Preface/Monologue2015年 10月


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善光寺平と尼厳山
ここまでのCover Photo:善光寺平と尼厳山
2 Oct 2015

月が変わった途端に、風邪をひく。
爆弾低気圧のおかげだろうか・・・

もう体調の悪いのには飽きた・・・
7 Oct 2015

本日より自宅の水回りを修繕開始。
(もちろん業者のかたが)

なので風呂に入れず、久しぶりに銭湯へ。
温泉ではないが薬草湯があって、暖まること。
しばらく毎日入ったら、体調不良も改善されるかも。
12 Oct 2015

体調不良をおして赤城・榛名に二泊三日。

赤城は火口原周辺が良い感じに紅葉。
初日は曇天で風も強く、
山頂稜線の吹きさらしは寒いくらい。
最終日は好天で穏やかな日和。
白樺純林の白い幹も青空に映えて。

午前中は雨模様だった中日、美術館目当てに榛名山。
午後にはせっかくだからと烏帽子岳など。
湖畔の土産物屋の主人曰く、
紅葉は一週間後とのこと。

中日にはHARA MUSIUM ARCに。



展示の現代美術もさることながら、
美術館の建物そのものも見所の一つ。
初訪時から新築やら野外展示やらが増え、いっそう愉しく。

13 Oct 2015

まだ自宅の水回り修理中。
銭湯通いが続く。


この連休最終日、日差しの下をわりとよく歩いたので、
ぜひ入浴をと思いながら車で山を下ったものの、
山腹にある公営温泉施設は混んでいそうなので避けたのだった。
(その手前の道路が渋滞していたので、ヤな予感がして)

地図を見ると、近隣に「××温泉」とだけ書かれているのがある。
有名処ではない温泉名だ。これはひょっとして穴場ではと向かってみる。
しかし現地に着いてみても、それらしいものはない。

あれば案内があるだろうけれど、それさえ出ていないということは、
源泉の位置だけ地図に残る場合があり、これもそうなのだろうと。
(じっさいには探し方がまずくて、あるにはあったらしい・・・
 もう少し案内を目立つように現場に出してくれれば・・・)

混雑は自ら避け、穴場は(このときは)幻と消えたので、
諦めて市街地を目指す。
(乗っている車は借り物で、駅近くの店に返さなければならない)

その際も、途中に走り抜ける町中に、銭湯でも、と窺ってみるものの、
周囲が農村地帯のただなかに銭湯があるわけもなく。
コンビニや美容院はあっても風呂屋はないものだなと改めて納得。
(田畑の多い地域に風呂なしの家やアパートはないだろう・・・)

市街地に入って、ひょいとみつけた、
近頃あちこちで見かける日帰り温泉。
温泉はどこかからか持ってきているような感じの。

駐車場は広いし、風呂が大混雑しているわけではないし
(お客さんは館内の休憩場所にいるほうが多い)、
最初からこういうところを目指したほうがよいのだなと。
やっと汗を流す。


そんなことを思い出しつつ、地元の銭湯。
手足を伸ばして湯船につかる。
終業時刻はまだまだ先。
15 Oct 2015

折りたたみ自転車を持って電車に乗り、
走って帰ってくる。またはその逆。

なんていうのもいいかもしれない。
行動範囲が広がる。
18 Oct 2015

甘利山・千頭星山へ。

好天の秋日、甘利山山頂からは甲府盆地を取り巻く山々が勢揃い。
(南アルプスは近すぎて逆に見えず)
ツツジの紅葉は終わってましたが、カラマツはまだよい感じ
(やや茶っぽかったですが)。

千頭星山手前のササに覆われた広い稜線はじつに心地良く。
さすが2,000mの高度で、日差しは暑いものの、
空気はだいぶ冷たかったです。
山を下って温泉で汗を流したあと、藪内正幸美術館へ。



企画展で展示されていた『ガンバの冒険』の挿絵に、童心に返ったかの気分に。
20 Oct 2015

水回りの改築も終わり、再び自宅で入浴できる日々に。
(改築自体は先週中に終了)

ここ最近入ったあちこちの日帰り入浴施設もよかったですが、
自宅が一番くつろげるのは、改築前と変わらずです。
25 Oct 2015

ひさしぶりに静かな土日。
好天ながらどこにも行かず。

とにかくよく寝た。疲れが溜まっていたかも。
28 Oct 2015

夜のHARA MUSEUMへ、現代写真の企画展を観に。
(水曜だけは20時まで開館)
久しぶりに、大判の写真が見たくなって。

 入り口案内

 玄関前

 券面のデザインは一ひねりほしいところ



写真は、なにが写っているかわかるものと、そうでないものとがある。

わかる(気になる)もの。

大判の写真に、舞台かなにかの床が奥まで続き、
中央には椅子が一脚。右手奥には、半開きの扉。
誰もいない寒々とした空間。
賑やかな舞台との落差が強烈に。

または、家族の記念写真。
背景には、故郷のものらしい家並みが描かれた、
大きな背景画が下がる。
みなにこやかで、楽しそうに。


ときには、説明を読めば見ているものの意味が深まるものも。

さきほどの家族の記念写真、
この家族が難民だと説明されれば、見え方は一変。
みなの笑顔も、後にしてきた故郷の思い出に浸っての、
いっときのものではないかとも。

または、青空を背に、何かの紙切れを握りしめ、熱く語っている、
アフリカ系の女性の写真。

張り詰めた雰囲気に、何が起こっているのかと説明書きを見ると、
部族間の対立が続くケニアで、争いを止めさせようと、
懸命に調停する姿だとある。
まるで違った写真に見えてくる。


なにが写っているか、ぱっと見ただけではわからないもの。
(ちょっと見て、気にせず次に行く人が多いのでは)

たとえば、木目調の壁のそこここに、
丸や四角の大きな暗い染みのようなものが。
よくみると、それぞれの染みの上部には、小さな黒いトゲのようなもの。
まるで謎めいた抽象画のよう。

説明を読むと、これは、家の壁で、
家族の写真が飾られた額がかかっていた跡であると。
トゲのように見えたものは、釘だった。

いったいなにが起こったのか。撮影地はモロッコだとか。
一家で故郷を捨てた?きれいな壁の家を残して?
説明されても、謎は深まる・・・


入館したのは18時過ぎ。
水曜18時から映像作品の上映があるとかで、
前後の入館者はみなそちらへ。
おかげで静かに一枚一枚見て回れて。
31 Oct 2015

連れとの甲州旅行で、ずいぶんと久しぶりに、清春芸術村へ。



初めてではないはずの白樺美術館では、
ルオーの宗教画や中川一政の絵に、初めてのように見入る。
最初の頃は、よくわからず入っていたのだなぁと。
高村智恵子の絵まであって。再発見。
意外と、寒々とした絵だった。

しかし魅入られたのは、河野道勢の自画像。
優しげな少年と、意志堅固な大人が同居したような。
純粋な人だったのではなかろうか。

先日のHARA MUSIUM ARCと同じく、新たな美術館施設の増設あり。
CLAVE GALLERIE。クラーベという画家の作品を収蔵する施設。



その作家の作品以上に、施設そのものが洗練の極み。
設計が安藤忠雄なので、あちこちに意味がしかけてある。
(受付のかたの説明で、理解できたのですが・・・
 丁寧な説明に感謝。)


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