Preface/Monologue2021年 11月


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和銅黒谷駅付近から武甲山

ここまでのCover Photo:和銅黒谷駅付近から武甲山

1 Nov 2021

衆院選。

勝者は改憲勢力。改選前より容認派を増やす。
「勝者なき選挙結果」と評したメディアは視野が狭いのでは。

事大主義もかなり勝利を収めた模様。

3 Nov 2021

ずいぶんと久しぶりに川崎大師へ。

通常であればJR川崎駅から京急大師線乗り換えだけど、歩いて行く。まだ朝の時間帯の市役所通りをひたすら直進し、川崎大師入口の文字があるバス停を左へ。大師公園を回り込んだ先に寺域がある。駅から45分くらいか。

妙に着飾った子どもが多いなと思ったら七五三。境内には屋台が(間隔を開けてだが)軒を連ね、本堂のなかでは本物の火を焚いて護摩供養かなにかを。まさに縁日の世界。

子供の頃はそれほど面白いと思わなかった場所だけど、歳をとって来てみるとなかなか興味が尽きない。四国お遍路や日本百観音のお砂踏み参拝所とか楽しめるもの多し。一種のテーマパークではないかと思えることしきり。

参道で久寿餅をお土産に買い甘酒を飲み、電車で帰宅。午後からの試合観戦に間に合うように。



J1川崎、4度目のリーグ優勝。昨年からの連覇。連覇は二度目。黄金期継続中。

笑顔の選手やスタッフのなか、レオがずっと泣きっぱなし。見ているものが思う以上に、いろいろ思いはあるだろうなと。まずはとにかくおめでとう。そして感謝。みなに感謝。

5 Nov 2021

一泊二日で上州へ山歩きに。


初日は迦葉山。中腹の弥勒寺から往復。行程2時間だけどもほとんどが急傾斜で途中に岩場巡りもあり、この季節に一汗も二汗もかかせられる。

登山道出発点の弥勒寺、奥の院の和尚台の岩峰など見所多く、息を切らして辿り着いた山頂からはわずかな切開きから戸神山が正面、上州三峰山が梢越しだったものの、十分と思える眺めだった。


翌日は玉原(たんばら)湿原から尼ヶ禿山に登り、迦葉山への縦走路を途中まで往復。

十一月なので湿原は一面秋色。周囲の山は朝方の雲が覆い被さって姿がまるで見えない。昨日のとは異なり、じつに歩きやすい道がたんたんと続く。山頂が近づくにつれ斜度も出てくるが歩きやすさは変わらない。昨日がいかに厳しい山道だったかと改めて。

登るにつれて雲も上がってきており、短い急登を経て出た山頂稜線は大展望。河岸段丘の沼田市市域を眼下に、赤城、榛名、子持山に小野子三山、戸神山に三峰山、目の前に迦葉山、彼方に浅間連峰・・・と、豪勢な上にも豪勢な展望。武尊山だけ雲のなか。

迦葉山方面へは、その迦葉山に登りだす直前に広がる白樺湿原を訪ねるつもりで。来てみると、彼方に立ち並ぶ白樺の手前にこじんまりとした湿原。テニスコート3~4面くらいか。湿原よりその手前に広がる見事なブナの平地林のほうが見応えがあった。見渡す限りのブナの群れ。玉原湿原の上にもブナ平という場所があり、今回は未訪だけど、いつか訪れてみたいものかと。


さて、先年の戸神山・上州三峰山のときと同じく今回も二日目にクマに遭遇。尼ヶ禿山の頂稜に出る直前でたまたま気づかず立ち止まったら、5メートルくらい離れた場所からガサガサと派手に灌木を揺らして逃げていった。今回のは小さかったように見えたので今年生まれた子熊だったのかも。クマは人と接近遭遇すると逃げずにじっとしてやりすごそうとする、という話を聞いたことがあるが、まさにそのとおりらしいとわかった(今回はクマ鈴を鳴らして歩いていた)。

なお、泊まりは老神温泉に。ここの単純泉の湯は柔らかくてじつに心地よし。

7 Nov 2021

天園ハイキングコースへ。北鎌倉から天園を経て港南台。

円覚寺門前のカエデは色づき初め。紅葉の盛りはもう少し先か。
山上はハイシーズン。人は多め。涼しくて足取りが軽い。


J1川崎、鳥栖に3-1で完敗。

鳥栖こそは難敵。昨年は一度も勝てず、今年は一勝一敗だけど、得失点差で負け越し。まだまだ精進しないと。

なによりジェジエウの怪我が心配・・・。

10 Nov 2021

今年で6年目の『緑と道の美術展』(川崎市麻生区)へ。

毎年11月のあいだ里山のそこここに美術作品が配置。今年は林のなかに立てられた幟の作品群がよかった。たまたま本日が風の強い好天の日で、布のはためきと透過光が野外作品のよさを引き立てていたからかもしれない。

