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ここまでのCover Photo:奥武蔵・飯盛山(竜ヶ谷富士)から武甲山、大持山を望む。
武甲山奥の右端は甲武信岳、遠方左端は雲取山(らしい)。中景は武川岳。
1 Jun 2026
前日に将監小屋まで入って幕営し、和名倉山を往復。
奥秩父縦走路を”山ノ神土”という地点で離れると途端に悪路に。ササの仮払いが不十分な山腹路を半時強も行くとようやく足元は落ち着くものの、シャクナゲのトンネルで枝に跳ね返されそうにもなる。花は盛りでよいのだけれど。
山ノ神土から山頂までの中間あたりにある東仙波というピーク前後は予想以上に眺めがよい。富士を背後に大菩薩嶺、遠く御坂の山々や毛無山までが続々と登場する。進行方向にひときわ大きいのは飛竜山。左手遠くには随分と遠くに浅間連峰が霞み、その手前には西上州の奇怪な峰々。その右手上空に左右に雄大な山稜を伸ばすのがあって、いったい何だろうと思えば和名倉山本峰だった。この近さにまで来てまだこの大きさ。改めてその規模感に驚く。
来し方を振り返れば奥秩父主脈が延び、彼方には甲武信ヶ岳が小さな三角錐を浮かべ、その左手に国師岳が大きな背を伸ばしている。富士を遠望し、雲取山と芋ノ木ドッケが眼前に並ぶ東仙波を後にすれば、進行方向右奥に武甲山を始めとする秩父の山まで指呼できる。
足元は岩稜もあり、そのせいでの好展望なのだが、広々とした笹原や、荒れ地に最初に侵入するというダケカンバとかが目立つのを見るにつけ、戦後の大規模伐採と山火事の跡がこうなったのだなと思いもする。
山頂はその大規模伐採が反対運動を受けて申し訳程度に残したコメツガの森。なので展望がなく、これを不服とする人も多いらしいが、これが本来の和名倉山の姿であると思えばかえって有り難いというもの。木々を眺めてコーヒーで一服。
しかし帰りはやって来た長々しい道のりをまた歩かなければならない。 昨日の日曜は三ノ瀬から日帰りする人が多かったようで、将監小屋で幕営ないし小屋泊まりに比べると泊まらないのが多数派のように思える。この日も山中で中高年三人のかたに出会ったがみな日帰りだった。健脚がうらやましい限り。
なお、将監小屋から山頂まで、スマホの電波が入ったのは東仙波だけだった。なのでアプリを使用した山座同定ができず、紙地図とコンパスを使って分かる限りの山名を確認した。
さて和名倉山往復後、というか復路のさなかから疲れすぎて下山する気が起きず、幕営で連泊。明日は台風で雨が降る予報のためさすがに泊まる人はほかに誰もおらず、夕方は鹿が小屋の近くでさかんに鳴きかわしていた。
夜は夜で目覚めてみると、りーん、りーんと熊鈴のような鐘の音そっくりの音が小屋の下方辺りで一定間隔で聞こえてくる。 まさか夜間登山かと思ったら誰も来ない。そもそも音が近づいてこない。じつに不気味。とうとう心霊現象を感知できるようになってしまったか。
誰かが昼のうちにどこかに風鈴でも取りつけたのか。しかし風鈴ならもっと乱れ打ちのように聞こえるはず。 鈴虫ではない。あれは震えるような音だが、いま聞こえているのはまさに小さな鐘のような澄んだ音。そもそも季節が違う。なお、耳鳴りでも疲労が原因の幻聴でもない。音が聞こえてくる方向はほぼ一定。
休止して、やっと終わったかと思うとまた聞こえだす。なんだか疲れてきた。しかし出所を確認しに行く気は起こらず、とにかくきっと何かの鳴き声なのだろうと思ううちどうでもよくなってきて、そのうちまた寝てしまった。(翌朝起きたら、音はもう聞こえなかった。)
7 Jun 2026
本日、関東も梅雨入り。
湿度はあるもののやや肌寒いと感じる日々。炎暑の日々よりは出歩く気にもなるけれど、山はヒルだらけかな。
8 Jun 2026
先日の和名倉山でアルファ化米の山用食糧を減らしてしまったため、補充しようと山道具屋に行ってみると、価格が前回購入時の2割以上増しになっていた。いま500円以上。
400円台だった前回が昨年なのか一昨年なのかもっと前なのか覚えていないのだけども、それにしても。長いこと小屋迫・テント泊を重ねてなかったので、知らない間に価格が上昇していたということなのだった。かなり昔、300円前後だったかでいろいろ買えたころが懐かしい。
