Preface/Monologue2020年 9月


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田野原湿原・志賀高原
ここまでのCover Photo:田野原湿原・志賀高原
1 Sep 2020

9月になったものの、9月になったことに気づいていない。
7月、8月と、遠出しなかったからかも。
夏休みのなかった小学生のよう。
2 Sep 2020

台風のせいなのか、突然の雷雨。つい15分前までは外でベンチに腰掛け軽い食事をしていたというのに。山でこんな目にあったらイヤだけど、そもそも今年は低山にすら行っていない。


ルヴァンカップ、神戸ー川崎戦、0-6。圧勝。

ちょうど一週間前、結果は2-2の引き分けだけど内容は明らかに負けていた相手との再戦。3倍返し、いやそれ以上。

ハイライトしか観ていないのだけど、今回は神戸がとにかく精細を欠いていた印象。どうしちゃったのかね・・・。そんな相手のミスを、滑りやすいピッチにも慣れ、体力も取り戻した川崎が見逃すわけもなく。後半開始早々の家長による4点目のシュートなど、まさに無防備なゴールに「放り込んだ」一撃。

本日の主役は1G2Aの齋藤学。ようやく数字としての結果が。チームメイトも待望の成果に喜びの輪。マナブ、今後もよろしく。
5 Sep 2020

相変わらず奥多摩、とくに日原に向かう道路は観光客で渋滞しているとか。
外国人観光客でキャパシティオーバーになった少し前の京都みたいかと。


J1、横浜・F・マリノス-川崎、1-3。

開始2分で失点して、最初の15分くらいだったかはハーフウエイラインもろくに越えられなくて、これは先日の名古屋戦の再来かと危惧したものの、前半の飲水タイム前くらいから調子を取り戻し、あとは安心して見ていられたという展開。

後半途中から豪雨。雷こそ鳴らなかったから中断しなかったのだろうけど、DAZNの画面が白っぽくなるほどの雨。しかしそのなかでも中盤を広く使って軽々とパス回しをする姿に感嘆。こういう姿を見るたび、今日もいいものを見た、と思えたり。

本日は三笘くん2得点。2点目は旗手くんのアシストだったか。あいかわらず若手が絶好調。だからかケンゴは本日出番なし。でもこの先ここぞというときにはお願いします。
9 Sep 2020

本日は重陽の節句、菊の節句。不老長寿を願う日なのだけれど、不老はともかく長寿はリスク扱いされる時代。ヤな世の中になったものだと。


J1、川崎-神戸、3-2。辛勝の印象。

先週6-0で粉砕した神戸は別のチームか?と思えるほど出足よく川崎のボールの出し手、受け手に圧をかける。パスが繋がらない川崎は、いつもの自分たちのゲームを相手にやられているかの感。

先制点は取ったものの、追いつかれて逆転され、後半になってもペースが変わらない。2週間前の2-2のドロー、引き分けといいながら内容は負け試合の思い出がよぎる。 とくに終盤、たたみかけてくる攻撃は敵ながら大迫力。無理せず落ち着いてクリアする守田がいつも以上によく目だった本日の試合。

川崎が勝てたのは、交代選手の層の厚さ。ダミアンがPKをもらって決め、脇坂と宮代の二人で鮮やかなカウンターを決め再逆転。宮代はリーグ初得点。またまた若手有望株が結果を。

報道では川崎が落ち着いてボール保持したとか、首位を快走とか書かれているけれど、決してそんなことはない。休息を十分取って、球際で負けない体力と気力を保持しておいてほしい。
13 Sep 2020

彼岸前からあちこちでクマ出没中。今年は餌となるドングリの実りが悪いのだとか。食べ物を求めて里に下りてくるのが増えてきそうな模様。

クマはいそうにない地元住宅地を連れと散歩。途中、週末だけ開けている”かき氷屋”を発見。珍しい「あんず」かき氷を。久しぶりの氷は口当たりよく、あんずシロップも酸味がほどよい甘さ。

大人の味な気がしますね、というと、店主の方いわく、甘いのが好きな人は宇治金時とかを選びますね、とのこと。子供らの人気はブルーハワイだそうで。青くなった舌を見せ合って誰が一番青いか競うのだとか。連れはいちごミルク300円、あんず200円。家具屋ではないけど、「お値段以上」。



