Preface/Monologue2014年 7月


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瑞牆山頂から八ヶ岳を望む
ここまでのCover Photo:瑞牆山頂から八ヶ岳を望む

1 Jul 2014
W杯、決勝トーナメント。

本日も結果だけ。

フランスvsナイジェリア。2-0。しかしベンゼマ沈黙中。

ドイツvsアルジェリア。2-1。しかしミュラー沈黙中。

よく言えばどこからでも点が取れる、のかも。
これで準々決勝はフランスvsドイツ。
こちらは欧州勢の潰し合い。


歴史を作ると言っても、黒歴史を作る場合もあり。
すでに秋風が立つかの気分。

2 Jul 2014
W杯、決勝トーナメント。

アルゼンチンvsスイス。1-0。延長でアルゼンチン勝利。スイス健闘

ベルギーvsアメリカ。2-1。得点は全て延長戦で。アメリカ健闘。

後者の試合、90分のシュート数が30対5。
しかしアメリカへこたれない。GKのハワードが攻守連発。
後半30分あたりから意気高くも、残念ながら延長で力尽きる。
これでクリンスマン監督の、例によってお茶目(に見える)な仕草も、
見納めに。


「首相の意向だから」で全ての説明を終わらせる閣僚。
それだけの理由で従うのなら、閣僚など不要。
クマのぬいぐるみでも置いておけばよい。

3 Jul 2014
7月。

気づけば夏至はとうに過ぎ去り、
暑さはこれからというものの、
日は短くなり始め。

それでも業務終了とともに職場を出れば、
まだ明るいうちに帰宅も可能。

そういう余裕のあるときにこそ、
目前に迫りつつある夏休みの山行計画を考えればよいものを、
見残したW杯一次リーグの試合録画など見始めてしまう・・・

5 Jul 2014
W杯準々決勝。情報を遮断して録画を観る。

ドイツvsフランス。1-0。ドイツ堅い。

クローゼが先発したものの得点できなかったのが残念。
フランスも攻めに攻めたものの、ドイツの守備がよくて。

ブラジルvsコロンビア。2-1。封じ込まれたコロンビア。

日本を圧倒しコートジボワールを破ったコロンビア、
普通に強いと思っていたのがブラジルに押し込まれて。
終盤こそ持ち直したものの時すでに遅し。


ネイマール、脊椎骨折で大会を去ることに。
原因は後半40分ごろのコロンビア背番号18による背後から膝蹴り。

その選手、ネイマールに限らずラフプレーの連発。
ネイマールの件でコロンビアを応援する気が失せる。

後味悪くなっていた試合の幕切れ、
負けて泣き顔だったハメス・ロドリゲスを抱きかかえて、
観客に拍手を求めていたブラジルのダビドルイスを見て、
多少、気分を持ち直した。


準決勝はドイツvsブラジル。
2002日韓W杯決勝のリベンジなるかドイツ。

6 Jul 2014
ひさしぶりに日曜に仕事。
明るいうちに終わったので、夕方は連れと焼き肉。
酔っぱらって帰宅して二人して寝てしまう。


W杯準々決勝。

アルゼンチンvsベルギー。1-0。赤い悪魔、不必要に委縮。

伝え聞くニュースの内容からすると、
相手をリスペクトしすぎたらしく。

アルゼンチン、不気味に本領発揮し出した模様。


オランダvsコスタリカ。0-0でPK戦。オランダ勝ち抜け。

試合はほぼオランダ押しっぱなし。
カウンターを繰り出すものの得点機が圧倒的に少ないコスタリカ、
しかし文字通り守り倒した120分。
とくにGKのナバス、
ドイツのノイアーやメキシコのオチョアに引けを取らない神がかりぶり。
善戦という評価以上の評価を献上したい。

得意のPK戦に持ち込んで4強への道を探ろうとしたものの、
オランダのほうが一枚上手だった。
監督のファンハール、最後の交代カードとして、
PK戦得意のGKを延長戦終了間際に投入。
これが大当たり。


さて準決勝は、ブラジルvsドイツに加えて、
アルゼンチンvsオランダ。
現時点での四天王が勢揃い。

この組み合わせ、三位決定戦まで見のがせない。
・・・今回のW杯も、あと4試合。

7 Jul 2014

七夕の日、南海上には史上最強の呼び声も高い台風が。
最大風速75mだとか。しかも鈍足。

今週末にはそろそろ山にと、
思う矢先のこの台風。

ともあれあちこち被害がなければよいのですが。

8 Jul 2014

ずいぶんと久しぶりに携帯電話を買い換え。

キャリアのショップでなかったので、
古いのから新しいのへのデータ移行はしないと言われて少々驚く。
個人情報保護の観点からはそうかもしれないが、
サービスとしてどうだろうかとも思う。
(有料でよいので実施すれば?と)

帰宅して赤外線通信で移行。
日頃使わない機能なので、
まず赤外線送信がわからず、
ついで新旧いずれもどこが赤外線ポートかわからず、
改めて取扱説明書を開いて確認。
四苦八苦。

