Preface/Monologue2016年 7月


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森戸渓谷、中尾根分岐付近
ここまでのCover Photo:三浦半島 森戸渓谷、中尾根分岐付近
1 Jul 2016

まだ見ているEURO。

準々決勝第一戦、ポルトガルvsポーランド、1-1、PK5-4。

いずれも前の試合が延長まで行ったという二国、
相まみえてみると、ここでも延長戦に。
ポーランドにとっては2試合連続のPK戦突入。
結果は前の試合とは逆のものに。

開始早々にポーランドのレバンドフスキが得点し、
予想に反してポルトガルを押し込む時間帯もあり、
これはこれはと思っていたものの、前半に同点にされて、
後半からは粘り強く守ってカウンターに。

しかし攻めの最後が迫力を欠く。さすがに疲労が出てきたか。
それはポルトガルも同じ。両国とも守備がよいのもあって、
攻めに攻めるポルトガルも、決定的なシーンはあまり多くなく。

さて4強に勝ち上がったポルトガル、なんとここまで90分内での勝ちがない。
一次リーグは3試合すべて引き分け、前の試合も延長でようやく勝利。
強運というのか、勝ちきれない危うさというのか。
次の、ウェールズvsベルギーの勝者との試合が、優勝への試金石に。
2 Jul 2016

この土曜日は午から仕事。
帰宅して観るのは今日もEURO。


準々決勝第二戦、ウェールズvsベルギー、3-1。

結果だけ見ると驚きの数字だが、内容自体は互角だったのでは。
しかしベルギーは油断しすぎた。たぶん相手を舐めていた。
「自分たちのサッカー」をすれば勝てると踏んでいたのでは。
(予選で勝てなかった相手なのに・・・)

ウェールズは甘い相手ではなかった。
弱点はあるものの試合中に修正してくるし、
ダメ押しのカウンター3点目は実質二人で取った。
事前予想を覆すだけのことはしているのだった。

ベルギーは前半の前半はよかった。まさに優勝候補だった。
ものすごい圧力で攻めかかり、
トサカ頭のナインゴランが弾丸ミドルで先制点。
うわベルギー強くなっているこりゃウェールズ勝てないわ、
と思ったものの、点取って安心したのか全体にゆるゆるとなり、
前半のウチに同点にされてしまう。

計算違いを悟ったベルギー、後半から圧をかけるものの、
数少ない好機をものしたウェールズに逆転され、
終了間近には前述のカウンターで万事休す。
初戦のイタリア戦よりはまとまっていたけれど、
個々の才能が、1+1が2以上になっていないような・・・
やはりベルギーだったな、と。

ウェールズ、逆転の2点目を取ったのがキャプテンのウィリアムズ。
見た目がいかにも主将面で、見てるだけで頼もしい。
ベイルはFor the team。よく走り、囮にもなる。
でもそろそろまた点を取ってほしいもの。次のポルトガル戦で。
中盤で勤勉なラムジーが、黄紙2枚で出場停止なのが痛いが・・・
3 Jul 2016

暑い土日。
今年は猛暑だとか?

外出は通勤くらい、毎日引きこもっていて、
暑さへの耐性をつけないままで、夏山は大丈夫なのか・・・・
などという心配は余所に見続けるEURO。


ドイツvsイタリア、1-1、PK6-5。

最後の最後までタフな神経戦。観てる方も神経をすり減らしそう。

互いを研究して臨んだ両国、一日の長はドイツに。
イタリアの縦を切るシステムが奏功し、カウンター封じ込め。
しかし守備では譲らないイタリア、得点は許さない。
互角のまま0−0で前半終了。

ドイツ、後半なかばにエジルの先制点。
守備力で互角であればこれはドイツが・・・と思った矢先、
攻め込んできたイタリアにエリア内でボアテングが痛恨のハンド。
PK。これをイタリアのボヌッチ、冷静に決め、
本EURO初めてドイツ失点。

だがその後両者まったく譲らず、90分で決着付かず。
延長でも同様。惜しい場面は双方ともにあるものの、
疲労もあってか最後が決まらない。
油断すればすぐにつけ込む両者、軽率なプレーはできない。
互いの隙をうかがううちに延長戦も終了。


