Preface/Monologue2022年 11月


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大霧山から笠山、堂平山を望む

ここまでのCover Photo:大霧山から笠山、堂平山を望む

2 Nov 2022

帰省中の岡山にて、児島半島の貝殻山を何度目かの再訪。
かつて「五石散策路」と名付けられた尾根コースは、今回歩いてみると、稜線との分岐点に「中尾根コース」という標識が立っていた。

開けた山頂部は眺望はよいのだが日影がない。11月にはいったというのに暑い日差しが照りつける。
それでも岡山市のモンベルで買ったガスボンベを使って湯を沸かし、コーヒーを淹れた。
(空路を来たのでガスボンベは持って来られなかった)

登山口では初めて野菜直売の幟を見た。ナスを買ったところ、おまけに売り物にならないもの(見た目に難あり、食するには問題なし)を多数もらった。
(このあと、ナス料理の日々が続く)

3 Nov 2022

連れとともに岡山県中西部の高梁へ、建築時の天守が残る国内唯一の山城、備中松山城に。

車で行くと、土日は山腹途中の広い駐車場からシャトルバスで車道終点まで行き、そこから徒歩20分で天守。平日だと直接終点まで行けるらしい。電車だと備中高梁駅から天守前の広場まで歩いて(途中から山歩きで)1時間半ほど。街中から急峻な山の上に建つ城が見上げられ、あそこまで行くのかと思いつつ歩を進める。

登り着いてみると、標高400メートル超の山の上としては予想外の石垣が積み重なる。稜線上に平坦地である曲輪が残るだけのものとは違う迫力。見上げる天守閣は小振りで、松本城や姫路城に比べれば取るに足らないように見えていたが、そもそもここは山城で天守は居住空間ではなく象徴的なものでしかないため、この規模でよいのだとわかった。長らく「たいした城じゃなさそうだな」と思っていたが、大いに認識を改めた。

この城がある山は臥牛山といい、最高点は天守の背後にある天神の丸跡というろころで標高480m。そこまで往復して往路を下った。

5 Nov 2022

J1、最終日。わが川崎は勝利したものの、優勝には届かず。

昨年より力が落ちたことは事実。しかし最終節まで優勝争いを演じたことも誇るべき事実。
みんなお疲れ様。来年はまた湧かせるプレーを随所に見せてほしい。

6 Nov 2022

再び備中高梁へ。臥牛山東回りコースなるものが”高梁の山 詳細登山地図”に記載されており、そのコースを辿って先日未訪とした三角点峰や大松山城跡を回ってみようかと単身で。だが道筋わからず敗退。

標識はいっさいなし。登山口からすぐの左右に分岐している谷間を右に行くべきを分岐に気づかず左に行くことから始まって、地図を繰り返し見ているにもかかわらずガイドされているコースを追えず、ルートファインディング能力の貧弱さを認識させられる結果に。ところどころに見られる赤テープも、どこに出るつもりで付けられたものかわからず、傾斜が強まるとヤブが濃くなったりやや無理のある直登となったり、「これで合っているのか」と思えること再三。そのたびに「これはさすがに間違いないはず」というところまで戻ってやり直し。

備中松山城のある山を歩いているというのに静かなことこの上ない。広がったコケの上を湧き水が滴っている岩肌とか、こんなところにこんなものがと思えるものを見もしたが、なにせ予定2時間半のところ3時間半経っても稜線に出る見通しが立たないので諦めて山を下る。稜線に出れささえすれば車が通れる道が延びているのだけれど、その直下に岩壁マークがついている箇所があるので、誤ってそんな場所に出たら進退窮まるかもしれなかった。戻るのさえ登山口近くの分岐が分からずうろうろしたくらいで(すぐ下にシャトルバス発着点の駐車場が見えるにもかかわらず)、コースは”草が被るレベルの”登山道B級とされていたが、地図が発刊されて8年が経過しているので”小径が消えかかり”のC級くらいになっていたのかもしれない。