12 Jun 2026
北中米ワールドカップ、これから続く個々の試合はともかく、とりまく運営環境は白けることが夥しい大会の開幕。各チームへは開催国の政治状況が影を落とし、観戦者には主催者の商業主義が多大な影響を(決勝戦のチケットが560万円とか、どこぞのスタジアムまでの交通費は通常の10倍くらいになっているとか)。まさに現地観戦は富裕層のための大会。開会式は見る気が起こらず。
開幕戦、メキシコvs南アフリカ、2-0。
いつものように俊敏なメキシコ、ホームのアステカスタジアムの8万人以上の観衆(ピッチ近くのチケット代は幾らだったのだろう?)の大声援を味方につけてアフリカのチームを翻弄する。南アフリカ、浮足立ったか焦りが出たか、不味いバックチャージでの得点機会阻止や余計なファウルで退場者を二人も。メキシコもメキシコで学習しないのか得点機会阻止で退場者。じつに荒れた開幕戦に。乱闘がなかっただけよかったかも。
韓国vsチェコ、2-1。
こちらも俊敏な韓国、大柄なチェコを翻弄するも、先制は東欧の国。スローインからヘッドというセットプレーともいえないプレーで効率的に得点。しかし圧の強さで上回る韓国が妥当に逆転。得点はすべて後半だけれど、0-0で推移した前半は開幕戦と違って時の経つのが早く、解説の水沼さんも言う通りのあっという間の45分だった。(開幕戦は日本時間の早朝なので眠かったからかもしれない。)
今大会から参加国は従来の32から48へ。前回大会までは一次リーグを突破したら16強だが、今回は32強。カップ戦初戦を勝ってようやく16強。日程も延びて、見る側の予定もいろいろ被ることに。
13 Jun 2026
山に行こうかなと早起きして、出かけるまでのあいだだけと見始めたワールドカップ、結局最後まで見てしまって山は中止に。こうして筋肉が落ちていく。
カナダvsボスニア・ヘルツェゴビナ、1-1。
立ち上がりこそ互角に見えた両国、すぐにきびきび動くカナダがピッチを支配するように。しかし先制したのはバルカン半島の国、コーナーキックから。しかしカナダ攻める攻める、守勢に回る東欧の国。しかしGK初め守備が堅く、”守り勝ち”という言葉がちらつくころ、カナダ流れから同点に追いつく。結果は引き分けだけど双方ともやりきった感があり、見ていて退屈しない試合だった。
アメリカvsパラグアイ、4-1。
これで共催の開催国が全て初戦負けなしで突破。前回大会で破られたジンクスをなかったことに。
数年以上前の記憶に比べるとアメリカはだいぶパワーアップしているような気が。どこであろうと相手との間合いを詰めて複数で即時奪回し、先回りしてボールの行先に現れ神出鬼没。攻撃も手早い。昨年の9月、日本代表がこのチームと対戦して2-0で破れたのも無理はないかと。パラグアイは伝統の堅守が崩壊して前半だけで3失点。今年還暦のチラベルトに喝を入れてもらった方がよいかも。
この試合、中継で客席のセレブがいろいろ映し出されていた。ビル・ゲイツとかブラピとかジョージ・ルーカスとか。後ろ姿だけだけどパリス・ヒルトンも。
見始めれば面白いワールドカップなのだけど、朝早いので二日目でもう疲れつつある。明日から一日四試合。ダイジェストに移行しようかな。ブラジルvsモロッコ戦は見るけれど。
14 Jun 2026
何が起こるかわからないワールドカップ。
カタールvsスイス、1-1。前回大会主催国は4年遅れでようやく勝ち点を手に。
圧倒的にボール保持して攻めまくるスイスに対してクリアすらままならないカタール。前半17分にGKのファウルでPKから失点。せっかくのセットプレーでは連携がとれずに味方同士でぶつかったり相手に間近に対面されると自ゴールに向かってDFがドリブルを繰り返したり、ボールを持っても出しどころがなくてすぐに刈り取られ、ドリブルで攻め込まれても二人三人とかわされる2023年アジアカップ制覇者。
この体たらくに合わせたのか、5-0くらいで勝つのではと思えた永世中立国、27本もシュートを打ちながらなぜか流れから得点できない。まさに煮え切らない展開が続く中で迎えた後半アディショナルタイム、ショートカウンターからカタールに同点弾をくらう。何やってんだスイス。じつは深刻な決定力不足?
