槍ヶ岳(3180m)・奥穂高岳(3190m)
・・・2日目・・・
長野県・岐阜県

2006/8/3 晴れ 【歩行時間 8時間10分】 MAP
ババ平(75分)天狗原分岐(130分)槍ヶ岳山荘(25分)槍ヶ岳(25分)槍ヶ岳山荘
槍ヶ岳山荘(105分・東鎌尾根〜殺生ヒュッテ〜槍沢)天狗原分岐(130分)ババ平
【行程】
1日目 上高地〜槍沢ロッヂ〜ババ平(テント泊)
2日目 ババ平〜槍沢〜槍ヶ岳〜槍沢〜ババ平(テント泊)
3日目 ババ平〜槍沢ロッヂ〜横尾〜涸沢(テント泊)
4日目 涸沢〜奥穂高岳〜涸沢〜横尾〜上高地
午前3:00過ぎに目覚め、テントから出てみると満天の星。簡単に朝食を摂ってヘッドライトを点けて4:00過ぎ、槍ヶ岳に向かって登り始めた。

暗いうちにスタート

雪渓
歩き始めてすぐ登山道が崩れていて河原を30mほど歩く。暗くて分かり難かったが昨日、その情報を聞いていたので助かった。
今日は不要な荷物をテントに置いているので背中が軽い。
しだいに明るくなってきて2度ほど雪渓の上を歩いた。

天狗原分岐

槍ヶ岳が見えた
1時間余りで天狗原分岐に着いた。天気次第で天狗原へ周回して下りたいと思っているがどうなるか。とりあえず今は槍ヶ岳を目指す。
しきりに水分が欲しくなり水場で水の補給をした。冷たい水が美味しい。
ザレた急勾配を登り、ふと見上げると槍ヶ岳が見えている。いつの間にか槍が見えるところまで登ってきていたようだった。

ハクサンイチゲ

シナノキンバイ

背後に常念岳と蝶ヶ岳

槍が大きくなってきた
槍ヶ岳を見ながら坊主岩屋を過ぎて胸突き八丁を登る。ハクサンイチゲ、シナノキンバイなどのお花畑が見られたが、急登なので疲れた。

槍ヶ岳山荘からの槍ヶ岳

槍ヶ岳山荘
やっと槍ヶ岳山荘に到着。
少し休憩してから2人分のザックとストックをまとめてロックをかけ空身で槍ヶ岳の頂上へ登り始めた。時間的に丁度良い頃で、山荘泊まり組が下山し、麓から登ってくる人は未だ少なくて渋滞にはならなかった。

槍ヶ岳へ

頂上のハシゴを拡大
頂上への道は登りと下りのルートに分かれている。
登りルートの鎖や梯子を登っていくが思っていたより登りやすかった。と、言っても滑落と落石には細心の注意が必要だ。

槍ヶ岳より水晶岳、赤牛岳、野口五郎岳と立山、針ノ木岳、白馬岳など

槍ヶ岳より穂高連峰、右に焼岳と乗鞍岳

槍ヶ岳より笠ヶ岳と槍ヶ岳山荘

槍ヶ岳より大天井岳と常念岳

槍ヶ岳より黒部五郎岳、薬師岳、鷲羽岳、水晶岳など
最後の梯子を登り終え、槍ヶ岳の頂上に立った。天気に恵まれ眺めは最高!
頂上には10人ほど居て、その中には日本の名峰のスタッフが居られ撮影中だった。スタッフとのエピソードもあり20分ほど山頂で楽しく過ごした。

下山開始

東鎌尾根から殺生ヒュッテへ
十分に展望を楽しんで槍ヶ岳山荘まで下山。
槍ヶ岳山荘で腹ごしらえして休憩し下山にかかる。天狗原へ回りたかったがkokoの体調不良で天狗原は諦めて、少しだけ東鎌尾根を歩いて殺生ヒュッテへ下りることにした。
尾根では大天井岳や常念岳などの眺めが良く、また振り返って見た槍ヶ岳に迫力があった。梯子が多く擦れ違いに気をつけながら殺生ヒュッテへ下りた。

振り返って見た槍ヶ岳

砂あびする雷鳥
ババ平へ下る途中で砂あびをしている雷鳥の親子にも出合う。
テン場が小さく見えてきて沢沿いで1時間ほど一休みして体調を回復。テン場まで戻ると外国人も交えて大賑わいとなっていた。
まだ休日で晴れが続きそうなので、明日は涸沢まで行くことにした。
夕食後はすぐに横になったが、なかなか寝付けなかった。

ハクサンイチゲ

キバナノコマノツメ

ツマトリソウ

ミヤマシオガマ

イワギキョウ

タカネシオガマ

ホソバツメクサ

ミヤマダイコンソウ

イワツメクサ
他に イワベンケイ、エゾシオガマ、ミヤマリンドウ、クモマグサ、ミヤマオダマキ、ミヤマキンバイ
    ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ゴゼンタチバナ、ニッコウキスゲ、ハクサンフウロ、モミジカラマツ
    ベニバナイチゴ、サンカヨウ、ヨツバシオガマ、イワオウギ、ミヤマカラマツ、など


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