山中でまったく口にしなかった食事を登山口を出た先の舗装路上で食べ、備中高梁駅に戻る。つくづく連れと来なくてよかったと思えた。達成感はほとんどなかったが、”山遊び”は十分したと思える一日だった。

7 Nov 2022

昨日敗退した臥牛山へ、今度は車で。山登りは諦め、登って出るはずだった車道を詰めて三角点峰近くの駐車場へ。

駐車場は日向にサルが群れをなしていて、子ザルが遊んでいる。この山は野ザルが棲むところとして有名らしく、エサをあげるな、視線を合わせるな等と注意事項が案内板に。推奨事項を守り、相互不干渉のもと車を離れて山道に入る。

三角点は歩いて10分。あっけない到着。昨日からの達成感をここでと、三角点を離れた少し開けた場所で湯を沸かしてコーヒーを。天守までは行かずに山中を一時間ほど周遊。”天神の丸”のすぐ裏にある「大池」という名の、石垣に囲まれた池には驚く。23m×10m、深さは4.3m。こんな規模の池がこんな山中に。城郭内貯水池としては国内最大だとか。かつては屋根までかけられていたことがあったという。史跡に指定されてはいるが、築造の目的はいまだに判明していないそうな。

駐車場に戻る途中、舗装面に出る直前で右手の植林のなかに延びる歩きやすそうな小径が目に止まる。地図に当たってみると、昨日出てくるはずだったのがここだった。だがどこで間違えたのかを確かめにいく気力はなかった。

8 Nov 2022

和気アルプスの北方に急峻な山肌を見せる低山、佐伯天神山へ。

ここも備中松山城と同じく山城を載せるものの、天守や櫓などの建造物はなにも残っていない。しかし稜線には曲輪や本丸、二の丸などの連続する平坦面が数多く、そのすべてに解説版があり、ヤブが刈り払われていて過ごしやすく、じつに歩いて愉しい。ガイドでは吉井川に落ちる急傾斜につけられたジグザグ道を下って下部にある侍屋敷跡を見るよう書かれていたが、今回は山頂から南に延びる高原状の地形を車道で辿り、和気駅まで歩いて出ることとした。

車道で山間を抜けると左手に和気アルプスの稜線が仰げるようになり、吉井川に近づくと背後に岩壁を晒した山肌が広がるようになる。最高点でも370mだが、下りには不向きな尾根があちこちにあるほど険しい山稜を連ねている。9月から11月は松茸山となるため今回は計画しなかったが、春から初夏に岡山に来る機会があればぜひ歩きたいと改めて。

9 Nov 2022

児島半島の付け根あたりにある由加山へ。山間であるが由加「山」と言っても山ではなく、寺社のこと。

由加山蓮台寺と由加山神社本宮とが隣接してあり、聖域はかなり広い。蓮台寺ではたまたまご祈祷に参席する機会があり、迫力ある読経に気が引き締まる思いになった。しかも記憶にある限り生涯初めてお祓いまでしていただいた。円山応挙の襖絵を含む障壁画も多数ある客殿まで見て回ると、3時間近くも滞在してしまった。平日の寺社は静かでよい。冒頭に山ではないと書いたが神社の駐車場から始まって寺社の敷地内は階段や傾斜があり、獲得標高差は多少はあった。

なお、岡山市街地から由加山への往復途上では常山を間近に仰いだ。このあたりは低いながらもすぐ行ける山が多くてよい。山は高さではないことは先日の臥牛山でも再認識した。

10 Nov 2022

鷲羽山近く、本四架橋を望む王子が岳を周遊する。

200mを越えるほどの小山塊で車で山頂近くまで行ける観光地だけど、海辺から山塊の稜線に取り付き辿れば周遊2時間ほどの山歩き。稜線の途中でも山頂部でも瀬戸内を眺め渡す好展望が広がる。