J1、川崎-広島、5-1。祝、田中碧復活。

2得点。ボランチのポジションを守田に渡して久しかったけれど、本日はインサイドハーフとして守田と共存。柔軟で賢い。なにより気合い入りまくり。山根とのパス交換でゴール前に侵入した1点目、マナブからのクロスを受けての2点目、いずれも美しい得点。

今節は谷口とノボリがお休み。ジェジエウと山村がCBを組む。その山村、目の覚めるようなミドルシュートを決める。今季初得点らしいけれども浮かれた様子なし。胸中に去来するいろいろな思いがあったらしい。

本日も三笘くん大活躍。山村のシュートは元はと言えば三笘の攻撃参加からだし、川崎2点目のダミアンの得点は”あの”ドリブル突破からのアシスト。いやとにかく見ていて楽しい。

さてこれで13連戦ようやく終了、やっと一週間空く。次の水曜日に試合が見られないのは寂しいけれど、みな十分な休息をとってリフレッシュを。
15 Sep 2020

今年の三月に出た『奥多摩 山、谷、峠、そして人』という本を読んでいる。作者は山岳ガイド「風の谷」主催の山田哲哉氏。氏が初めて山に足を踏み入れた少年のころからの思い出を綴っているもので、在りし日の景色がそこここに浮かび上がり、遠出しづらい今だととくに読むにふさわしく思える。

この本での奥多摩は都県境で区切られていない。雲取山から先は奥秩父、三頭山の西にある鶴峠から先は大菩薩とするのがおよそ共通理解になっていると思えるが、ここでは奥秩父の笠取山から一ノ瀬を経て黒川鶏冠山を越え大菩薩峠直下までを奥多摩としている。

読み始めは大いに違和感あり・・・だったのだが、水系は多摩川水系。奥多摩湖を越えると丹波川、小菅川と名前が変わるものの、それぞれが源流とする先は先の山々。なるほど確かにこれらはすべて「奥」多摩。奥多摩広い。


そろそろ涼しくなってきたので、足慣らしにでもでかけていきたいところ。雪が来る前にはという、悠長な時間軸での希望だけども。
19 Sep 2020

シルバーウィークとも呼ばれる四連休の始まり。

だからか、夏山を堪能しそこなった人のためにか、『にっぽん百名山 スペシャル「LOVE 夏山!」』という番組が再放送されていた。本年の収録らしく、山に登る人はみなマスクをつけている。

取り上げられていたのは秋田駒ヶ岳、瑞牆山、磐梯山。高山はすでに秋山の気配だろうとはいえ、これらの山々はまだ夏山の気配を残していそうな気はする。天候はよくなさそうだけども。

秋田駒ヶ岳、登山口では青空で登る途中では田沢湖も見下ろせる。自分は二度でかけて二度とも山上でガスに巻かれ遠望が効かなかったので羨ましい限り。しかし番組中でも阿弥陀池に着くころにはかつての自分と同じようにガスが湧き、出演者は最高点に登らずじまい。

ナレーション付きの山番組はあまり見ないのだけど、たまに見てみても秋田駒はテレビ画面のなかでも展望を得られずと、よくよく相性の悪い山なのかなと思った次第。
20 Sep 2020

映画『スペシャルズ!』を観た。フランス映画で、原題は"HORS NORMES"。「普通/標準ではない」、といった意味らしい。

内容は、日本で付いている長い副題が教えてくれる。「政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話」。

症状が重い子供ほどどこも引き取ろうとしない。受入数は上限がある。だからみな主人公に毎日のように連絡してくる。主人公は答える。「なんとかする」。

そしてほんとうになんとかしようとする。彼の忍耐強さはなにに依るのだろう。その十分の一も、ひょっとしたらそれ以下の忍耐力しかなさそうな自分は考える。まわりの人たちが言うように、信念なのだろう。その信念は何に依るのだろう。どこからどうして生まれたものなのだろう。

それは映画は教えてくれない。子供たちの成長も、目を見張るもの、というわけではない。でも前進はしている。おそらく正しい意味での共助というかたちで、居場所のなかった若者を救いもする。

人の可能性を信じることからすべては始まる。そして、それを言うのはたやすい。自分もなにかできないかな、と思いもした物語。


J1、浦和-川崎、0-3。堅実に勝利。

昨日、2位のC大阪が鹿島に敗れる波乱。かなり前だったらお付き合いして同じく負けることが多かった気がするも、今回はぶれず動ぜず。前半終盤に先制点を取ってからは安定の試合運び。