ブラジルvsモロッコ、1-1。
同じ1-1でもカタールvsスイスとは内容がかなり違う。さすがに終盤は疲労もあってかなりミスが目立ちだしたが両チームとも個々が大概上手く、簡単にボールを取られない(スイスも上手かったが)。モロッコで徐々に目立ちだした19歳のアイユーブ・ブアディがとくに惹かれる。田中碧のように走りながら頭を上げて周囲を見渡し、周囲に相手がいないところでボールを受けては散らす。ヴィニシウスやハキミを初め両陣に巧者が目白押しだが、この若手は将来楽しみ。
ハイチvsスコットランド、0-1。
なんとなくハイチは大したことが無さそうな、と思っていたら大間違い。たまたま負けただけでスコットランドと力はほぼ互角(枠内シュート数もホール支配率も同じ、パス数やパス成功数はハイチのほうがやや上)。国内で予選の試合が行えなかったほど治安が最悪の国に住む人々に希望を与える戦いぶり。かたやスコットランドは28年ぶりのワールドカップ出場、そして36年ぶりの勝利。サポーターは沸き立たずにはいられない。
オーストラリアvsトルコ、2-0。
なんとなくトルコが勝つかな、と思っていたら大間違い。意外なスコア。オーストラリアは5バックが一列に並び、そのすぐ前に中盤が4人、これまた一列に並ぶ。まさにアリの這い出る隙も無し(たまに綻ぶが)。チャルハノールやギュレルとかの名手を擁するトルコも攻めあぐねること限りなし。シュート30本を放って無得点。
加えてオーストラリアのカウンターは鋭い。まさに堅守速攻。このスタイルはかつてどこかで見たことが・・・そうか、往年のイタリアのカテナチオか。3回連続で大会出場を逸するほどになっている本家は、南半球の国に”あるべき姿”を学ぶべきかも。
試合終了のホイッスルが鳴り響くと、会場中に流れ出したのはメン・アット・ワークの”ダウン・アンダー”。合わせて歌いだすサッカールーのサポーターたち。彼ら彼女らにとっては最高に幸福な瞬間。
15 Jun 2026
生活のリズムが狂いだすワールドカップ。風邪気味。
ドイツvsキュラソー、7-1。
ハイライトだけ見た。ドイツからすれば練習試合みたいなものだったか。彼我の力量差は歴然。それでもキュラソー、ドイツからの得点は人口18万人の小国にとって歴史に刻まれる偉業に違いない。
日本vsオランダ、2-2。
日本、二度先行されて二度追いつく。2点目は88分、交代出場の伊東純也のコーナーキックからこれも交代出場の小川航基がオランダの高さを凌駕する打点でのヘッド。このシュートが鎌田大地の頭に当たってゴール。ほとんど小川のゴールで本人もそう思っていたのではと思うけど、公式には鎌田の得点に。小川のにしてあげればと。
しかし伊東の存在感は大きく、試合全体が一気に活性化した感がある。暑さ対策のせいか双方ともDFラインでのボール保持に対するプレスかけが少なく、構えて待つスタイル。両チームとも落ち着いて相手をよく見定めていたのかもしれない。そこに飛び出してくる伊東にオレンジ軍団はだいぶ慌てたのでは。
コートジボワールvsエクアドル、1-0。
やや優勢だったエクアドルが先制できなかったのが敗因。徐々に盛り返したコートジボワール、疲れの見えたエクアドルを右サイドの長距離ドリブルで置き去りにして89分に得点。アフリカ勢は集中力が…みたいなことを言われていたのは過去の話。ところでメインスタンドから見て左側のゴールのバーにシュートが当たること3回。南米のチームが前半で2回、アフリカのチームが後半に1回。"引き寄せ"のバーかも。
スウェーデンvsチュニジア、5-1。
チュニジア守備崩壊。取るべきシュートを取れないGK、リスタートのボールを搔っ攫われるCB、同じ相手にミドルシュートを二度も決められてしまうDF陣。スウェーデンからすれば練習試合に近いものだったか。