しかし階段道に終始し常緑広葉樹が視界を塞ぐことの多い穏やかな山道の稜線歩きに飽き足らない身には、下山にとった行者道という急斜面に付けられた登山道がこれぞ王子が岳とばかりに刺激的。途中の開けた場所から稜線部を振り返ってみると、青空を背景にまるで瑞牆山のような眺めが展開する。修験者が籠もるらしい岩窟まである。垂直に切り立つ岩塔にはいつ誰が設置したのか鉄線の梯子が数メートルにわたって下がる。なんの目的でどうやってあれを設置したのか、見ているだけでぞっとする。まさにここは修験の山。

13 Nov 2022

次の日曜深夜からサッカーワールドカップ。
さて山をどうしたものか…

16 Nov 2022

川崎市麻生区『緑と道の美術展 in 黒川 2022』へ。里山を1時間半ほど歩き回る。

今年で7回目になる野外美術展、今日は光が回っていたせいか、ガラスや布のような透過性のある作品がことのほか佳く見えた。ジャンクっぽく見えるものが少なかったのも好印象。久しぶりに重量級の作品もいくつか。

作品を見て回るだけでなく、雑木林のなかに続く踏み跡を追ってみたりも。「ここからここに出られるんだ」みたいな発見があって楽しくもあった。

19 Nov 2022

JR水戸線北方に横たわる高峯・仏頂山を日帰りで。昨年末に訪れた笠間つつじ公園からの両山の眺めが素晴らしく、ぜひ二山を繋ぐ稜線を歩いてみたいと考えて。

2016年版の分県ガイドでは仏頂山から登るように書かれているが、本日は高峯から。水戸線羽黒駅から徒歩で五大力堂経由で山頂へ。そのまま稜線を辿り、仏頂山を越えて稲田駅まで歩く。なお、分県ガイドのコースタイムはかなりきつめ。羽黒駅から五大力堂まで一時間、高峯からの二山の縦走が一時間五分とされているが、かなりの早足では。

このコース選定だと展望が開けるところが多くないが、雑木林のなか、乾いた落ち葉が積もる山道は歩いて楽しい。ときおり階段道の急な登りやら下りやらが出てくるのは訓練だけれど。仏頂山への登り途中にあるススキの原で遠く雨巻山が望めたのは嬉しかった。

標高は4~500メートル台と高くはないものの、駅から駅まで歩くとなるとそれなりの労力。いずれの山もwikiに載っていないくらいなので知名度はかなり低いらしく、都心から多少離れているとはいえ好天の土曜なのに山中では2組に会ったのみだった。

20 Nov 2022

映画『ザ・メニュー』を観る。主演は「名前をいってはいけないあの人」のレイフ・ファインズ、共演に「怒りのデスロード」”ニュークス”のニコラス・ホルト。

静かに満ちる狂気。堰を切ったら留まるところを知らず。コース料理のメニューは、一つくらいは覚えて帰るのが礼儀だと再認識した映画。


カタールでのワールドカップ開幕。開幕戦は開催国が一方の当事者として出てくるのが決まりだったが、「負けたことがない」というジンクスが遂に崩壊。0-2でエクアドルに敗れる。

内容はスコア以上の差あり。開幕戦だというのに”ながら”視聴で過ごす。本大会に出たこともない国が自動出場権の得られる開催国になるものではないということを再認識した試合。

21 Nov 2022

ワールドカップ。観られる限りは観てしまう。

イングランドvsイラン、6-2。
アジアの雄も6失点。2点取ってもこれでは勝てない。堅守が売りだったはずだけどアジアだけでの話なのかも。この試合でのイングランドは攻めが多彩で若手が躍動もし、観ていて楽しい。しかし対ウェールズ、対USAではどうだろう。真価はこれから。