風が強いせいで木々からは盛んに色づいた葉が舞い落ちる。ついでに木の実も降ってくる。森の中で大きな音を立てて地面に落ちている。木でできた作品を見ていたら、トゲをまとったクヌギの実がぶつかってきて凄い音を響かせた。

あれがじかに頭に当たったらかなり痛いだろうな。

13 Nov 2021

比企の笠山・堂平山を北から縦走。


東武東上線小川町駅からのバスを切通にて下車。ここから笠山参道を辿る。舗装道でも道筋には石仏石碑が点在。かつてはガイドブックで紹介されており、現在でも山岳マップに朱線が引かれているものの、あまり歩く人はいないようで、途中の栗山集落に出る山道の旧道など例によって道の真ん中にキノコが群生している部分があるほど。

その旧道から再び出る車道からは眺望が開け、見上げる笠山と堂平山の連なりが素晴らしい。出たところは南に面する栗山集落で、日を浴びまさに桃源郷。空気感よく、歩いて登ってきたので有り難み大。

笠山神社下社から山道しばしで到着する笠山山頂は意外と細長く、かつ休憩適地が少ない。大人数が集まれる場所でもないので、往時の参詣者は山頂神社に礼拝してすぐ下り、祭事自体はやや平坦地のある下社で行ったのかも。


大休憩は隣の堂平山で。こちらは広々とした山頂で(なにせ天文台まで建っている)、腰を下ろす場所には事欠かない。眺望は雄大。一部を並べると、苗場山、榛名山、赤城山、日光連山、筑波山、西を見れば奥秩父に八ヶ岳、南を見れば大岳山や丹沢の蛭ヶ岳と、埼玉県にいながら新潟県から神奈川県まで。眺望はよいのだけど山頂まで車道が通じているので観光客も千客万来。じつに賑やか。

堂平山からは白石峠に出て、そのまま南下を続け、秩父の丸山に続く大野峠から西武秩父線芦ヶ久保駅へ。大野峠からの下りでは久しぶりにヘッドランプを点けて下山。駅では秩父行きが先に来たら乗っていって終点で懐かしの喫茶店にでもと思っていたけど、飯能行きが先に来たので寄り道せず帰宅。

14 Nov 2021

連れと小田原へ。

いつものように小田原城総構えを巡る。ミカンがあちこちに生る山の上を行き、今回は北西にある最高点に足を伸ばす。

”水之尾台櫓台跡跡”という場所がそこで、北に視界が開け、丹沢山塊が南北に端から端まで見渡せる。手前には曾我丘陵、松田山、大野山も幅広に。

こんなに展望がよい場所があったとは。次の小田原散策から必須の目的地。

19 Nov 2021

先日の山行で上着をなくしてしまったため(くくりつけていたザックから滑り落ちて気づかず)、折良く始まった山道具大バーゲンの特設会場へと出かけていく。

平日なのに会場はかなりの混雑(自分もその一因だけど)。レジ待ちもフィッティングルーム待ちも行列が伸びる一方。購入対象と購入量は当然ながら人それぞれで、なかには大型ザックを5つも買っているかたも。山岳部かなにかの顧問をしてらっしゃるのだろうか。

しかし予定外の出費で遠出する意欲が減退。そのための上着購入なのだけど・・・。


川崎のジェジエウは大怪我だった。復帰に半年以上かかる見込みだという。
完治させて、パワーアップして戻ってきてほしい。

23 Nov 2021

神社用に使う御朱印帳を求めて鎌倉へ。通販で求められるものに好みのがなかったので。

家を出たのが午後なので、本日は鶴岡八幡宮のみが目的地。祝日の例によって観光客で大賑わいの段葛沿い、鳩サブレーのような大きなものはともかく、小さな店はだいぶ様変わりした模様。前を歩いていた若いカップルが「ここの店は前と違う」と言うのも耳に入る。場所によっては駅ビルのような間隔で変わっているのかも。