そしてPK戦。

PKは6-5だが、蹴った人数は18人。
双方で5人外している。相当にプレッシャーがあったか。

先攻のイタリアが2人外し、ドイツも2人外し、
イタリア5人目、同点PKのボヌッチ。
これをノイアー、横っ飛びに飛んで片手で止める。
「二度もPKを決めさせるわけにはいかなかった」。

ドイツ、5人目が決めれば4強に勝ち上がり、
の、ところで出てきたのが、シュバインシュタイガー。
だが頼れるベテランはPKだけは頼りにならなかった。
GKブフォンを見もしないで蹴ったボールは、はるか枠の上。
頼むよシュバインシュタイガー。

ここからは先に失敗した方が負け。
イタリア、6人目決める。ドイツの6人目、フンメルス、こちらも決める。
フンメルス、成功しても勝ち誇らず、柔らかい笑顔。
5人目に蹴ってくれればよかったのに。

そして双方7人目、8人目が決め、緊張感高まる中、
イタリア9番手ダルミアンをノイアーが止める。ドイツ9番手ヘクターが決め、
”決勝の前の決勝”、本EUROで現時点おそらく最もタフな試合が終わった。


どちらかというとドイツを応援していたので、結果は嬉しいのだが、
揺るぎない自信でチームワークに励むイタリアがいなくなるのは寂しい。
とくにブフォンがもうEUROで見られないのが残念。
ミュラーとキエリーニとの諍いがあったとき、穏やかに割って入って、
敵のミュラーを笑顔で宥めていた。
ミュラーもブッフォンの言うことは素直に耳を傾けていた。
あの物腰は、良いな、と素直に思う。
3 Jul 2016

EURO、準々決勝最終戦。

フランスvsアイスランド、5-2。

点を取られすぎだよアイスランド・・・

獅子は兎を狩るにも全力を出すという。
この日のフランスは、精緻に相手を研究し、
準備万端整えてきた印象。

ゾーンディフェンスの間隙を突き、
カウンターには昨日のドイツがイタリアにしたように縦を切って遅らせる。
ボールを保持しては俊敏にして連動性高し。
アイスランド振り回され、ボール奪取に飛び込めない。
前半だけで4失点。試合はこれで決した。

いやもう後半は観るのやめようかな(録画を)、と思って早送りしたら、
アイスランド得点している。しかも2点も。慌てて後半最初から見直す。
後半は精神的にだいぶ持ち直した。
「オレたち負けるだろうけど最後まで点を取りに行くぜ」的な。
さらに失点を追加してしまったものの、試合を投げずやりきる姿は見事。

負けはしたが、挨拶に来たチームをアイスランドサポーターは、
あの断続的な掛け声の応援で出迎える。
いままでは「勝利の儀式」、今日は敢闘を讃える儀式。
最後にチームとスタンド全体のサポーターとで記念撮影。
いいですねアイスランド。観ていて共感します。
次のWorldCupでお会いしましょう。


さてこれで準決勝のもう一方は、ドイツvsフランス。
おそらく事実上の決勝。
いまのフランス手強い。
世界王者ドイツ、どう出るか。
5 Jul 2016

山歩きやサッカーに興じられるのも、平和と安定があってこそ。

思いの程度はどうあれ、
他国で多少なりとも役に立とうと努めていた人たちを、
ただ「外国人だから」という理由で、殺害するとは。

残念ながら、もう、「日本人だ、撃つな」は通用しなくなった。
これは安保法成立の時点から、予想されたこと。

「自国民に指一本触れさせない」とタンカを切ったどこぞの首相、
なんと言い訳をしたのだろう。
7 Jul 2016

EUROも、もう、準決勝。

第一試合、ポルトガルvsウェールズ、2-0。

少なくともウェールズも点を取るのではと思っていたものの、
やはり中盤の要のラムジー欠場は痛かったか。

ポルトガルの守備が良いのもあってか、攻撃にやや迫力がなかった気が。
ベイルのドリブルやシュートは見応えがあったものの・・・
後半早々にセットプレーとその直後の流れで2失点。
EURO初出場で決勝進出、などという記録は夢と潰え。

