Preface/Monologue2019年 6月


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八幡山付近から甲府盆地を望む
ここまでのCover Photo:八幡山付近から甲府盆地を望む
1 Jun 2019

『僕はイエス様が嫌い』を観た。

怒りと悲しみの映画。
その怒りと悲しみは、主人公の少年だけではなく、
世界中の、やり場のない怒りと悲しみを抱える人たちに、
共有されるだろうもの。

海外評に、
「リスキーなテーマをとりあげて、作ること自体がギャンブル」な作品、
とあって、なんのことかと思っていたら、
なるほど、確かに、とくに海外においてはリスキーかも・・・

映画の中で、二度、強烈な打撃音が響く。
深く頭の芯まで響く打撃音が。


映画を見た後、三浦アルプスを歩きに逗子へ。
本日は東逗子から乳頭山を経て、中尾根を森戸川へと下る。

この中尾根、稜線通しの山道で、アップダウンがあって
訓練にはよいのだけれど、すでに初夏で葉が被るところがあり、
この先の季節はキツいだろうなと。

中尾根、下ってきて振り返ると、古い看板が木の幹に。
この先、転落死亡事故が発生したとあり。
たしかに、木々が繁っているとはいえ、
急峻な斜面の上を行くルートもあったことだし・・・

出た先の小さな渓谷は、
流れの中を石伝いに歩けるほどの穏やかさ。
しかし、梅雨になったら、増水して歩けない日もあるかも。

気づくとわき水が川岸から出ている。
顔を洗って、喉を潤す。
三浦半島で山の水を飲めるとは思っていなかった。


森戸川を遡って二子山に続く北尾根に登り返し、東逗子に戻る。
休憩込みで4時間。ちょうどよい半日の山歩き。
6 Jun 2019

あー、ダミアンの誕生日・・・


そろそろ梅雨入りしそうな関東地方。

ようやく足が治りつつあるので、もう少し山に行きたかったのだけど、
ぬかるみでスリップしたりして再発させたら洒落にならない。

とはいえ傘さしてでも歩ければ歩きたいところ。
ここ数年、運動不足のまま夏を迎えているので・・・


車の通らない長めの未舗装林道が近場にあれば何よりなのだけど。
まぁ市街地在住なので、これはただの無い物ねだり。
7 Jun 2019

年金だけでは足らないから2000万円用意しろ、の件。

トシいってからそんなこと言われても。
それじゃなんのために今まで何度も消費税を上げ、
この秋にも上げようというのか。

無策の極み。
8 Jun 2019

贅沢な画面を見たくて、映画『アラジン』を。
ディズニーの実写映画。
ランプの魔神をウィル・スミスが演じる。

ときおり出演者の歌とダンスが入る、一部ミュージカル仕立て。
リメイクなので、もとから名のある曲が使われているようだけど、
何を言われてもくじけず声を上げようという王女の歌が、
最も心に残る。

和解が達成され、束縛が解かれ、結ばれるものが結ばれる、
”ディズニー”ブランドにふさわしい映画。
見た後、ヤなことを忘れます。
12 Jun 2019

年金の、『マクロ経済スライド』とはなんぞや・・・

政府が胸張って説明するこの仕組み、
物価上昇率に年金額増加率を追随させない、
つまり「出し惜しみする」、ということとわかった。

要するに、受給額を、本来受け取れたはずより減らす仕組み。
だから将来2000万円必要だと。
(慌てて打ち消しに走っているけれども)

受給者置き去り、制度維持優先、と言われても仕方ないのでは。
財源を現状通りとするという前提に立つ限り。


これって、いまの若い世代こそ
影響を食らうモノではないのだろうか。いま以上に。

ところがその若い方々は現状を支持しているらしく。
なかなか不思議な。先のことなどどうでもいいとか?
であれば、随分と刹那的かと。
16 Jun 2019

リハビリとダイエットのため、毎週なにかしら歩かねばと、
此度は高尾山。

記録を見てみたら、前回行ったのが2006年。
あれからミシュランの三つ星が付き、駅舎が改築され、
温泉までできて、圏央道も通ってしまって・・・
けれど、そのどれも気にせず、ただ訓練のためだけに。

高尾山口から稲荷山コースで山頂。
登りは階段とぬかるみが目立った。昨日が雨だったからだろうけど。
6号路が分岐した先のぬかるみはなかなか見応えがあるもので、
文字通り泥沼だった。

