Preface/Monologue2015年 5月


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三ツ池公園の桜
ここまでのCover Photo:神奈川県立三ツ池公園の桜
7 May 2015

連休に入る前にN/W機器が壊れて、右往左往。
何をしてもAlarmランプが消えない。
毎年恒例の戸隠から帰って、何日ぶりかに電源を入れたら、
なぜか直った。

七年に一度の式年大祭ということで、
憲法記念日の日中、長野駅から中社まで3時間かけて、
バスで上がった甲斐があったのかも?
(お祭り自体は見ないで帰ってきたけれども)

長野駅もずいぶんとキレイになっていました。


蔵王に続いて箱根も火山活動。
風評被害が広がらないとよいのですが。
9 May 2015

三菱一号館美術館へ、ワシントン・ナショナルギャラリー展を。


ルノアール『猫を抱く女性』


会期の終了も近づき、
安定した人気の「印象派コレクション」ということで、
混雑しているかと思いきや、さほどでもなく。

小品が多かったのでこれは助かりました。
おそらく、看板となるような派手な絵がないからかと。

展覧されているのは、美術館創立者の娘さんが集めたコレクションで、
自宅に飾って穏やかに眺めるためのものだったらしい。

多くの絵が、長く見ていても疲れないのはそのせいかと。
趣味の良さとはこういうことを言うのでしょう。


ロー『芸術家のアトリエ』

長く足を止めた何枚かの一枚。
コロー、上手いですね(当たり前ですが)。

最近気になるファンタン=ラトゥールもあって、
あの繊細なタッチで自画像を描いていました。

ボナールとヴュイヤールをまとめて見られたのも、収穫。
じつは、ナビ派は、今ひとつ、よさがわからないのですが。
10 May 2015

川崎駅前のさいか屋へ、好日山荘に夏物衣料を揃えに。

今月末に閉店してしまうさいか屋は、全館あげて閉店セール中。
心なしか、お客さんの数もいつもより多めだった気が。
老舗百貨店が消えてしまうのは寂しい限り。

好日山荘そのものは川崎DICEに移転して営業を続けるそうで。
(だからか、閉店セールはしてません)
地元の山道具屋が残るのは一安心。

そういえば、京橋の山道具屋ジャンダルムは、
昨年の9月に地域再開発のあおりで閉店になっていた。
昨日、たまたま京橋を歩いていたら、
山小屋風食堂もあったビルが取り壊されていて。

22年続いたそうな。小さい店ながら、
よい品揃えで、いまでも使っている山道具もあって。
こちらも残念。併設の食堂で、もう一度カレーが食べたかったな。
17 May 2015

この土曜は仕事で日曜は用事。次の日曜も仕事。

少しく山は遠くなり。
先日購入の山Tシャツも、まずは普段着で。
19 May 2015

川崎さいか屋内の好日山荘は、
22日から(移転のための)閉店セール。31日まで。
10日間。短い!内容は、ポイント13%還元だそうな。

川崎ダイスでの再Openは6月中旬とのこと。
20 May 2015

いろいろ考えると次の山は早くて月末。梅雨も近い。
またテント担いで瑞牆山にでも行こうかな。


党首討論。

「戦後レジーム打破」とか言っているどこぞの首相が、
そのレジーム(体制)の出発点であるポツダム宣言を読んでいないのだと。

わずか13条。wikiにある現代語訳でもわずか1,000字程度、すぐ読める。
戦後体制を論じる者が党首討論の場で「詳しくは読んでいない」とか言ってよいものではない。


この宣言、日本の無条件降伏を迫り、
領土は主要四島に限定する内容であることは知っていたが、
下記のような文言もある。

「民主主義的傾向の復活を強化し、これを妨げるあらゆる障碍は排除されるべきこと。
言論、宗教及び思想の自由並びに基本的人権の尊重は確立されること。」

これが現憲法に通じる。


昨今の改憲論議は戦争放棄についてばかりが目立つが、
最も懸念すべきは、表現の自由と基本的人権の尊重を後退させようとする動きだと思っている。

改憲論者が本丸と目しているのも、おそらくこれらだろう。

宣言を受諾したのだから、この点については「押しつけ」とは言えない。
イヤなら最後まで戦って滅亡という道もあったのだから。
当時、さんざん玉砕を華としていたのだから。
23 May 2015