せっかくベンチに入ったケンゴが出られなかったのが残念かな。
22 Sep 2020

連れと小田原へ。美味い魚料理を食し、ちょっとしたウォーキングを。

歩いたのは小田原城から北西へ、いわゆる総構(そうがまえ)の西端へ。よくある山城の空堀は人の身長の2倍か3倍か、差し渡しも数メートルなのが、ここでは深さが12m、幅は20mから30mはあるという大規模なもの。

小田原城域は、じつのところ市街地をほぼずべて呑み込んでしまう広さ。『博士ちゃん』のTV番組でお城博士の少年が言っていたとおり、天守閣がお城なのではなく、その遙か手前から城は始まっているのだった。

半年以上前に湯河原を訪れた後、山はもとより観光でも遠出をしていない。そのせいか小田原では2時間も歩かなかったものの大いに疲れて、帰りの電車のなかではよく寝てた。これから少しずつ調子を上げていかないと。
23 Sep 2020

2日前、秋分の1日前、富士山に今年初めて雪が積もったのが静岡側から観測されたものの、甲府地方気象台からは確認できなかったため、「初冠雪」とは宣言されなかったとか。ではなんと呼ぶのかというと、「初雪化粧」と言うらしい。ちょっと言いにくい。


J1、川崎-横浜FC、3-2。負けてもおかしくなかった気が。

カズ、中村俊輔、松井大輔とベテランを並べてきた横浜FC。当方、機動力で圧倒できるのではとは浅はかな考え。解説の戸田さんの言うとおり、「技術は錆びません」。

後半出だしに追加点を取ったもののすぐ追いつかれ、次第に拾われるわ奪われるわでパスが繋がらないシーンが多くなり、引き分けたものの負けに等しかった神戸戦を思い出す状況に。

前半はベテランで受け、後半は若手で引っかき回すという、下平監督の知略が光る試合展開にまんまと乗せられた気が。なんで横浜FCは下位にいるんだと思うことしきり。恐るべし横浜FC。

でも当方も若手が活躍。アオ、先制点のみならず、前線で走り回る守備が見応えあり。旗手が2得点。山根の守備も獅子奮迅。(若手じゃないけど)ノボリ200試合出場おめでとう。今日も渋く上手いプレーを見せてもらいました。
26 Sep 2020

映画『ウルフズ・コール』を観た。先週に観た『スペシャルズ』上映前の予告編が緊迫感のある、観たくなるものだったので。

現代の潜水艦戦もの。しかもフランス映画。この手のはアメリカが一手引き受けかと思っていたけど、フランス海軍全面協力らしい。しかし『バトルシップ』みたいな単純宣伝映画でないところがフランスの矜恃か。抑止力に頼らざるを得ない国の、人間の、危うさと悲しさを描く。

近ごろでは美術館も予約制が多くなってきていて、気が向いたときに立ち寄る気軽さがなくなってきているが、川崎駅北口すぐにある浮世絵ギャラリーは立地も含めて手頃な場所。月岡芳年が特集されているので初めて出向いたところ、広くないとはいえ浮世絵だから数は多く、じっくり見ていくとかなり楽しい。幕末から明治にかけて活躍した芳年、少し前で言えば劇画調の絵がなかなか格好いい。「藤原保昌月下弄笛図」なんて拡大して屏風絵にしたいくらい。
27 Sep 2020

9月最後の土日も終わり。寒いくらいの土曜から一転、過ごしやすい天候の日曜日、連れと地元ウォーキングにでかけ、昼食に昔の味のする美味いラーメンを。


J1、湘南-川崎、0-1。山根くん凱旋試合。

川崎の得点、アオから家長を経てユウへ、中央、右、中央とワンタッチで繋いだ美しいゴール。これだけでも見応えあり。後半投入の三笘、やや停滞気味のチームに推進力を与える。前節と異なり、今回はドリブル突破も見せてくれて大変満足。

しかしチームとしては前節から、迷いなのか横着さなのか、なにかが薄れてきている気がしている。杞憂だといいのだけど。なにせリーグ次節はセレッソ戦。

本日の湘南、とくに序盤と終盤のアグレッシブさは脅威。守備も弱くない。現在のリーグ最下位はたまたま。足下を掬われなくてよかった。

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