人が多くてほぼ下ばかり見て歩いた。
山頂からは丹沢と富士山が見事な眺め。
大山が鋭角的でカッコよい。

帰りは、 4号路~2号路と繋げて蛇滝経由で高尾駅へ。
比較的賑やかな登りに比べて、4号路は静かなもの。
2号路に至っては3人しか会わず。
そのうち1人は、おそらく蛇滝の水行施設に詰めていた
神職のかたかと。
ホラ貝を担いでおられたので。
17 Jun 2019

いまや日本各地に押し寄せるインバウンド観光客の波は、
高尾山はもとより、上高地にも及んでいると。

春の大型連休前に光回線が通ったらしく、
外国からのかたがたがとくに希望する現地での情報アクセスが格段に向上したらしい。

最新号の『岳人』の特集はその上高地なのだけど、編集後記の書き出しが、
「およそ山登りを愛好する人間で上高地を訪れたことの無いという人は少なかろう」。
そういうものかと。そういうものなのだろう。

自分はその少数派。
少数派ですがなにか、ってね。

山に登らず、幕営だけして平らなところをうろうろするだけでもいいかな、
と思えるようになって、
やっと行く気になりつつある昨今。

でもやっぱり実際に出かけるのはさらに先だろうかな。
18 Jun 2019

昼もだいぶ過ぎて、初夏の鎌倉へ。
天園ハイキングコースを歩きに。

平日の午後だというのに、
北鎌倉駅から伸びる道筋には大勢の観光客。
みな明月院にアジサイを見に行く人たちだった。
ちょうど時期らしく、門前から覗き見ても溢れるばかりの花で、
きっと境内は相当に華やかなことだろうかと。


喧噪を後に、明月院の裏手から山道に入り、半僧坊の上に出る。
予想に反して誰もいない。火曜日の3時過ぎだからかも。
見下ろす建長寺の屋根も心なしか落ち着いた風情。
歩いても5人ほどしか出会わないまま最高点の大平山に到着。

目前のゴルフ場の駐車場が妙に見通しがよい。
ハイキングコース側に生えていた木々が、
同じ高さで途中から切断され、枝もすべて伐採されて、
ただの棒杭になっている。

この広場でシートを広げて食事をする人たちは、
これからはクラブハウスから眺められながら食べなければならない。
なんとも無粋なことをしたものかと。


この日は瑞泉寺まで行かず、天園から獅子舞の谷を下る。
足下がよくない部分はあれど、自然度は高め。
多少なりとも山深さを感じられたのが収穫。
23 Jun 2019

ザックまで覆えるポンチョまで用意して、
梅雨の時期の山歩き(軽いヤツ)を予定していたのが、
週末の休日出勤やら家事手伝いやらで計画倒れに。
(仕事も家事も重要。)

若くて元気で天気がよければ、夜間登山もアリかと思うのは、
ただの負け惜しみ。
25 Jun 2019

7月1日は本来なら富士山吉田ルートの開山日とのことだけど、
山頂直下の石組みが崩れていて、登頂不可なのだとか。

知らずに山頂手前まで来て、引き返せと言われたら、
事前情報入手を怠ったとはいえ、さすがに抵抗があるだろうなぁ・・・

聞けば、サンダルで登り出す人もいるらしいから、
知らずに行く人もいるかもしれない。

(そういう人たちの大多数は途中でリタイアする気もするけれど)


TVアニメの『どろろ』が終わってしまった。
主人公の二人に会えなくなるのは寂しいねぇ。

二人とも成長と活躍を予感させる終わり方でした。
大人になったどろろが僅かな時間、映し出されもして。

さすがに続編は作成できないだろうけど、
「その後の二人」的な番外編を誰かつくってみないものかな。
29 Jun 2019

よくない天気の日に山を歩くとどうなるか。
いまの季節なら、単に蒸し暑いだけとわかっているけれど・・・


そのことを再確認しに小仏城山へ。
高尾駅から小仏川沿いを歩いて日影沢分岐から林道を。
城山山頂まで延々と車道歩き。

例によって遅く出たので山頂着は夕方4時前。
ガスに覆われて眺望皆無。それでもハイカーは何人かいました。
梅雨時でも山に来る人はいるものですね。自分もですが。

これはこれで訓練としては悪くない。
同じ道のりを下ったら、上部はけっこうな斜度と気づく。
登りで盛んに発汗したのは、暑さばかりのためではないと了解。


次は山頂の茶屋が開いている時刻に登って、
甘酒を飲んで帰ろうと。
旧甲州街道沿いの洒落たカフェにも入りたいかと。

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