16 Jun 2026
W杯、ダイジェストではわからないことも多々。本日は引き分けDay。
スペインvsカーボベルデ、0-0。GKだけでスペインを完封したわけではない。
カーボベルデ、実に組織的。DFをボックスの幅で4人フラットに並べ、中央を狭く構成。脇への侵入は割り切り。攻撃時はピッチ幅をすべて使って広げ、スペインの守備を個別化する。相手にボールが渡ってしまったら即時帰陣、冒頭のフォーメーションに戻って待ち構える。これを90分続けて破綻しない。なんという集中力。DFの裏を取られても40歳のベテランGKヴォジーニャが得点を許さない。哀し気な風貌だけど頼れるオヤジ。
スペイン、カーリーヘアのククレジャが繰り返し裏を取り、ベンチスタートのヤマル、ダニ・オルモ、ニコ・ウィリアムズまで投入するも、どうしても頑丈なカーボベルデのゴールを割れず、3-0くらいで勝つのではと予想していたが最後の精度が今一つで1点も取れないままタイムアップ。勝ったかのように沸き立つ初出場のカーボベルデのサポーター。歴史的な勝ち点取得に国内ではお祭り騒ぎだったそうな。
ベルギーvsエジプト、1-1。
エジプト劣勢で時間が経つかと思っていたらそんなことはなく。構えて待つのではなく取りに行く守備。先制はエジプト。あのクルトワをぶち抜くアシュールの弾丸ミドル。オラつきゴールセレブレーションは何かのアニメの真似?
ベルギーは攻めるのだけれどやはり最後の精度が。交代出場のルカク、入ったとたんに得点に関与。さすがラスボス。残念ながら自身のではなくOG誘発だけど、役目を果たしたことは間違いない。
ウルグアイvsサウジアラビア、1-1。
ダイジェストのみ見た。予想通り劣勢だったものの先制はサウジ。コーナーからヘディングシュートをウルグアイGKがファンブル、これをすかさず押し込む。ウルグアイ、試合終了まであと10分のところでようやく追いつく。しかしそのままタイムアップ。スペインもベルギーもウルグアイも、みな揃って格下に勝てず。それぞれの国内論調は随分と辛辣なものになっていることだろう。
イランvsニュージーランド、2-2。格上が格下に勝てない一日の締めくくり。
ニュージーランドが強くて驚いた。前回出場の16年前の南アフリカ大会ではアマチュア選手を含む寄せ集めだったが、スロバキア、イタリア、パラグアイと3連続引き分けを成し遂げ、当大会を無敗で終えるという記録を築いて世界中を仰天させた(一次リーグ敗退で大会を去ったのだけれど、一度も負けていない)。そのチームもいまや国外でプレーする選手が多数、さらに強力に。
そんなオセアニア代表にイランはかなり手こずる。二度先行されて二度追いつく試合展開。変更を余儀なくされたキャンプ地のメキシコから遠路はるばる会場のあるLAに入ったのが前日(アメリカの”寛大なる許可”で試合当日から変更された)。なので開始時点から疲れていたのでは。始めなくてもよかった戦争の被害者がここにも。見ている方としても状態が万全のチームを見られなかったという意味で被害者と言えるかも。
17 Jun 2026
W杯、前大会までなら本日から第二戦なのだけれど、まだ第一戦が続く。
フランスvsセネガル、3-1。
前半はセネガルの試合。能力の高い選手たちの堅い守備の前にフランスはシュート一本のみ。このままならセネガルが勝つかと思えた後半、選手の立ち位置を修正した優勝経験国、アフリカ最西端国の守備をかいくぐれるようになり速攻でエンバペが先制点。世界有数のストライカーでも初戦は緊張するのか前半はボールが足に付かなかったように見えたエース、後半は本領発揮。終盤にも強烈なミドルを突きさす。後半のフランスは10本シュートを打ち8本が枠内。ようやく優勝候補の姿を現わす。
