Preface/Monologue2019年 5月


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奥多摩・御前山の中尾根に向かう途中にて
ここまでのCover Photo:奥多摩・御前山の中尾根に向かう途中にて
1 May 2019

元号が変わった初日、映画『アベンジャーズ:エンドゲーム』を。
正直言って、前半はやや長過ぎな気がしたが・・・
それを補って余りある後半の盛り上がり。

いくつかの”アベンジャーズ"シリーズものの作品と、
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を観ていれば、
落涙必至。


圧倒的な敵の前に孤立無援となったキャプテンの背後、
砂塵の中に浮かび上がる人影・・・

なにより、ピーターの顔を見てしまってからは、
嗚咽をこらえるのに必死。
脇に座ってた人からは、かなりの挙動不審に見えたことでしょう。
5 May 2019

足首の捻挫を初めとしたあちこちの痛みに耐えながら、
一路信州へ、まだ春の戸隠に。
宝光社では桜、森林植物園では水芭蕉、庭先にカタクリ。
多様な春が一同に。

いつものように車道は車で混雑。
なのでいつものように歩いて回る。山上はとくに人影僅少。
とはいうもののいつものようには歩けないので、
とにかく楽なルート、段差の無い道、舗装道は避ける。

滑りさえしなければぬかるみでも進んで入り込む
(クッション性が優れているので)。
そのためスラックスの裾は泥だらけ。
あちこちで雪解け水が流れてました。
6 May 2019

10連休最終日。

世にはこの連休が長すぎるという人がいる。
仕事なのに幼い子供の預け先がないとか、
毎日通院したいのに病院が休みだとかなら理解できる。
そうでない、自分の時間の使い方がわからない、というのであれば、
趣味を広げたら・・・と思うのだけれど、そうもいかないのかも。

読みたい本も、観たい映画も、行きたい美術展も、
歩きたい/走りたい道も、食べに/呑みに行きたい店も、
描きたい絵も、撮りたい写真も、組み立てたい文章も、
断捨離したいものも、手入れしたい部分も、
行ってみたい場所も、ありすぎて困る。

10連休でも足らない。


なにせ怪我までしたので動きが鈍ってしまって。
健康第一。
11 May 2019

足首の捻挫のため、しばらく遠出は無理に。
油断していると、自宅内でも伸ばしたところを再び伸ばし兼ねない・・・


なのでサッカーの試合を観たりする。
J1の鳥栖vsG大阪戦。
開幕から10試合経過して、得点がなんとたったの1点の鳥栖。
昨年度からの不調を相変わらず引きずっている。

それが、今回は3-1で勝利。
セットプレーとPKで2点、流れの中から1点。

中盤のクエンカ選手が効いている。
ボール保持力に優れ、展開力も高く、見ていて楽しい。

試合後のインタビューの応答も、
ゴール裏への挨拶も、穏やかな人柄が垣間見える。
次も活躍が見たいと思わせる。(ただし対川崎戦以外で・・・)
12 May 2019

昨日に引き続き、好天なのに自宅滞在。
出費が生まれないからよしとしよう・・・


で、本日もサッカーJ1の試合を観る(DAZNで)。川崎vs清水。
リーグ戦のあいまにACLも戦っていて、疲労が溜まっているのか、
妙にミスの多い川崎。そこに襲いかかる清水。

オレンジのチームの勢いは序盤だけだろうとたかを括っていたら、
それがいつまでも続く。清水にしてもルヴァンカップを戦っているので、
川崎と条件はそう変わらない。現在は下位に沈むチームとは思えない攻勢。

しかし押されていても失点しないのがよいチーム。
本日の川崎は、”後ろの選手”ではCBのジェジェウが大活躍。
今季新加入のブラジル人の技術と読みは感嘆もの。
次第次第に画面でのアップ描写が増えていく。
怪我で離脱中の奈良が心配になってくるほど。

"前の選手"では、前節に引き続き、脇坂が見ていて愉しい。
憲剛や家長の不在を感じさせない活躍。今日は点も取るし。

珍しくパスミスが目立った大島は仰天するようなミドルシュートを決める。
あいかわらず余り守備をしてくれてないダミアンは、
とんでもないオーバーヘッドシュートを決める。
終わってみれば0-4で勝利(1点目は小林。3戦連続得点)。


清水、戦う姿勢に迫力は感じる。
いまはまだ、形を作るまでの、
産みの苦しみの時期なのだろうと思う。

川崎はこれから上位対決が続く。
真価はそこで。
13 May 2019

「北方領土を取り返すためには戦争しないと」、
などと宣う国会議員がいるそうな。この国に。

賢さ、利口さを感じない。
すぐ暴力に訴える人という印象。

戦争では人が死ぬ、ということを忘れているらしい。
こういう人のことを平和ボケと言うのだろう。
16 May 2019

暑いな、と思う日に街中を見渡すと、
つい最近まであった花々の彩りが消え去っている。
葉の緑も濃くなってきていて、
いまこの地域は初夏なのだなとようやく気づく。

下ばかり見て歩いていたかな。
17 May 2019

映画『ガルベストン』を観る。

組織に裏切られた殺し屋が、たまたま助けた少女を連れての逃避行。
逃げ込んだ先は海辺の町、ガルベストン。
そこは、殺し屋にとって、よい思い出が詰まった場所だった・・・。

『フロリダ・プロジェクト』と『ビューティフル・デイ』を足して、
人生の不安定さを5割増しにしたような世界。
マーベル映画のような爽快感はまるでない。
説明も僅少。なぜ裏切られたのかもほのめかされるだけ、

