Preface/Monologue2011年 6月


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リュウキンカ、戸隠にて
ここまでのCover Photo:リュウキンカ、戸隠にて
1 Jun 2011
梅雨の季節。

冬では職場の窓からあれほど見えていた山々も
霞んで見えればよいほうで。
2 Jun 2011

党利党略。
視野狭窄。
頑迷固陋。
支離滅裂。
4 Jun 2011
横浜赤レンガ倉庫で開催中の無言館展に。
正確には、”「無言館」所蔵作品による 戦没画学生「祈りの絵」展”。
賑やかな地で行われているせいか、会場は盛況でした。

晩春に信州で見た絵がみな来たわけではなく、
再会を果たせなかったものも多々あったけれど、
初めて見る絵も多く、
「この人の作品にこんなものが」というのもあって。
片桐某氏のものなど、手元におきたいくらい。

倉庫の内装も展示内容に相応しいもので、
上田の美術館で見る思いがしたのでした。
8 Jun 2011

本日は仕事休み。
用事がかたづいてから上野の国立西洋美術館へ、
レンブラントの絵を観に。

半ば予想してましたが、この展覧会は、肌に合わず。
絵が悪いのではなくて(レンブラントなのだからそんなことはない)、
展示されているのが小振りの版画がほとんどで、
近寄ってみなければ良さがわからないのに、
この手の大型企画展ではお決まりの壁際行列移動で、
おしあいへしあいの一歩手前、じつにストレスの溜まること。

国立新美術館でワシントン・ナショナル・ギャラリー展が初日だから、
少しは客足が減っているかと期待したのに、大外れ。
平日でも午後ではダメだったということかも。

例によって、常設展の方が落ち着いて回れてよほどよく。
これぞロマン主義と呼ぶべきフュースリが陳列されてなかったのは残念でしたが、
よいのをたくさん目にできてたいへん満足。

ナポリが舞台ながら里山歩きの快適さを思い起こさせるコローの絵とか、
いつもの農村風景でなく、
少年少女の愛らしさを優しい自然のなかに描いたミレーの作品とか。
大判のミロの絵は癒し効果大でした。
11 Jun 2011
不安定な雨模様のなか、
三日前の大混雑展観の記憶を払拭しようと、
目黒区立美術館へラファエル前派展を観に。



こちらは予想以上にお客さんがいない。
そもそも知名度がないと思えるうえに、
なぜ「目黒区立」でラファエル前派?というのもあるだろう。
予算自体も少なそうで、目玉作品が数点くらいしかないように思えた。
(作品リストからは世界中から作品を集めていることがわかる。
 ひょっとしたら玄人向けなのかも)

とはいえ、そのせいでか、土曜の午後でもゆっくり見られたのはよかった。
好ましい絵が一点でもみつかると、来た甲斐があると思える。
そのうちのひとつ、バーン=ジョーンズが人物デザインし、
モリス商会が作成したタペストリーは、(正確には「絵」ではないが)
その大きさを実感するためにも一見の価値ありかと。
15 Jun 2011

もう6月も半ば。
そろそろ夏山の計画でも、と思ったところ、
カラダをつくる時間が例年以上にないことに気づいて。
今年はテントは無しだなー。
(昨年にしても5年ぶりだったが)
16 Jun 2011
昨年の12月に鎌倉に出かけて国指定史跡の亀ヶ谷切り通しを歩いた折り、
東側斜面が大幅に伐採されていたのに驚き呆れたものだが、
渋谷区の業者による無許可建造だったことが一昨日わかったと。
(ペット霊園を造ろうとしていたらしい。史跡に。呆れることこのうえなし。)

しかしなんで鎌倉市は今まで気づかなかったのか・・・
自分とかがアレは何だと知らせればよかったのか?

鎌倉市の教育委員会は現状回復を指導したとのことだが、
伐採された大木など、どう回復するのだろう。代わりのを植える?
それにしても、世界遺産候補にしているのだから、
もっと見回ったらと思う。
(机上でのみ進めている気がする。)
19 Jun 2011
吾妻小屋の前小屋主、遠藤さんが今年の4月に亡くなられていたことを知った。
安達太良山から吾妻山への縦走のおり、たった一回泊まっただけだったが、
ちょっと会話しただけだったのに、その人柄には心底敬服した。
もう一度お会いできたらと思う間に月日が経ち、
今回の訃報に接することになってしまった。
享年61歳。早すぎる・・・

心よりお悔やみ申し上げます。
吾妻小屋は奥様が続けられるそうです。
ぜひまた伺いたいと思います。
21 Jun 2011
屋久島町は、縄文杉周辺への立ち入り制限案を否決するそうな。
自然保護より観光業優先、らしい。

彼方の洋上アルプスは、世界遺産にもなって人気沸騰、
ずいぶんと人が向かうようになったと聞く。
近ごろの山ガイド雑誌にもよく名が載るし。

ここでニュージーランドのミルフォードトラックのことを思い出す。
行ったことはないけれど。
曰く、世界で最も美しい遊歩道。
その美しさを維持するため、一日の入山者を制限し、
さらに入山者の振る舞いにも厳しいと聞く。
(野外でうがいの水を吐き出してはいけないとも。)
それでも世界中の憧れのルート。

自然保護とは自然のためのみならず。
資源を長く使えそうな方式がどちらかは、
明白な気がする。
26 Jun 2011
天気の具合などいろいろあって、本日はスポーツジムへ。
器具を使って筋力鍛錬ののち水泳。
ようやく、平泳ぎを多少速くするコツがわかって。
水中を飛ぶように泳ぐ感覚(当社従来比)が味わえて大満足。

しかし山なら有酸素運動は(休憩ありとはいえ)一日中続けられるのだが、
水泳だと半日も続かないのはどういうことだろう。
そのわりにプールから出てみるとさほど息が上がってない。
単調な往復運動に飽きるということかも。禅の心が必要かな。
30 Jun 2011
この日、南関東ではそこここで雷雨に見舞われた模様。
連れが籠もっていた自宅では一瞬停電したとか。
運悪くルーターが障害になり、当然ながらWebもメールも使えなくなったと。

帰宅してみるとalarmランプが点灯したまま、単純再起動では状態変わらず。
しかもマニュアルが行方不明で対処方法がわからず。
どうせだめなものはだめだとばかりに初期設定ボタンを押下し、
再起動してみたら、あっけなく復旧。

まぁそんなものか。

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