オランダvsセネガル、2-0。
点差ほどの内容ではなく、セネガルは惜敗というところ。少し前であればアフリカ勢の試合運びは大雑把だというイメージがあったけれどこのチームにはそんなところはない。点が入るまでの後半終了間際までは均衡した好ゲーム。開催国はオランダはもちろんのことセネガルにも苦労しそう。

アメリカvsウェールズ、1-1。
前半はウェールズにいいところなし。システムを変えて臨んだ後半は盛り返し、若いUSAを押し込む場面も。ボールが収まらなかった印象のラムジー、前からあんな感じだっただろうか。

22 Nov 2022

ワールドカップ。

アルゼンチンvsサウジアラビア、1-2。
結果だけ見ると誤記ではと思える大番狂わせ。サウジの陣形は統率がとれていてDFラインはフラットで高い。トルシエジャパンを思い出す。開催国やイランの体たらくを見た後でのこの結果は、アジア侮るべからずと世界に伝えるに十分かと。

デンマークvsチュニジア、0-0。
結果だけ見ると停滞していたように思えるかもだが、コーナーキックがデンマーク11にチュニジア9とお互い攻めに攻めた結果。両チームのGKが大活躍。美技の数々をOnTimeで見るだけでも夜更かしの価値あり。

メキシコvsポーランド、0-0。
結果だけ見ると・・・いやポーランドについてはよしとすべき結果。ほぼメキシコに押されっぱなしの上にせっかく獲得したPKをレヴァンドフスキ外しちゃうし。中米の名GKオチョアが一枚上手だった。


フランスvsオーストラリア、4-1。
結果・・・のとおり。豪州は先制したものの同点にされて意気消沈、すぐに逆転されてしまう。フランスの技量が優れているからなのか方針なのか、セットプレーで人につかないのもどうかと。前回王者の練習試合のように見えた。

23 Nov 2022

ワールドカップ。

クロアチアvsモロッコ、0-0。
前回W杯準優勝のクロアチア、若いモロッコに苦しめられる。なかなか思うようにボールを回せず。37歳のモドリッチは当然のこと、ペリシッチとか歳をとったなぁと(まだ30台前半だけど)。

日本vsドイツ、2-1。
アルゼンチンを破ったサウジアラビアに続く番狂わせ。4バックで始めた前半、序盤はともかく大半がフランスを前にした豪州のようにサンドバッグ状態だったけれど、3バックに変えた後半から盛り返し、同点に追いつき逆転。とにかく攻撃的選手を交代投入、それが大当たり。

なにより、同点弾の起点が期待の三笘、受けて最初のシュートが評価の分かれていた南野、跳ね返りを押し込んだのが同じ境遇の堂安というところが嬉しい。決勝点がカナダ戦で不評だった浅野だというところも。同じくカナダ戦でさんざん言われ、この日もPKを与えてしまったGKの権田も大活躍。ミキもどこかで名誉挽回できないかな。

さて、相手がドイツであっても勝ち点は3。この調子でコスタリカ戦、スペイン戦でも結果を出し、まずは一次リーグを突破を。


スペインvsコスタリカ、7-0。
コスタリカはシュートを一本も打てず。後半アディショナルタイムでも失点。スペインが強すぎるのか、コスタリカが弱すぎるのか。ニュージーランドとのプレーオフを競り勝って出てきたわけだが・・・。日本戦ではどう戦うだろうか。

ベルギーvsカナダ、1-0。
カナダ、日本戦で自信を得たのか、攻守によくやっていた。最少失点がその証左。

24 Nov 2022

ワールドカップ。

スイスvsカメルーン、1-0。
前半は両チームとも守備が堅い印象。疲れたのか、なかなか追いつけない終盤のカメルーンは緊張が緩んだように。かつて見た景色。

ウルグアイvs韓国、0-0。
点は取れないものの攻め合いが続き、試合がほとんど止まらない好ゲーム。韓国はウルグアイから勝ち点1であれば及第点では。

ポルトガルvsガーナ、3-2。
前半は0-0。後半で合計5点入る。ポルトガルGKのゴールキックに背後から忍び寄ったガーナの選手がボールをかっさらって・・・が成功していれば、6点目もあった。CロナのW杯5回連続得点という大記録が生まれたものの、荒れ方も派手だった少々後味のよくない試合。