9 Jul 2014

どんな世界でも、
ときには文字通り予想外のことが起こるものだと・・・


W杯準決勝。ブラジルvsドイツ。1-7。王国崩壊。

ブラジルは、0-1で負けているのは何とかできても、
0-2で負けている状況は打開できない、ということだったんでしょう。
しかもその2点目を取ったのがW杯通算の単独得点王となる、
クローゼとあっては・・・

間髪入れずに3点目、4点目と取られて、
カナリア軍団はまさに"烏合の衆"に。
強豪と呼ばれるチームでも、精神的支柱がいないと、
こうも脆弱なものかと。

もしくは、前のコロンビア戦が限界だったのかも。
ファウル多かったし。(ネイマールの件は、別。)


この準決勝、白熱の内容を期待したのに、
前半30分までに5点差がつき、
試合としてはまるで面白くないものに。

出だしの10分間、つまりドイツが先制するまでは、
局面がめまぐるしく変わるスペクタクルなサッカーで、
じつに面白かったのですが。


これで決勝へはドイツが。
クローゼもう1,2点取らないかな。
真面目で練習熱心だからこその記録は、
できるだけ長く刻まれるに足るものと思うので。

ところで決勝戦以上に興味深いのは、
3位決定戦でのブラジルが、どんな姿を見せるか。

守備の要のチアゴシルバが戻ってくるので、
ドイツ戦よりはマシになるかと。

10 Jul 2014

関東では、短期には降るものの、
さほどの量はなさげに見える台風の雨。


W杯、準決勝。アルゼンチンvsオランダ。
0-0の末、PK戦でアルゼンチン勝ち抜け。

見ていないので詳細は不明。
双方のシュート数が多くないことから、
土俵の真ん中で延々と力比べをしていたような、
そんな試合だった?

オランダ、
さすがに2試合続けてPK戦勝利とはいかなかったようで。
しかし前のコスタリカ戦でも無得点。
予兆はあったというべきか。

決勝はドイツvsアルゼンチン。
さてどうなることやら。
3位決定戦のブラジルvsオランダも。

12 Jul 2014

イスラエルが、ガザ地区を空爆している。

障害者施設まで爆撃している。
誤爆だろうと何だろうと、
死者が出ていることに変わりない。

SNSには、爆撃現場で怒りと悲しみで顔を歪ませる男性の写真。
掲げるのは、両足を失った黒焦げの子供の死体。
「見ろ、これが戦争だ、虐殺だ。」

子供をこんな目に遭わせて何も感じないのか。
「我々は国際社会のいかなる圧力も・・・」
自分が何を言っているのかわかっているのか。


パレスチナのハマスは、ミサイルを撃っている・・・

13 Jul 2014

土曜日、映画『剣岳 点の記』の監督の新作『春を背負って』を、
連れと映画館で。父親の急死で山小屋を継ぐことにした若い息子の物語。

物語は淡々としているし、
山の常識的にそれはありかという突っ込みどころもあったものの
(たとえ遭難救助でも頭上で稲光が走る雷雨の稜線に出て行く?
稜線の山小屋でシャンプー洗髪する?環境への影響は?)
ひたむきに生きようとする主人公の姿勢は好感が持てた。

もちろん何より見所は舞台となる立山とその周囲の眺め。
立山はもちろん、剣岳、槍ヶ岳、大日三山とかが
幾たびも大画面に映し出されて。
神々しさに、思わず合掌。

日曜は天気が優れず、遠出は避けて久しぶりにジョギング。
久しぶりなので7kmくらい。それでもだいぶ脂肪が燃焼、
したのではないかと(500gくらいは)。


W杯、3位決定戦。ブラジルvsオランダ。0-3。
ネイマール抜きだとブラジルは強くないことを改めて証明。

守備の要でキャプテンのチアゴシルバが戻ってきても、
なくした自信とモチベーションは戻らず。
前線で若いオスカルが孤軍奮闘するばかりで、
中盤など歩く選手ばかり。走れよ。

献身的に走り回った欧州の国に圧倒されたのは当然のこと。
小手先のワザでは勝利は手にできない。
そもそもあまりやる気がなかったのかもしれないが。

オランダはこれで無敗で去る。
2試合連続で無得点だったのも、最後に3点取って帳消しに。
4年後はさらにパワーアップして、
ロシアで勇姿を見せてほしい。

14 Jul 2014

W杯、決勝。ドイツvsアルゼンチン。延長戦1-0でドイツ優勝。


リアルタイムでは観られず、結果を先に知り、まずは納得。
組織力vs個人頼みなら、当然前者でなくてはと思っていたので。

しかし「どちらが勝ってもおかしくなかった」とかいう論評があって、
この論者は南米贔屓かと思っていたところ、
録画していたのを観たら納得。


たしかにアルゼンチンが勝っていてもおかしくなかった。

あいかわらずメッシは動かない(そのせいで目立つので遠目でも
よくわかる)、しかしチームの守備は統率され、
前線の選手は攻める攻める。
惜しむらくは決定力がないこと。
それは延長終了間際までのドイツにも言えたことだが、
裏を返せば互いの守備がよかったということでもある。