八幡宮では東日本大震災の慰霊という催しが行われていた。ただ、段取りが上手くなかったらしく、滞りなく進んでいたようではなかった。趣旨は異論なく、和楽器までとりそろえられていて荘厳なのを期待したのだけれど、ちょっと残念。参拝し、目当ての御朱印帳を手にして来た道を帰る。

24 Nov 2021

大山ケーブル駅から、ケーブルカーに乗らず、阿夫利神社下社へ。大山寺、下社、日向薬師を周遊しに。

平日だというのにケーブル駅のかなり手前から駐車場渋滞。この日はまだよいほうらしく、祝日の昨日は1キロくらい行列していたとバスの運転手さんの弁。そういえば過日に当時の同僚が大型バイクで来てみたところ大渋滞に遭遇し、諦めてUターンして帰ったというのを思い出した。これがそれか。

右側車線が空いたところを現地誘導員の手引きで進んでバス停に。参道を上がったところのケーブルカー乗り場は待ち30~40分だそうな。では大山寺経由の下社までの山道はというと、こちらも意外と上り下りとも人多し。紅葉が盛りだとTV番組でもかなり取り上げられていたと前後の会話から聞こえてくる。寺や下社を彩るカエデは日に透けて見事な色に。なるほど平日でも繰り出してくるのがよくわかる。帰りのケーブルカー待ちが面倒で歩いて下っている人も多いのだろう。

下社から山頂へは向かわず山腹を巻いて見晴台へ。このトラバース道はどちらかというと登り基調で、短いとはいえバスを降りてから続いた階段道に疲れた身には一汗以上を絞られる。見晴台から日向薬師へ向かう下り坂に入ると途端に人影が僅少に。最終的に車道を辿り出すまで5人くらいにしか遭わなかった。こちらは色づきにはほど遠い(植林が多いせいか)世界だったけれども、静かでなにより。

26 Nov 2021

少し前より、田中陽樹さんのグレートトラバース3(15min.)を観ている。近ごろの放送では関東周辺の山々が舞台で、自分が訪ねたことがある山も多い。そういう山でもあらためての発見が多々ある。

本日のプログラムは両神山と武甲山で、前者については日向大谷口からの表参道を歩かれていた。登り口には両神神社里宮がある。かつて両神山が宗教登山で賑わっていたときにこの神社に併設されている宿坊に泊まって山を目指した人たちがたくさんいたという。

このコースで自分も登ったことがあるが、神社は記憶がなく、寄らずに歩き出したかもしれない。神社本体と宿坊とが合わさったような造りというだけでも訪ねる価値はある。訪ねたら訪ねたでそのまま山にも上がらなければ。

武甲山も表参道を登路にされていた。このルート、ダンプカーが往来するという車道歩きが長いので自分は敬遠していたが、登山口の狛犬ならぬ狛狼には挨拶しに行きたくなった。

こうして、山行候補は増えていく。

27 Nov 2021

J1、川崎vsG大阪、4-1。本年度の等々力ラストゲームを白星で飾り、ホーム負けなしの記録を達成。

開始早々はガンバに押された気配だったがすぐに適応し、立て続けに2点先取。先制は残留を決めてくれたダミアン、2点目はレオ。レオの喜びかたはいつ見ても清々しい。さてこれでシーズン開始時の大量得点連発の勢いが復活かと思ったところ、宇佐美の個人技で1点返される。ここから徐々に試合は押されるような展開に。もしかして同点引き分けで終わるとか?とまたも不信心なことを考え出した終盤、本日ダミアンに2点目が。アシストはまたもミキ。二人ともさすが。しかも後半アディショナルタイムにはCKから車屋先生のヘディング追加点まで生まれる。本年度初得点かつリーグ戦等々力初ゴールだとか。これまためでたい。

さて次節は最終節で、今年度リーグ優勝を争った横浜Fマリノスと。盛り上がること必至。

28 Nov 2021

かつて山と渓谷社から出ていた『東武東上沿線ウォークガイド』を入手。アルペンガイド別冊として出ていたもので、1990年の2版。

当時から存在は知っていたものの足が向かない地域だったので手にしなかったが、札所巡りや笠山行きなどで通うことが多くなり、参考にしようと古書で手に入れた。内容は川越の町巡りから外秩父七峰縦走までと幅広い。書きぶりもただの解説ではなくルポの体裁となっている箇所もあり、最近のガイドにはない熱量を感じられもする。

細かいところは30年以上経過したので現状と合ってないだろうけど、歩く対象選定には十分役に立つ。読んでいて楽しい。


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