ブラジルvsセルビア、2-0。
セルビアは後半途中まではよく耐えたし、攻めに出る機会もあったのだけど、相手が一枚も二枚も上手。監督のピクシー、もう還暦近いのが感慨深い。

25 Nov 2022

ワールドカップ。グループステージ2回戦開始。

ウェールズvsイラン、0-2。
イングランド戦で6失点のイラン、切り替え十分、意気高し。ウェールズは後半終了間際のGKの退場が敗退への合図に。10分以上あったアディショナルタイムで2失点。

カタールvsセネガル、1-3。
カタール、初戦の堅さはだいぶ取れたようだけど、技術不足は否めない。頑張りは見て取れるのだけど、見ていて楽しいのはラ・リーガにもいたことがあるアフィーフくらい。本日点を取ったことが開催国としての最低限の義務達成か。

オランダvsエクアドル、1-1。
この試合もまたスコアと内容が乖離。オランダのシュートはなんと2本(エクアドルは15本)。これで1点取ったことを褒めるべき?単なる幸運ではと。俊敏で勤勉なエクアドルの圧の前にやりたいことがまるでできず。しかし次戦の相手はカタール。グループステージ突破は堅い。

イングランドvsアメリカ、0-0。
若いアメリカが果敢に攻める。次戦の相手のイランが勝ち点3なので、現状の勝ち点1から上積みしたかったのだけど、結果は2止まり。この組の2位争いはやや混沌としたものに。

26 Nov 2022

ワールドカップ。グループステージ2回戦。

オーストラリアvsチュニジア、1-0。
豪州、前半のうちに先制。後半はチュニジアの猛反撃を跳ね返し続けたものの、相手へのパス多し。も少し冷静さがほしいところ。得点者のデュークはJ2ファジアーノ岡山所属。祝岡山W杯ゴーラー輩出。

ポーランドvsサウジアラビア、2-0。
前半から押し気味だった中東の雄、動きが緩慢に見えたポーランドに逆襲を食らって失点。せっかく得たPKも防がれ、レバンドフスキにW杯初得点を献上してしまう。スロースターターのポーランド、次のアルゼンチン戦に向けて準備完了か。

フランスvsデンマーク、2-1。
取られたらすぐ取り返したデンマーク、しかし二回続けて同じことはできず。終了間際の失点に力尽く。フランスは今大会はかなりまとまっている印象。エンバペも孤立することなくのびのびやっているように見える。

アルゼンチンvsメキシコ、2-0。
結果のみ。アルゼンチン、復活の狼煙。

27 Nov 2022

好天の日曜、連れと北鎌倉へ。昼時に駅を出た先の円覚寺の門前は大勢の人。観光客が見上げる先のカエデは色づき半分くらいだったけれど、明月院に向かう途中のイチョウは日の光を浴びて黄金色に輝く。寺社には寄らず早々に天園ハイキングコースに乗り、相変わらず人の多い中を天園から港南台へ。

ハイキングコースもロングスカートで歩く人が目立つ。追いつかれた場合は先に行ってもらうという山での(多数派の)常識が通用せず、しばらく数珠つなぎで歩くこともしばしば。この季節はもっと速い時間帯に歩くか、可能であれば平日に行くのが快適か。すれ違った英語話者の男女の女性が"uncomfortable"と言っていたが、昨日の雨で濡れた地面のことを言っているのか他のことかは分からなかった。


