逍遥の山
回想
雑記帳
宿題
更新履歴
since 1 Oct 1998
北八ツのカラマツ林、二子池周辺

 
2 Jul 2026

ワールドカップ。勝負は下駄を履くまでわからない。

イングランドvsコンゴ民主共和国、2-1。

開始7分でコンゴDR先制。得点したチペンガ、斜め宙返りという派手なゴールパフォーマンス。20分くらいまでは同等に見えた流れも30分を過ぎるとイングランドに大半が行く。しかしイングランド攻めが下手。左右からのクロスはなかなか合わないしドリブルで中に切り込む選手もいない。昔のぎくしゃくしたサッカーに逆戻りしたのか?後半になっても状況変わらず。徐々に見る気が失せてくる。

イングランドのトゥヘル監督、HTでいろいろ言ったはずだが、口で言ってもダメなら交代だとばかりに前線のサイドを左右両方とも変える。左のラシュフォードをゴードンに、右のマドゥエケをサカに。丁寧さが増す左に、中に入り込みだす右。さらに失点に関与した右サイドバックのスペンスを下げ、左の中盤にいたライスをそこに配置転換。中盤にはエゼを投入。配給役のライスがプレスから遠くなって上下動が自由にできるようになり、サカの動きとともに右サイドが活性化。

こうして舞台が整い、75分、サカが前に出てきたエゼに付け、エゼはさらに後方から来たライスに付ける。ライス、ゴールラインまで持ち出してゴール左側のゴードンへ、ゴードンこれを中央に折り返し、前後左右に振り回したコンゴDRをケインが仕留める。ケイン以外はみな交代ないし配置転換した選手。トゥヘル采配恐るべし。確変もの。

同点に追いついたイングランド、勢いに乗ってそこから10分少々で勝ち越す。左からのベリンガムのシュートをGK弾く、これを遠目でゴードンが拾ってゴール前中央のケインへ。ケイン、右に走りながらシュートコースが開いたことをおそらく視界の片隅で知覚し身体を捻って逆転弾。コンゴDRのムパシはイングランドサポーターに何度も溜息をつかせた有能なGKだが、目前のDFの陰から飛んでくるシュートは防げなかった。しかしコンゴDR、このGKを初め、グループKを3位通過したとは思えない強さだった。

勝利後、イングランドチームは肩を組んではサポーターとともにオアシスの”ワンダーウォール”を合唱。解説の戸田さんが教えてくれた。よく知ってますね。


ベルギーvsセネガル、3-2。

先制はセネガル。24分、左のマネからイスマイラ・サールへ、ヘディングシュートはポストに当たって跳ね返るが、詰めていたディアラが押し込む。セネガルは全体に動きが良い。さかんにベルギーの選手にプレスをかけ自由にさせない。じつにやりにくそうな赤い悪魔。この日CFの位置に起用されたのはデケテラーレなのだが、ポストプレータイプではなく自らボールを触りに行くタイプなので他の選手同様にセネガルに刈り取られる。前線でのボールの落ち着きどころがない。

ベルギー、そこで後半からCFをルカクに交代。さて反撃というところでセネガルに追加点。得点者はイスマイラ・サールだった。後方からのロングパスを半身で胸トラップしシュートという流麗なもの。ベルギー、出鼻をくじかれた格好。

焦りが見えだすベルギー。あいかわらずクロスが合わない。後半のハイドレーションブレイクではベンチから励ましに出てくる選手がおらず、ピッチ上のトロサールとティーレマンスが口論するなど雰囲気は最悪。このままチームが瓦解するのではと心配になるほどだったが誰も試合を投げない。後半もあと残り5分というところで、いずれも交代で入った若きモレイラが中央から右のムニエに出し、この折り返しを受けたルカクがシュート、2-1に。ほぼお通夜状態だったベルギーサポーターは大湧き、そしてなんとその3分後、左からトロサールが上げたクロスに中央のティーレマンスが競ってヘディング、得点。喧嘩していた(ように見えた)二人で同点弾。まるで熱血青春物のような展開。セネガルサポーターにとっては熱血どころか笑顔が凍り付く展開。

試合は2-2で延長戦へ。探り合いの前半を経て、後半、116分に問題の瞬間が訪れる。左を駆け上がったモレイラが中央に折り返した低弾道のクロス、これはゴール前のルカクに合わないまま右から走り込んだルケバキオがシュートに持ち込んだがバーに当たって上方へ。頭を抱える選手とサポーター一同。しかしゴール脇ではテーィレマンスが倒れていた。走り込んだ時にコンゴDRの選手に足を払われたかっこうになっていた。これはPKではないか?

意図的なものではなくじつに微妙なものだったが判定はPK。心配そうに眺めるベンチのマネら。怪我したふりをしてゴールスポットにうずくまりベルギーに動揺を与えようとするなどコンゴDRは心理戦も動員。しかしPKスポットに立ったディーレマンスは「まるで練習かのような」気負わぬ表情。なんの小手先技もなく冷静にゴール右上隅に蹴り込む。これでついに逆転勝ち越し、ベンチに下がっていたトロサールも笑顔。勝利に結びつく得点は団結の最良の妙薬。

そしてそのままベルギー勝利。この土壇場での逆転はベルギーの十八番。スコアも同じ、2018年ロシアワールドカップの日本戦を思い出す。セネガル、同点にされたあとにマネを下げるとか、ちょっとどうだったでしょうか。文字通りベルギーをあと一歩まで追い詰めただけに、勝ち切ってほしかったところ。


アメリカvsボスニア・ヘルツェゴビナ、2-0。

結果のみ。

 
今月のPreface/Monologue Preface/Monologue(index) To Top