しかし4強は誇ってあまりある成績。
「グレート・ブリテン及び北アイルランド連合王国」にウェールズありと、
世界に知らしめたのだから。

ポルトガル、ようやく90分で勝利。
これで決勝で勝利しようものなら、
「一次リーグで一勝もしなかった国が優勝」、
などという記録をつくることに。
8 Jul 2016

EURO、準決勝第二試合。

フランスvsドイツ、2-0。

いくらなんでもドイツは点を取るだろうと思っていたものの、
FWのマリオ・ゴメスの欠場は痛かったか。

出だしの10分はフランスが俊敏にドイツをかき回し、
うわこりゃフランス強いわドイツ大丈夫か、
と思っていたら、さすがに延々とそんなことはできず、
あとの30分以上は先のWorldCup優勝国が優勢に。

ドイツの最大の誤算は、ここで点が取れず、
前半終了間際にPKを与えて失点してしまったこと。
シュバインシュタイガーのハンド。
守備で実に効いていて、イタリア戦でのPKを忘れさせてくれそうな・・・
と思ったが、残念。

まぁしかたないや、と気を取り直したはずの後半に、
ボアテング、負傷退場。そのせいか、ドイツ、守備のミス。
ここからポグバにクロスを出され、PKを決めたグリーズマンに追加点。
グリーズマン、これで本EURO通算6点。得点王をほぼ確実に。

焦り出すドイツ。しかし選手交代策も効き目なし。
試合終盤に近づくにつれ、
前半のようにフランスを自陣に押し込めたパス回しも影を潜め、
とうとう無得点で敗退。

フランス、優勝候補筆頭に挙げられるのも当然のしたたかさ。
このままだと決勝でポルトガルには楽に勝てそうな。

ドイツ戦のあと、フランス、
あのアイスランドが試合終了後にサポーターとともに行っていた、
掛け声とともに頭上で拍手の儀式を。
「サンダークラップ」、「バイキングクラップ」とも言うそうな。

サポーターともども、「あーこれカッコいいオレたちもやろう」、というところか。
アイスランドがいなくなってしまったので引き継いだ格好かも。
しばらく流行になりそうな。
9 Jul 2016

ルネサンス絵画のような夕焼け。




明日の日曜日は選挙。

ひょっとしたらまともな選挙はこれが最後になるのでは、
と言われている選挙。
10 Jul 2016

投票に行った。

ネットを見ていたら、
「投票済証」なるものがもらえることを知った。
投票したことのみを証明するもの。

ホントにもらえるのか、と思って、
受付で言うと、帰りがけにだしてくれた。

歴史的選挙の記念になるかも。
11 Jul 2016

多数の人にとって、景気・雇用が優先選択肢だったという選挙。
さて、結果の結果は。


EURO、決勝。フランスvsポルトガル、0-1。

なんとポルトガル優勝。

これまでの両国の試合内容と結果から、フランス優位と思っていたものの、
サッカーに限らず、常に順当な結果ばかりとは限らない。

前半のポルトガル固い固い。パスミス連発。
加えてまだ20分を過ぎたばかりのあたりで、
大黒柱のC・ロナウドが負傷退場。

これでポルトガル窮地に、と思ったものの、
ピッチに残されたメンバーは、さほど動揺せず。
ロナウド自身が繰り返し言っていたように、
彼一人のチームではなかった、ということか。

そうはいうものの圧倒的に攻めるフランス。
得点まであと一歩の場面も少なからず。
ポルトガルも数少ないながらゴールに迫るものの、
チャンスの数だけ見ればフランスだったのだが・・・
けっきょく90分で決着付かず。

つまりフランスは対ドイツ戦でドイツが行ったのと同じような失敗、
つまり「自分たちの時間帯で得点できなかった」を繰り返してしまった。
つまりポルトガルは最近の潮流、ポゼッションサッカーを行うものが勝つ、
という考え方を覆した。勝敗にこだわるならば、守備的に行くのもアリだと。

延長後半に流れから点を取ったポルトガル、
全体を通して、強いんだか強くないんだかわからないような試合ぶりだったけど、
結果を見る限り、強かったのだと。剛と言うよりは柔。

