Preface/Monologue2023年 11月


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高ジョッキへの登路から丸岩を見下ろす。背後は草津白根山。

ここまでのCover Photo:高ジョッキへの登路から丸岩を見下ろす。背後は草津白根山。

1 Nov 2023

二ヶ月が一度に目に入るカレンダーであれば、大晦日の曜日が分かる11月。今週から数えて9回目の週末日曜日が年末だった。

今回の年末年始休みは日数が少なさそう。

2 Nov 2023

難民キャンプを爆撃する連中が、同じ人間であることが実に残念だ。

3 Nov 2023

川崎市麻生区で開催の『緑と道の美術展』に。

今月一ヶ月だけのあいだ彫刻作品が野外展示される。毎年開催のこれが8回目。会期開始最初の休日だからか、コースを歩いている人多数。

昨年もそうだったが、野外の光や風が作品に影響を及ぼすものがやはり存在感がある気がする。そうでないものはそれなりのサイズがないと少し離れただけで存在感が希薄になる。個々の作品が小振りでも、複数組み合わせて空間の大きさを感じさせるものであればその限りではないけど…

小田急線はるひの駅では美術展案内のテントまで立っていて、過去の作品の図録が頒布されていた。そんなものがあるとは知らなかった。この日の在庫は2019年のと2022年のとしかなかったが記念に購入。2019年のイモリと汁椀は懐かしく思い出した。

4 Nov 2023

栃木県鹿沼市の二股山へ。

見た目以上に厳しいところのある山だった。コースタイムどおりにまるで歩けず。
(後日追記)詳細はこちら

5 Nov 2023

昨日に引き続き、栃木県鹿沼市の山へ。市街地から古峯神社に向かう途中にある羽賀場山に登り、お天気山まで繋げて歩く。


天王橋でバスを降り、長安寺の裏から長い尾根に取り付く羽賀場山自体はそれほど難しくない。問題はその先。お天気山までの稜線はロープがなければとても下れたものではない長い急降下が一再ならず。大小取り混ぜてコブが連続して、のんびり低山縦走などできはしない。地図で確認した以上のハードさ。

しかも羽賀場山を出発して次のコブに登ったところで雨まで降ってきて、木の根も石も出ている急斜面は滑ってくださいとばかりに濡れていく。難易度が二段階くらい上がり、コースタイム一時間強のところ二時間以上かかった。緊張の連続で、時折窺える色づきだした木々にも落ち着いて目をやるヒマがなかった。


お天気じゃないのにお天気山か、と思いつつ登ったり下ったりしているうちに、雨具を叩く音が少なくなっていることに気づく。なんと、そのお天気山に着く直前に雨が上がり、あまつさえ日まで差してきた。できすぎの物語。

しかしザックはカバーを付けているもののストラップはスポンジのよう、上下雨具の中は汗で水びだし。11月でこれかと思いつつ、やはり急なお天気山を下り出す。ようやく出た車道でバスに乗り、鹿沼駅に着くころにはザックもかなり乾いていた。


羽賀場山の山頂は植林に、お天気山のは雑木に囲まれて展望はないが、どちらもそれほど閉塞した印象は受けず悪くない。羽賀場山への登りの前半は伐採地のへりを歩くので眺望が開け、見上げればこれから辿る羽賀場山主稜線、彼方には袈裟丸山ではと思えるゆったりした山影も。

なお「お天気山」という山の名、山頂標識には天強山、下山路の標識には天久山と付帯表記があり、最初からお天気山ではなかったらしい。「お」に至っては最近の付加としか思えない。

12 Nov 2023

民族と国家は別物。
前者に優劣はないが、後者には。
特に人道面、人間性の面で。


那須へ。山には登らず。
朝方晴れた連峰稜線を見上げると、茶臼岳と朝日岳にうっすら雪が。
ここももう冬山に。

21 Nov 2023

「自立とは他人に頼ることだ」

「迷惑をかけないようにがんばるというのは、私は他人を助けないと自慢するのと同じことだ」

『ヘルシンキ 生活の練習』から。


山に行ってない分、本読み時間が多少増える。

27 Nov 2023
連れの実家に帰省中に、今年の春に一人ででかけた王子ヶ岳(玉野市、倉敷市)に連れと歩きに。渋川の海岸沿いの駐車場から山頂往復。修験の道を下るのは連れにはキツかろうと。

山頂が近づくにつれて山道の脇にイノシシが掘り返した跡が目立つように。観光地の領域に出て、レストハウスで瀬戸大橋が浮かぶ瀬戸内海を見渡しながらお茶を飲んだあと山頂に向かっていくと、最高点に立つ四阿の前を左から右に走って行く小柄な物体が。あー、こんなところでイノシシに出会うとは。

サイズが小さいので”うり坊”からようやく脱却したばかりというところか。子供でなければ母イノシシは心配しなくてもよいのだけど、用心するに越したことはない。しかしこのイノシシ、人の姿が見えているというのに悠々としている。ネットで見てみるとここには人慣れしている親子イノシシがいるとのことで、きっと子のほうが成長した姿だったのだろう。

このイノシシはレストハウス方面に先行して下り、その後灌木の中に消えていった。昨年だったか、岡山市街地のホームセンターに突撃をかけたイノシシがいたので、この若いのはレストハウスに同じことをするのかと思ったものだったが、若いながら分別はあった模様。


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