20〜55 峠沢10:55〜11:05 車道終点11:15

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