悲願の代表での栄冠を勝ち得たクリスチアーノ・ロナウド、
優勝カップを掲げたのは真っ先にだったけれども、
壇上に上がるのは最後尾だった。
チームメイトへの感謝の念がそうさせたのだろうかと。
12 Jul 2016

街中ではサルスベリばかりが目立つ季節。

夜分、ひさしぶりに連れとウォーキング。
綿のチノパンで出たのに、途中にジョギング、
これは5分と持たず。

気づいたら6月はEURO三昧で山には行ってなかった。
ほぼ2ヶ月のブランク。夏山大丈夫か。
16 Jul 2016

三連休は、空模様が今ひとつ。
初日はさほど日が強くなく、遠出するにはよかったかも。
気力体力があれば。

残念ながら初日はその手のストックなし。
で、夜にふたたび連れとウォーキング。
今回は走らず、ひたすら歩く。腕振って。

これはこれでよい運動。
坂道では身体が軽くなる。
山登りの筋肉が活躍の場を待っている。
17 Jul 2016

夏山に向けて何もしないのも、というわけで、
鎌倉の天園ハイキングコースへ、連れとともに。


梅雨明け前とはいえ蒸し暑い季節に低山歩きはやはり暑い。
木陰と多少の風が救い。

大平山を越えて天園に出てみると、稜線にある茶屋が跡形もない。
何十年も続いた「峠の茶屋」は、きれいさっぱり姿を消していた。

茶屋跡で食事をしていたかたたちに伺うと、
鎌倉市と横浜市栄区との市区境界にあった茶屋は、
栄区ともめて、やめることにしたらしい。
今年の五月の連休後のことだとか。

稜線下の茶屋は健在だが、
それにしても、そういうことがあるのかと・・・


天園からは、大汗をかきながら、横浜市民の森を快速で歩く。
港南台の街中に下りたところで、パスタ屋で夕食。
ついでに途中のサーティーワンアイスクリームにまで寄って、帰宅。
18 Jul 2016

西日本および東海地方は梅雨明けしたとか。
関東甲信越もそろそろか。
三連休はそれほど天気が崩れず、
もうすこしなにか計画すればよかったかなとも。
結果論ですが。


その連休最終日、
夏休みの始まりでごった返す映画館に、連れと、
イギリスが舞台の、『死霊館 エンフィールド事件』という映画を。

1977年に実際に起こった”ポルターガイスト現象”を元にしたホラー。
映画は脚色はされているものの、警官までもが目撃者になった事件、
なんらかの心霊(”霊”でなくてもなんらかのサイキックなものの)現象は、
やっぱりあるんでしょうかねぇ。

本筋はともかく、楽曲使用のセンスに今ひとつのところがありましたが、
災厄に見舞われた家族一家の前で、
救援に駆けつけた主人公がひとときの安らぎにとギターを手に歌う、
エルビス・プレスリー『好きにならずにいられない』。

あらためてこれは名曲だと。
この映画を通じても、いちばん心温まる場面の一つかと。
19 Jul 2016

夏山準備リスト。

汗拭き用タオル。(破けてきたから)
汗拭き用シート。(薬局で売ってるやつ)
防虫ネット。(連れ用)

食料。(テント内で食べるもの)
コーヒー。(携行する粉がない)
燃料。(予備)

テント内のシート。(グラウンドシート兼用)

次の土日に用意。
テント内シートが難物かも。ホームセンター?
24 Jul 2016

絵も山もご無沙汰だったのが、まずは絵を。
新国立美術館にルノアールを。


なぜルノアールが好まれるかというと、ひとつには、
彼の描く人物が、みな、幸せそうだからなのだろう。
風景画でさえ幸せそう。描かれた場所を歩きに行きたくなるほど。

だからか、描かれている猫まで幸せそう。

ヌイグルミになってしまうくらいに。


夏山準備は着々と進行しているものの、
行こうとしている信州がいまだに梅雨明けしていないのが気がかり。
そろそろ明けないかな。
30 Jul 2016

「何様のつもり」な事件の多い昨今。


梅雨は明けたものの”梅雨明け十日”が通じない今年の信州。
夏期休暇に長野へとしていたものの、北信は傘マークが取れず。
いろいろ臨機応変にいこうかと。

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