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想いは巡るよ ぐるぐる巡るよ

「夕闇通り探検隊」は、大人になってしまった私にとって懐古的なゲームでした。
中学2年生の主人公3人は、それぞれに学校での人間関係や家族の関係があり、少年少女らしい興味も、悩みも、主張もあり・・・それらがいつだったかどこかで出会ってきたかのような感覚で繰り広げられている。しかも背景が夕暮れ時なのでいっそう懐かしさを感じてしまいました。
子供でもなければ大人でもない、ひどく曖昧で壊れやすく脆い時代です。
他人のちょっとした一言に傷ついたり、喜んだり、悲しんだり。
見えるもの全て、手に取る全てに感動したり、理由を考え悩んでみたり。
大人にとっては、些細なこと、取るに足らない他愛も無いことであっても、彼らにはその輝きが見えている。
武器や魔法や大技はありません。誰かを倒すとか、強大な敵がいるとか、世界中を旅するものでもありません。
小さな町を愛犬とともに走りまわり、どこかに置き忘れた何かを思い出す―― 
夕闇通りを歩けば、あなたもきっと懐かしさを感じずにはいられないでしょう。

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エンディングについて

どうやら3種類あるらしいです。
雑誌だったかWebサイトだったかは忘れましたが、その情報によると、それぞれの謎には解決した時点で得点があるらしく、33点がボーダーらしいです。でもなんの噂で何点くらいもらえるのかが不明さ(爆)
まずその得点が33点以下だった場合は、「陽見七神の噂」へは進む事ができなくて、結局人面烏の呪いで死ぬらしい。
得点が33点を越えていて、「陽見七神の噂」をクリアできなかった場合もはやり人面烏の呪いがふりかかる。
というわけで、ベストエンディングの条件は噂の得点が33点以上で、かつ「陽見七神の噂」をクリアすること。しかしこのベストエンディングはあまりにも切なくて哀しいものでした。

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ゲームオーバーについて

人面烏の呪いによって、毎日霊障がふりかかる3人。
この霊障を放っておくと、そのうちにゲームオーバーになる。ゲームオーバーになったからといってもゲームの進行には影響はなく、お払いをして再開することになるのですが――
ちなみに霊障がひどくなり、ゲームオーバーになるとき
ナオ:精神に異常をきたして(?)入院。どこからかカラスの鳴き声が。
クルミ:プールで溺れる。「排水溝からいっぱい手が出てて、おぼれた子をつかんでいたんだって…」
サンゴ:深夜コンビニへ向かったはずが、なぜか無意識に鳥塚へ。そこで交通事故に巻き込まれる。
…だそうです。

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キャラクター相関

ナオ、クルミ、サンゴの微妙な関係を眺めるのも面白いですが、脇役たちの言動にも注意してみると面白いですね。
●2−2
ジェリー&クッキー
あまりにも仲良しすぎるためにレズだと噂されているふたり。本名はサガミレイコとヨシノトモミ。
彼女たちのもたらす噂はどちらかというとほほえましいものの方が多いみたい。クッキーのうちはお金持ちらしい。

アイバミナミ
ただの登校拒否児童だと思っていたら、実は塚里稲荷の巫女さん。
物語中盤から後半にかけて、大事な役割を担う。

イナガキマリオ
サンゴを慕う女子。あるアニメにどっぷりハマっている。
サンゴがクルミと仲良くしていることが面白くなくて、軽い気分でクルミの悪口を言い、
それがサンゴの逆鱗に触れる。一時はサンゴから離れていたが、夏休み中にはまたアニメの話しをしていた。

スナカワサエ
クラス委員。責任感が強いかな。何かと注意をしていたせいなのか、
クラスメイトから嫌われてしまい、悩んで自殺未遂をしたらしい。

おトイレ軍団
サカイミカとイワセユリを中心としたグループで、いつもトイレでたむろっている。
居たねぇ、こういう連中。その中でもサカイにはツクヨミ様という守護霊がついているらしく、
それがさまざまなアドバイスを授けるらしい。
イワセもサカイも言葉による暴力が悪い事だとはわかっていない。
どうやらツクヨミは言霊の大切さを教えてくれなかったらしい。彼女たちは2−3のニシタカユキに憧れている。

●2−3
クメコウジロウ
根暗でオカルトマニア。ユアサらのイジメに追い詰められて、呪いの魔術を行う。
ナオのことは親近感があるらしく、唯一自分を理解してくれると思いこんでいる。

セガワシンタ
やはりユアサらのターゲットになっている男子。
ナオとは小学校から一緒だったらしい。気が弱く、いつも相手の言いなりになってしまう。

サンジョウケイナ
女子バスケット部所属の人気者。サバサバした言動で後輩からも慕われている。
ナオのことが好きで、クルミやサンゴとの関係をうらやましがる。また、ナオとニシの仲を疑って嫉妬したらしい?

ヤマザキタクミ
クラス委員。成績学年トップのニシをライバル視している。
そしてなぜかナオのことも敵視している様子。セガワシンタとは釣り仲間だった。

ニシタカユキ
成績優秀、スポーツ万能、超モテモテの男子。
ユアサらとつるんでいることが多いが、どちらかというと一匹狼タイプ。
父親とふたり暮しで、家事もいくらかこなしている。
スポーツ万能だが部活動はしていない。実は苦労してるのかも…。ナオのことが気になるらしい(爆)

ユアサ軍団
ユアサミツルとその取り巻きたち。好戦的なグループで団結しているかのように見えるが、
実はみんなユアサを嫌っている。それでも離れないのはユアサの回りにいない人間が
イジメの対象になるから?(もちろん虐めることも楽しいのだろう)。
ニシが取り巻きの中にいるというよりは、ユアサがニシの側に来ているというかんじかもしれない。

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3人の家族もまた観察すると面白いです。(ホント、細かいゲームやねぇ〜)
●村瀬家
両親とナオの3人家族(+メロス)。父親は海外に単身赴任中。進学塾通いは母親が進めたらしい。何でも大人しく従うナオに、母親は「反抗期をどこかに置き忘れたみたい」と思っている。ナオはというと時々母親のおせっかいがイヤになり、塾をサボるという方法で反抗しているのだが。父親は1度だけ登場する。

●椎名家
両親と弟コウ君との4人家族。心配性の母親とおっとりした父親。姉思いの弟は、やがて自分よりもクルミを優先する母親に反発するようになる。しかし一緒にゲームをしたり歯磨きをしたり、仲は良い。両親はクルミの素行についてを友人であり専門家でもあるタケヒコに相談していたが、タケヒコはクルミを病気とは思っていなかった。両親(とりわけ母親)がタケヒコの治療方法に不満を持ったことからクルミの悲劇が加速してしまった。それにしても、タケヒコはクルミの母親を理想の女性だと思っていたらしいし、父親は友人。ちょっとドキドキな過去がありそうですねー。

●平内家
両親、姉アイ、兄ミツグの5人家族。兄は九州の大学へ行っているので家には居ない。両親が共稼ぎのため夕飯はサンゴひとりが多い。姉の恋愛依存症ぶりを嫌悪しているサンゴは、無意識に自分の女性部分を見ないようにしている。母親や姉には反抗的なサンゴだが、父だけには敵わないらしい。母親は干渉型。

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エンディングのシーンを思い出すと、なぜか小田和正の「そのままの君が好き」って気分になります。あの曲は「走れメロス」の主題歌なんですよね、たしか。うーん。メロスと夕日・・・たぶんこれだ!

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