ノルウェーvsイラク、4-1。
前半はほぼ互角の印象。イラク、守備を固めてカウンター狙い、というわけではなく、真っ向勝負。ノルウェーが先行するもイラク追いつき、1-1で前半終了かと思えた頃、バックパス処理にもたつくGKにハーランドが襲い掛かる。これで2-1。後半、自分たちの時間帯に得点できず、疲労からか徐々に圧をかけられなくなってきたイラク、追加点を取られた上に試合終了間際にOG。4失点のうち2失点はしなくてもよい失点だった。個々はそう悪くないのだがなぁ。精神的支柱の有無とか采配とかかな。これでついにアジア勢に黒星。
アルゼンチンvsアルジェリア、3-0。
ダイジェストのみ。メッシ、ハットトリック。これでドイツのクローゼの持つW杯通算最多得点記録(16点)に並ぶ。アルジェリアは序盤こそ見せ場があったようだけど、だいたいにおいて抑え込まれていた模様。
オーストリアvsヨルダン、3-1。
こちらもよく欧州の国と渡り合っていたアジア勢だったが、 イラクに続けて残念な結果に。とはいえヨルダンの時間帯も多々あり、昨年末のアラブカップで決勝まで行ったのはフェイクではなさそう(決勝の相手はモロッコ、3-2で延長逆転負け)。本大会は同組にアルゼンチンがいる。どこまでできるか。オーストリア、EUROではよく見かけるがW杯は28年ぶりだとか。大会経験者がいないのはヨルダンと同じ。しかも世間では格上扱い。出だしが堅そうに見えたのはそのせいかも。
18 Jun 2026
ワールドカップ、第一戦最終日。
ポルトガルvsコンゴ民主共和国、1-1。
クススティアーノ・ロナウド、6回目の大会出場。シュートは打てたものの不発。ゴール前、相手DF陣の合間に立ってほぼ動かない。もう41歳、前半だけとかの出場にしたらよいのでは。
1997年までザイールと名乗っていたコンゴ民主共和国、アフリカ中央の赤道直下にある。西隣にコンゴ共和国があり、元は同じ王国だったのが植民地にされ分割されたことから現在に至っているらしい。豊富な地下資源が仇となり、利権にまつわる国内紛争や内戦、近隣諸国との紛争が後を絶たず・・・と混迷の国内事情にある国民にとって、ポルトガルというフットボール強国からの勝ち点1は希望と勇気を与える結果のはず。
イングランドvsクロアチア、4-2。
今大会の、少なくともこの試合のイングランドは実によくまとまっていて迫力十分。2年前のEUROで見せていた引き出しの少なそうな面影は微塵もなし。ハリー・ケイン大活躍、PK含め2得点。交代選手も実力のある面々で、世代交代を進めているはずのクロアチアも圧倒する攻撃力。フォデン、ハリー=マグワイヤ、コール・パーマー、カイル・ウォーカーらが召集外になっていることを忘れさせる。
そのイングランドから2点は取ったものの、守備が今一つだったクロアチア。40歳のモドリッチはCR7と違ってよく走るものの、PKを献上してしまった。ところで37歳のペリシッチ、前半終了間際の同点弾を決めた味方へのゴールセレブレーション、立ったままのその選手の背後から肩に両手をかけてなんと跳び箱飛びで飛び越える。元気だなぁ。彼が健在だと嬉しい。
ガーナvsパナマ、1-0。
FIFAランキングではパナマのほうが遥かに上位。そのランキング通り、試合開始から前半終了まではまったくのパナマペース。ガーナは連携が取れてなくボール保持ができない。親善試合が連敗続きで二か月半前に前監督を解任したくらいで、チーム崩壊状態だったというのがまだ尾を引いているのか?これはパナマが2点以上取って勝つのでは。