ワールドカップ。グループステージ2回戦。

日本vsコスタリカ、0-1。
世界的に見ればこれも番狂わせらしい。ドイツを破ったチームが、スペインに7-0で負けたチームに負けるとは、と。

失点はミスがらみとはいえ、敗因は点が取れなかったことが全て。ポストプレーのできないCFをスタメンに置き、収められるCFに替えたら今度はクロスを入れられる選手をベンチに下げ、前に出てこない相手にスピード勝負のサイドの選手を投入し、調子の出ない中心選手を最後まで使い続ける。ドイツ戦の采配は名采配との評価だったが、ただのまぐれ当たりと思えてきた。

ベルギーvsモロッコ、0-2。
モロッコ強い。世界ランキング2位相手に攻守とも一歩も引かず。フランスやスペイン相手ではどうかわからないけど、4強くらいになってもおかしくないのでは。

クロアチアvsカナダ、4-1。
開始早々の先制点で存在感を示した北中米予選一位の国だったが、クロアチアに見切られて次々と失点。前線でデイビスが気を吐くも追加点は奪えず。第2戦を終えて勝ち点0なのはカタールとカナダだけに。動きは悪くないのだけれど。

スペインvsドイツ、1-1。
スペインが複数得点で勝つと予想していて、前半途中くらいまではそれが的中するのではと思っていたが、ドイツはドイツだった。序盤こそスペインに圧倒されたものの、徐々に盛り返し、後半半ばに失点しても、終盤に同点に持ち込む。スペインに負けないドイツは侮れず。さてコスタリカはどう戦うか。

28 Nov 2022

ワールドカップ。グループステージ2回戦。

カメルーンvsセルビア、3-3。
今大会最初の派手な打ち合い合戦。カメルーン先制、セルビア逆転、しかも追加点。2点差があって油断したのか、セルビアは二度にわたってオフサイトトラップをかけ損ない、同点に持ち込まれてしまう。この日のカメルーンは意気高し。スイス戦の終盤に見られた緩慢さは微塵もなし。

韓国vsガーナ、2-3。
これも打ち合い合戦。前半のうちにガーナ先制、しかも追加点。韓国は後半に一気に畳みかけて同点に持ち込む。しかしその状態は残念ながら7分しか持たず・・・。10分あった後半アディショナルタイムはゴール前に張り付いたガーナを韓国が延々攻め立てるというもの。引きに引いた相手を崩すのはソン・フンミンがいても難しい。

29 Nov 2022

ワールドカップ。グループステージ2回戦。寝不足。

ブラジルvsスイス、1-0。
堅守だけではない、自陣に引き込まらないスイス。しかし枠内シュートは0。ネイマールがいなくても強力な前線のリシャルリソンとラフィーニャを下げてもブラジルが勝つのは、こちらも守備の堅さに支えられているから。

ポルトガルvsウルグアイ、2-0。
結果のみ。ウルグアイは決勝トーナメント進出するには次戦のガーナに勝たなくてはならない。韓国vsガーナ戦を見るとガーナはかなりしぶとい。苦労しそう。

30 Nov 2022

ワールドカップ。グループステージ3回戦。
深夜に4試合、録画してても全ては見られない。

エクアドルvsセネガル、1-2。
勝たないと決勝トーナメントに進めないセネガル、前半攻めて攻めて先取点。引き分けでもよいエクアドル、後半に持ち直して同点弾、しかしその2分後に再び引き離される…。こうしてアフリカ王者が一次リーグ突破。

オランダvsカタール、2-0。
結果のみ。開催国は結局勝ち点を取れず。

イングランドvsウェールズ、3-0。
ウェールズ、頼みの綱のベールを下げてまで打開を図ったものの、イングランドの個とチームの強さになすすべなし。英国対決と煽られていたものの試合は荒れることなし。ともあれもう少しウェールズに強度があれば。

イランvsアメリカ、0-1。
アメリカが押し込む前半、一次リーグ突破には引き分けでもよいイランに対して勝つしかないアメリカが先制。アジアの雄、後半に盛り返して終盤には迫力ある攻めを繰り出すも実らず。こちらも試合は荒れたものではなく、国家間の諍いを感じさせないものだった。


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