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14 Feb 2026
快晴の空の下、奥武蔵へ。東武東上線越生駅から歩き出して梅林をかすめ、”上谷(かみやつ)の大楠”に寄り道して小築山・大築山に登る。丸山から関八州見晴台に続く稜線上の飯盛峠に出て西武秩父線側に下り、西吾野駅に出る。
越生はハイキングイベントと梅林とでやや賑やかだった。設定されたハイキングコースから逸れ、梅林を後にすると静けさが戻ってくる。関東一の巨木という大楠は剛健な複数の幹と壮大な枝ぶりが健在で、見上げたり見下ろしたり頭を左右に振ったりする規模の大きさに繰り返し感嘆させられるのだった。
大楠からいったん下って馬頭尊の佇む林道を辿り、小築山・大築山が頭をもたげる尾根に乗る。小築山は展望はないものの山頂部は開けて休むによい場所だった。大築山は都機山方面の眺めが開ける展望地だった。
大築山から南西に尾根を辿っていくと左右が緩斜面の植林地が続くようになる。手入れされているのか季節がらか、下草がまったくないので凹凸のない地形がよくわかる。途中に”馬場”と名づけられた平坦地まであり、奥武蔵の山中にこんなところがと驚く。それまで登っている気がしない山道は徐々に傾斜を増し、足元には数日前に降ったのだろう雪が現れだす。数センチ程度とはいえ久しぶりの雪道でなかなか楽しい。
大平尾根に乗ると傾斜も緩み、すっかり曇り空となってしまった中を飯盛峠に出る。西吾野駅へのルートは車道から別れているので”関東ふれあいの道”コースは辿らず舗装道を行くと、ガードレールが切れている部分があり、そこから下山路が始まる。
この飯盛山直下から始まるルート、最初から最後まで道標が一切なく、道形だけ追うと何度も難しい場所に引き込まれる。それはフィールドサインの見逃し、地図なりGPSなりの確認不十分なのだが、目の前の傾斜が急すぎるとか、足元が妙だとか思ってようやく気付くのだった。
とくにそろそろ集落に出るというコース末端がもっとも分かりづらい。たとえば標高430mあたりで浅い谷を右手に見て回り込んでいくところ、進行方向にはピンクのテープも見えて真っすぐ行くのが正しそうに思えるが、足元は急速に劣化していく。じっさいには回り込みだすところで右手に戻るように行くのが正しいのだが、そこに何の印もない。GPSを睨みながら辿る必要がある。
集落に出た先は民家の軒先で、なにも案内はない。さらに下ると舗装道が別な車道に合流するが、ここにも案内はない。下っている最中、登りは少しは楽だろうと思っていたが、そもそもこれは取りつきを探すのが大変そうだ。ガイドマップには朱色実線で表記されているコースだが、破線扱いでよいのではと思えた。
小築山で小一時間も休憩し、下りも上記の通り難儀したので、西吾野駅に着くまでに日が沈んでしまっていた。上り列車に間に合うよう駅直下の坂道を大急ぎで登ったので気管を痛めてしい、しばらく喉が痛くてしかたなかった。
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