しかし現ガーナ監督のカルロス・ケイロス、前半を無失点で耐え抜いた自チームを後半見事に再生する。選手交代も功を奏して前への推進力、球際の攻防での勝率も高め、パナマと互角に渡り合うまでに。そしてついに後半アディショナルタイムに先制点。そのまま逃げ切り。ケイロス監督有能。二か月でここまで。70歳を越えても能力と情熱(と健康)がありさえすれば結果は出せる。
ウズベキスタンvsコロンビア、1-3。
ウズベキスタンにとっては得点を取ったことが収穫。あのカウンターは見事だった。次回に向けては、対人守備の強度とフリーキックの精度を上げるようにするのが課題かと。ほかにも、自ゴール近くでのスローインを狙われてショートカウンターで失点とか、試合終了間際のカウンターで守備の枚数が足りておらず失点するとか、コロンビアのような抜け目ない相手には注意おさおさ怠るべからずという学びを忘れることなく。
明日から第二戦。見るのはこれからはダイジェスト主体にしよう。生活がままならない。山など遥か彼方に(梅雨でもあるけど)。
19 Jun 2026
ワールドカップ、第二戦開始。見る試合を選ぶようにする。
チェコvs南アフリカ、1-1。
結果のみ。勝ち点0状態からは脱したものの、両国とも勝てなくて落胆。とくにチェコは。なにせ次戦はメキシコと。
スイスvsボスニア・ヘルツェゴビナ、4-1。
結果のみ。74分まで0-0の試合がこの結果になろうとは。スイス、相手国をよく見定め、70分の選手3枚替えで仕留めたというところ。交代選手だけで4点中3点取っている。ボスニア・ヘルツェゴビナは80分に退場者を出し、試合終了間際にPKまで与えてと、さんざんな結果。
カナダvsカタール、6-0。
ダイジェストのみ。カナダ、前半に3得点、後半に3得点。カナダはW杯で初勝利。大怪我した選手が早期に回復するよう願う。カタールは先のW杯以降、中東地域以外の国とも親善試合を行ってきたそうだが、その努力が実を結んだとは言い難い模様。DFラインは統率されているとは見えず、シュート本数は2のみ、前半に得点機会阻止で退場者を出し、後半には危険プレーで退場者と、惨憺たる結果。
メキシコvs韓国、1-0。
シュート本数は最終的に双方とも8とやや少な目。コーナーキックが試合終盤に至るまで生まれなかった(韓国2回,メキシコは0)という試合内容。メキシコは個々の情熱はわかるもののチームとしてはそれほど上手いという印象はわかない。しかし抜け目なさは十分。本試合の勝利で一次リーグ突破確定。
韓国、GKのキム・スンギュ、クロスボールをキャッチしたものの、着地点にいた自チームDFと衝突してファンブル、これをすぐ傍にいたメキシコ選手に押し込まれる。生まれた得点(失点)はこのミスがらみのもののみ。せめて引き分けに持ち込みたかった。
20 Jun 2026
ワールドカップ。三日連続で日付が17日になるくらいあわただしい。
アメリカvsオーストラリア、2-0。
アメリカ、前半に2得点。オーストラリア、対トルコ戦のときのような守備の堅さが見られず。アメリカにかき回された印象。後半に盛り返したものの、2点先行するアメリカの余裕のおかげだったかも。攻め込んでもクロスとかシュートとか精度が今一つで、対トルコ戦でのカウンターの鋭さも鳴りを潜めていた。
試合終了間際、主審が足をつってゲームが暫し中断。豪米双方の選手に代わる代わる伸ばしてもらっていた。そういえば主審が交代するというのは見たことがない。考えてみればキツい仕事だな。
スコットランドvsモロッコ、0-1。
結果のみ。モロッコ、試合開始2分で先制、そしてそれが決勝点。これ以外はスコットランドはよく耐えた模様だけど、攻撃に関してはモロッコの半分のシュート6本で枠内0。コーナーキックも2回のみ。かなり抑え込まれたのでは。