やりなおしができるかと期待した矢先、
自らの過ちからとりかえしのつかない事態を招く主人公。
さらなる不幸を避けるため、敗北を受け入れる。
しかしそれもまた闘い。しかも気高いもの。

ベン・フォスターが、無骨で不器用な男を、
エル・ファニングが、薄幸の少女を。
見終わった後、二人が、とても身近に感じられる。
19 May 2019

箱根の噴火警戒レベルが引き上げられて2(火口周辺規制)に。
想定火口域は大涌谷とのことで、
4年ぶりに黒たまご生産地が立ち入り禁止。

でもその他は問題なし。箱根旧街道とか。
梅雨の季節、足のリハビリかたがた行くのもよいかも。
久しぶりに甘酒茶屋にも寄ってみたく。


そこそこ好天の日曜日は、横浜美術館へ、コレクション展に。
目当ては、淺井裕介の新作インスタレーション。

館内に入るなり、天井から下がる大きな板絵の動物がお出迎え。
いつもなら常設展示されている部屋の一室が、
壁一面、淺井祐介のドローイング。
部屋のテーマは、”いのちの木”。




ドローイングの壁の上に、額縁付きの絵が掛けられている。
長谷川潔の版画やミロのテンペラ、クレーのリトグラフなど。
壁画の幹なり枝なりから生っているかのように展示されている。
全体がひとつの宇宙を構成する、愉しい展示の仕方。

それにしてもこの壁画。 終わると消されるのか。
ああもったいない。


17日の金曜日に開催されたJ1の浦和vs湘南戦を、
DAZNのオンデマンドで観る。

2-0で負けているベルマーレが、前半31分にゴールを決めたのに、
どういうわけだか審判に認められなかったという・・・

当然ながら湘南は猛抗議。 しかし判定は覆らず。
主審は副審に確認したのか、したとしたら、
副審はどこを見ていたのか。

試合のボイコットも考えたというベルマーレ、
己を律すること厳しく後半のゲームに立ち向かい。
後半早々に1点返し、さらに同点とし、
後半アディショナルタイムのラスト1プレーで逆転という、
まず滅多に見られない劇的な展開を成し遂げる。

収まるべく収まった、とか言えるのは結果論。
ゴールラインテクノロジーの早期導入は必至かと。


同日の川崎vs名古屋戦、1-1で終了したけれども、
終盤、わが川崎は苦労した模様。
言葉を換えれば、それでも負けはしなかった、ということ。
21 May 2019

週末は、南関東は好天の真夏日だとか?
そろそろリハビリを本格始動させないと。

川崎、ACL敗退。
まぁこれで国内に集中できる。いつものように。
25 May 2019

足首にハードテーピングして、
箱根旧街道(東海道)を、箱根湯本から元箱根(近く)まで。

聞いていたとおり外国からのかたが多い。
日本人団体ハイカーが何組かいたおかげで、
総人数は国内組が圧勝だけど、
昼時に甘酒茶屋に集っていたお客は国際色豊かで、
藁葺き屋根を背に、時空を超えたような面白い光景でした。

石畳道を辿るのは何十年ぶりだったので
「こんなにキツかったっけ?」というところもあり、
新鮮な気分で歩けましたが、
箱根湯本を出てから畑宿に着くまでは概して退屈な車道歩きで、
次に来るなら出発点はやはり畑宿、と思えたものでした。

小田原では夏日だったようですが、山上は風が涼しく、
この季節ならまだ箱根は十分楽しめるかと。
26 May 2019

昨日、舗装道多めとはいえ半日は山を歩いたので、
堅くなっていた脚の筋肉がある程度ほぐれて、
本日の朝には、かなり足を前に出しやすくなっていた。

その体調で地元の映画館に『ベン・イズ・バック』を。
トラブルに巻き込まれた息子と行動を共にし、助けようとする母親。
その母親をジュリア・ロバーツが文字通り熱演。
どことなくお嬢さん的な役が多かった印象だったのが
(『エリン・ブロコビッチ』はそうでもないか)、
ときに鬼気迫る演技を。

薬物使用は、危険。
自分だけでなく、まわりも不幸にする。
自らなりたくて中毒になったのなら、なおさら。
そうでなくても、抜け出すのは、たいへんらしい・・・


ところで。
鳥栖が鹿島に1-0勝利。
神戸が湘南に4-1勝利。

鳥栖はチームの連動のたまものかと。
前節はやや自信なさげな感じを受けたものの、
それでも勝ったからか、調子のよいころの動きを思い出したようで。

神戸も、ハーフタイムに監督から檄を飛ばされたか、
バラバラな印象の前半からだいぶ改善
(ビジャだけに頼っちゃダメでしょう)。で、後半で4得点。
後半途中からのポドルスキ、さらに攻撃を活性化。
得点は無かったけど、あらためて、上手いねぇこの人。

川崎は大分に1-0勝利。
負けたとはいえ大分、昨年J2にいたとは信じられない試合運び。
上位にいるのはまぐれではないとよくわかる。
やはり守備は前から。川崎のFWレアンドロダミアンも、
プレッシャーかけてたことだし。
なにより久しぶりに家長のプレーを見られてよかった。
28 May 2019

"任侠の風"はすっかり時代遅れか。
「弱きを助け強きを挫く」は愚か者の言か。

冷笑主義の蔓延は逃げ場を閉ざす。
窮屈な器は壊れやすい。
30 May 2019

梅雨入り前の土日、遠出をしたいものの、
通院とか、見たい映画とか、いろいろあって。

時間のやりくりをしながら、半日でも土の道を。

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