Preface/Monologue2019年 3月


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丹沢・ブッツェ平付近から遠見山、左奥に世附権現山
ここまでのCover Photo:丹沢・ブッツェ平付近から遠見山、左奥に世附権現山
2 Mar 2019

平塚市美術館に、いわくいいがたい現代美術を観に。



この黒鳥、なんの変哲もなさそうに見えて、
素材は意外なモノ。それはマドラー。

訪れた日の黒鳥は、
首をうなだれさせたものでしたが、つくりは同じ。




シンプルながらどことなく神秘的なオブジェ。
近寄ってみると・・・

白い塔は無数の歯ブラシ、
黒いソファみたいなのは無数のハイヒール、
手前の小山は、いったいいくつあるのか、安全ピン。

安全ピン、すべてきちんと方向が揃っている。
その製作の過程を想像すると、驚嘆するというか、
呆れるというか。



遠目に見て華やかなオブジェの素材は、
膨大な数のミルキーの包装紙!

造形以上に、
人間の精神の不思議さに魅了される展示でした。
6 Mar 2019

冬の尾瀬。

小屋の上の積雪は2メートル。
その重みで潰れてしまわないよう、
除雪隊の人たちが何度か訪れては除雪する。

月明かりの雪原。
明かり灯る小屋が燧岳を背にしてに浮かぶ。
誰もいない真っ白な尾瀬。

朝、仕事を終えた人たちが、小屋を後にする。
クロカンスキーのトレースが長くなる。
湿原の春は、まだまだ先。

夜のニュース番組で。


地元では沈丁花の香りが。
10 Mar 2019

以前は、外出しない限り、
出費はほとんどなかったのだけれど、
いまではネット通販があるので、いくらでも。
便利は便利だけど。

テレフォンショッピングなるものは、
したことがない。
17 Mar 2019

好天の休日、真鶴半島を散策に。

小さな半島だと思っていたものの、
真鶴駅から突端までは歩くとわりと時間がかかる。
ほとんど車道ばかりを歩いて、
ようやく三ツ岩を間近に見る高台へ。

たいした岩礁ではないと思っていたけれど、
ここでこの岩がなければ、それこそただの海岸。
太古の真鶴火山の置き土産。
半島そのものが、溶岩流らしいけど。


駅に戻ってもなお時間があったので、
熱海まで行って一浴。

噂に聞く熱海駅周辺は、かなりの変わりよう。
たしかにずいぶんと若返った気が。
あちこちの店で、行列ができていました。
18 Mar 2019

先日、『アリータ:バトル・エンジェル』を観た。
『アバター』の監督が脚本・制作。
未来の地球で、300年の眠りから醒めたサイボーグ少女の、
成長物語。

だいぶ前から映画館で予告編が流れていて、
どんなものかなと思っていたのだけれど、
壮大な物語の序章、という趣。

クリストフ・ヴァルツ、ジェニファー・コネリー、それに今をときめく
マハーシャラ・アリと、アカデミー賞受賞俳優が3人も出ていて、
決して安い映画ではないのだけれど。

始まってそう日がたっていないのに、
もう上映回数が減っている気が。

続編は作られるのだろうか。
主役の女性は続投するのか(アクション映画なので)、
多少、気になるところ。
20 Mar 2019

2019年度の山と高原地図がすでに店頭に。
改訂版の『妙高・戸隠・・・』では、
”信越トレイル”がサブタイトルに昇格。

長距離トレイルの中でも、
なかなか人気のコースかと推察。
21 Mar 2019

風の強い春のお彼岸。

墓参りに行くという人たちに混じって街へ出る。
映画のハシゴに。


まずは『翔んで埼玉』。
すぐに終わるかと思ったら一月ばかり続いている。
なにより、主役の二階堂ふみとGacktが、手を抜くことなく、
ふざけたキャラを演じているからかと。

「逃げるんだ、所沢に」
「とっ、とっ、とっ、とっ・・・(抵抗があって所沢と言えない)」

加藤諒も出ていたけれど、
Gacktをバンコランに、二階堂ふみをマライヒにして、
わかる人にはわかるパタリロとかするか、というおフザケはなし。
正しくふざけた映画でした。

6月に封切られるという実写版『パタリロ!』も期待しておこう・・・



続いて、『グリーンブック』。

『指輪物語』のストライダー役を演じたヴィゴ・モーテンセンが、
強面のイタリア人運転手兼ボディーガードのトニーを演じる。
雇用主はマハシャーラ・アリ演じるインテリ黒人ピアニスト。

二人が旅するのはアメリカ深南部。
それも公民権運動の時代に・・・

これは実話を元にしているとのこと。
大筋、予想通りに物語が運び、収束を迎えるのだけど、
なんだやっぱりそうか、などとは全く思えない。

いまだに、世界のあちこちで、理由をいろいろつけて、
理解を拒絶するどころか、
存在自体を、生存を拒絶することが、起こっているのだから。

映画幕切れ、トニーの奥さんのセリフがとても素敵。
幸せな気分になれる映画。
24 Mar 2019

先日、チェストベルト付きのビジネスザックはないものか、
などと書いたことがあり、それっきりにしていたら、
モンベルから"OwlPack”という商品名で、
出ていたことに、やっと気づく。
灯台下暗し。

彼岸を過ぎたのに腕は痛い。
しかも左右。
28 Mar 2019

ショーケンが亡くなった。

それでも、
壮絶な犬死にをしたマカロニは記憶の中に。
弟分のアキラをゴミの島に捨てた修も。

まだまだこれからだったみたいなのに。
ご冥福を。
31 Mar 2019

桜の季節。桜のスイーツも美味。
桜を練りこんだアイスクリームに、道明寺。
甘味でも春が来た気分。


「"愛"の反対は憎しみではない、無関心だ。」

本日49話を数えたTVアニメ、『ゲゲゲの鬼太郎』にて。
じつはどこかで聞いた覚えがあるフレーズなのだけれど、
それくらい、無関心は罪深いものだと、
多くの人が感じているということかも。

ねずみ男がいい味を出していた。
力を落として無気力化する鬼太郎に説教する姿は、
一見どころか再見の価値あり。

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