ブラジルvsハイチ、3-0。
ブラジルが先制する23分までは互角に見えるほどだったが、ハイチは裏が取られる回数が徐々に増えてとうとう決壊。シュート本数も枠内の数もブラジルが1つ多いだけなのにこの結果。個々の能力と、攻撃の迫力を生み出す連携の問題かな。
トルコvsパラグアイ、0-1。
結果のみ。スコットランドvsモロッコ戦同様、試合開始2分で先制点が生まれる。ところが先制チーム、前半終了間際に「口に手を当てて相手選手にものを言う」という人種差別仕草とみなされる行為で選手一名が退場処分。対アメリカ戦から立て直して勝ちはしたものの幾重にも愚かさを世界中に。トルコ、意外にも残念ながらここで一次リーグ敗退。17日のイラクvsノルウェー戦から始まるアジア勢敗退が途切れることも無し。
21 Jun 2026
ワールドカップ。結局本日の4試合中3試合を見てしまっている。
オランダvsスウェーデン、5-1。
ここまで点差が開くとは想定外。オランダ、日本戦での引き分け結果の鬱憤晴らしかのごとく北欧のチームに襲い掛かる。開始5分で先制。得点者のブロビーがその12分後に追加点を上げ、前半だけで2-0。さらに後半開始10分間でガクポが2ゴール、4-0。スウェーデンはエランガが1点返したものの、終了間際に日本戦でも得点したサマーフィルが加点して上記結果に。
スウェーデン、これでチュニジア戦の5-1と同じスコアで負けてしまい、得失点差が0に。攻撃はシュート/枠内が21/10でオランダの12/7に対して優勢に見えるものの、守備が緩く攻撃的なチームにいいように引っ搔き回されてしまう印象。油断しなければ日本も勝てるだろう相手。
ドイツvsコートジボワール、2-1。
ケシエの得点でコートジボワール先制。前線のヤン・ディオマンデとアマドが躍動する。チーム全体が守備固めすることなくドイツと真っ向勝負。そのドイツ、ゴールネットを二度も揺らすがオフサイドだったり直前のファウルを取られたり。しかし攻守が目まぐるしく入れ替わって見ていて飽きない。
前半を0-1で折り返し停滞感が漂いだすドイツ、一挙に三人替え。その交代選手の一人アメリがクロスを上げ、同じく交代選手のウンダフが同点ゴール。そして驚くべきことに後半アディショナルタイムに同じくウンダフが逆転ゴール。歓喜に湧く会場中のドイツサポーター。まさにドイツ劇場。
ドイツのゴールが決まると会場にはピーター・シリングの名曲"Major Tom (Coming Home)"が流れ、試合終了時にはTage wie dieseというバンドの曲が流れる。今大会はこういう派手な演出がされているらしい。ハーフタイム終了直前にはツェッペリンの"カシミール"が流れていた。緊迫感を高める曲調がBGMとして適しているからだろうか。
エクアドルvsキュラソー、0-0。
結果を見てびっくり。なので見逃し配信を見ることにした。ドイツに7-1で敗れたキュラソー、4バックから5バックに変更し多少なりとも守備強度を上げてきた模様。対するエクアドル、南米予選第二位とはいえ得点力に難ありの体質がここでもいかんなく発揮され、とにかくシュートが決まらない。26本打って枠内に15本も飛ばしているのに、キュラソーのGKルームの見事なセーブもあって90分通して無得点。
キュラソーは攻守ともに連携が今一つに見えたが、エクアドルのゴール前で波状攻撃を仕掛けるなど見せ場は作った。そしてみごと勝ち点1を獲得。国土面積は日本の種子島くらい、人口は15万人のカリブ海に浮かぶ島国はスペイン戦後のカーボベルデのように国じゅうがお祭り騒ぎになったことだろう。