連れと鎌倉へ。

小町通りでいろいろ冷やかしたあと、
”神奈川県立近代美術館 鎌倉館”に。



来年の1月末に閉館してしまう日本最初の公立美術館では、
過去の展示の歴史を振り返る展覧会が開催中。

上)清宮質文 夕日と猫U
清宮質文 夕日と猫U

この美術館は、地味そうに見えて、
良質なものを企画してきたらしい。

本館は現代美術中心。
別館では”わかりやすい”日本画中心。
加山又造の「凍る日輪」とか、空気感が好ましい。
冬の低山の朝のよう。


神奈川県立美術館 鎌倉 特典カード
神奈川県立美術館 鎌倉 特典カード

それにしても、近代建築の傑作とされる美術館(鎌倉館)が、
リフォームすらされずに閉館とは。(別館は存続。)

日本の”文化に対する姿勢”はこんなものですと、世界に発信することに。



絵を見た後は、鎌倉駅前に戻って、逗子まで徒歩。
ひさしぶりに名越の切り通しを越えました。

途中、地場野菜を売る店で、
トマトとキュウリを買い込んだりしつつ逗子駅へ。
駅間は休憩込みで一時間半でした。
26 May 2015

好天の日々。
あちこちで夏日多発の5月。

関係があるのか、
インドでは熱波で最高気温が50度になったとか。
想像を絶する世界。
29 May 2015

東京での開催期間が本日含めてあと4日の、ルーブル美術館展へ、ようやく。

フェルメール「天文学者(部分)」
フェルメール「天文学者(部分)」

ティツィアーノ「鏡の前の女」
ティツィアーノ「鏡の前の女」
1515年頃の制作。
関ヶ原の前に描かれたとは・・・


もっとも人目を惹くのは、
事前にさんざんアナウンスされていたフェルメールや、
ティツィアーノなわけですが(もちろん悪くない)、

光を劇的に使っているレンブラント「聖家族」とか、
青衣のキリストが光彩を放つル・ブラン「キリストのエルサレム入城」とか、
遠目に見ると主役二人が緑豊かな庭のなかに浮かび上がる
ゲインズバラ「庭園での会話」とか・・・

印象に残る絵が少なからず。


ヴァトー「二人の従姉妹」は、
背を向けた女性に深遠なるものを感じさせられます。
実際にはたわいのない話を描いているのかもしれませんが・・・
ヴァトー「二人の従姉妹
ヴァトー「二人の従姉妹


コローが3点。コロー、何を見ても好いです。
コロー「身繕いをする若い娘」
コロー「身繕いをする若い娘」


びっくりしたのは、
月初に三菱一号館美術館で見た「コローのアトリエ」が展示されていたこと。

ルーブルのは1873年頃制作に対し、
先のワシントンナショナルギャラリーのは1868年頃制作となっている
(なお絵の名前は「芸術家のアトリエ」)。
同じものを制作したということらしく。


平日とはいえ盛況でした。ルーブルですからね。
30 May 2015

好天に誘われて、山へ・・・と言っても、三浦半島。
東逗子駅から三浦アルプスの乳頭山を往復。
午後も遅くなってから歩き出したので静かなもの。
昨日の雨が乾かず、ぬかるんでいるところ、ややあり。
休憩込みで2時間半強。

途中、高圧線鉄塔が三箇所、工事中。
掲示によれば10月28日までかかるとか。
本日は休工でした。
31 May 2015

財布のなかを漁っていたら、
先日の買い物のレシートが出てきて。



かつて、川崎駅がまだ古く、ラゾーナはもちろん、
地下街もなかったころ、
川崎に買い物といえばさいか屋でした。

今日を限りに、
もうあのビルで営業されないのは残念ですが、
川崎日航ホテルビル3Fで6月3日から営業するとか。
しぶとく生き残っていってほしいものです。

(好日山荘はDICEに行ってしまいますが。
 こちらは6月12日から営業だそうで)

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