チュニジアvs日本、0-4。
用事があってリアルタイムに見られず結果を先に知る。とくに驚くことはなし。開始4分の鎌田大地のゴールを皮切りに、上田綺世が前半のうちに得点、後半に伊藤純也が得点し、試合終了近くに上田がさらに得点。アジア勢の連敗をここで止める。
チュニジアはスウェーデン戦での大敗を受けて監督を交代するという荒療治に出たが、まるで効き目がなかった模様。これで一次リーグ敗退(次節で勝ち点3でスウェーデンと並んでも、そのスウェーデンに直接対決で負けているため4位確定)。2試合で合計9失点はキュラソーとカタールの7失点を上回り、現時点で最多。次戦の相手はオランダ。結果などもはやどうでもよく、90分通して投げずに戦えるかが課題かと。
22 Jun 2026
ワールドカップ。結局今日も3試合見てしまう。
スペインvsサウジアラビア、4-0。
結果のみ。初戦引き分け結果の鬱憤晴らしスペインバージョン。ヤマル覚醒。オヤルサバルも2得点し、前半だけで3-0。後半開始直後にはOGで4-0に。サウジアラビアはシュート3本、枠内1本。ペナルティエリア付近でのパスもままならなかったか。
ベルギーvsイラン、0-0。
本日の”結果見てびっくり”第一弾。なので見逃し配信を見る。イラン、5バックでベルギーを止める。GKのベイランバンド、至近距離からのシュートを倒れたまま左手一本で止める。押し込まれる時間帯がほとんどだったが攻めに転じれば決定機を作り出す。FKからのタレミの反転シュートはネットを揺らす。残念ながら背中が僅かに出ていたとしてオフサイド。残念。
ベルギーは後半なかばに得点機会阻止でCBが一発退場。イランの決定力を侮っていなかった証し。引き分けには終わったものの、イランは格上のベルギーから勝ち点1、相変わらず開催国から嫌がらせを受けている国としては上々の結果。加えてアジアチームの連敗も阻止。ベルギー、FIFAランクは上位なのに国際大会では実力を発揮できない状態に逆戻り。
ウルグアイvsカーボベルデ、2-2。
”結果見てびっくり”第二弾。こちらも見逃し配信を見る。初戦のスペイン戦を統率のとれた守備で引き分けたカーボベルデ、あれはビギナーズラックとかではなかった。相変わらずDFラインと中盤のラインが美しいが、今回は無失点は達成できず、DFラインに入り込むウルグアイにしてやられる。しかしそのウルグアイ、セットプレーで壁の間に隙間は作るわ、自ゴール近くでスローインを受けたDFがもたつくサポートにGKが飛び出してきてゴールをがら空きにするわ、重大ミス2件で2失点。集中していれば勝っていた試合を自ら取りこぼす。
両チームともこれで勝ち点2、一次リーグ突破には次戦で少なくとも引き分け以上の結果が必要。ウルグアイはスペインと、カーボベルデはサウジアラビアと。南米の国のほうが条件がキツそう。
ニュージーランドvsエジプト、1-3。
本大会出場国のなかではFIFAランキング最下位のニュージーランド、そんな順位を感じさせない動きでエジプトに先制。後半、エジプトははまらない前線の選手の立ち位置を変え、流動性が高まる。そして同点弾、さらに逆転弾。逆転はサラーの得点、ようやく主役に得点が。さらにそのサラーのアシストでダメ押し弾と、巻き返したアフリカのチームがW杯初勝利。これが4回目の出場となるW杯で勝ったのは今回が初めてとのことで、選手やスタンドの観衆はもちろんスタッフまでが大騒ぎ、国旗を持って走り回る。ニュージーランドは残念な結果だったが、侮れない相手であることは今試合でも証明されたかと。
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