ドイツ、若きゲッツェが得点。アシストはこちらも若いシュールレ。
しばらくはドイツは世界の上位に居続けられそう。
ミュラーもクローゼもゴールはならなかったが、
誰も自分本位なことをしていなかったので、それはそれでよし。

ベテラン勢では、
攻守にわたるラームやシュバインシュタイガーの頑張りが、
印象的。彼らを見ていると元気が出る。

冷静沈着なGKのノイアー、同じく表情を顔に出さないレーウ監督、
彼らを見ていると危機的状況での落ち着きの重要性がよくわかる。
ノイアーまだ20代(後半だけど)。


さて、これで、今回のW杯は終わり。
しばらくは気が抜けそうな予感。
4年後のロシアW杯、の前に、
2年後のEURO2016を、楽しみに。

15 Jul 2014

テント泊予定の夏山準備進行中。
行き帰りの交通機関や初日の宿を手配。

あとは食料の準備。今回は、軟弱に、
途中から小屋で調達とかにしようかなとも・・・

16 Jul 2014

夏山の準備はさておき、
気になるのは梅雨明け時期。
北陸など昨年は8月6日。

今年は南九州が本日梅雨明け。
例年の2日遅れだそうだが、
この調子で全て順調に明けてほしい。
8月週初に出かけるので。

20 Jul 2014

山行用の食料を買い出すついでに、
ガスバーナーも新調。

山道具屋で改めて見渡してみると、
最近のは、皆、風防のない、本体剥き出しのものばかり。

長年、風防のあるのを使ってきたので、
少々落ち着かないが、小ささ軽さは悪くない。

点火装置まで付いているのは、
かつて日本で販売されていた、
キャンピングガスの分解式バーナーより、
一日の長あり。

(キャンピングガスって、
 だいぶだいぶ昔に日本から撤退していたのか・・・
 国際的には今でも売上高は多いみたいだが。)

21 Jul 2014

西日本の梅雨明けは順調に進んでいる模様。
善哉。


以下は例によって山にはまるで関係ありません。

美人さん。

Mothers of all Palestinians must be killed: Israeli MP
http://www.presstv.ir/detail/2014/07/16/371556/israel-must-kill-all-palestinian-mothers/
""

この美人さん、曰く、
「パレスチナ人の母親は、皆、殺されるべきだ」。

イスラエルの閣僚のようです。
世界には想像を絶する物事が多すぎます。

23 Jul 2014

利尻島に、手作り乳酸飲料を売るお店あり。
飲料の名はミルピス。うーん何か既視感のある名前だが・・・
ギョウジャニンニク味が人気だという。
それは飲んでみたいものだと。

販売を始めてすでに半世紀になるとか。
かつて渡島したときに行けばよかった。
ぜんぜん知らなかった。

取材を受けた店主のかた曰く、
かつて大勢きた若い旅人が、本当に少なくなったと。

波止場で歌って踊っての見送りなんて、
昔話になってしまったのだろうか。

26 Jul 2014

日を追うごとに暑さがいやます昨日今日。
天気自体はよいので、山に行けば良い汗をかけるのかも。
熱中症対策は万全として。


山はひとまずおいて、
久しぶりにミューザ川崎に、クラシック音楽を聴きに行く。
もう三度目になるサン=サーンスのオルガン交響曲を。

第二楽章後半冒頭のファンファーレは何度聴いても感激する。
目の隅に映るのは、オーケストラの咆吼に合わせて、
目立たないようHeadBangingしている男性。
自分も同様。


本日のさらなる収穫は、
併せて演奏されたシューマンのチェロ協奏曲の後、
独奏者がアンコールに弾いてくれた曲。

息もつかせぬ速さの、バッハ”無伴奏チェロ組曲#1前奏曲"。
極めつけは、ヴァスクス”本−無伴奏チェロのための”からの抜粋。

ヴァスクスは知らなかった。ラトヴィアの現存作曲家らしい。
モダンで奇妙で、惹かれるものあり。
なお、独奏者は、ダーヴィド・ゲリンガス。

27 Jul 2014

夕立に降られた日曜日。
地元近くの道路端、街路樹の下で雨宿りしていると、
向かいのお宅の男性からビニール傘をいただいた。
雨降りでもよいことはある。


昨日に続けて本日もミューザ川崎でクラシック音楽を。

ラベル編曲の『展覧会の絵』。ライブは初。
いやラベルはオーケストレーションが上手い。
なんと多彩な音色、それも打楽器に至るまで。

組曲最後の「キエフの大門」、エンディングで、
大太鼓+シンバルと、鐘+ゴングが交互に荘重に鳴らされるが、
これを観て聴いていると、なぜか涙が出てきた。
レコードでは学生時代から聴いているというのに。
これが、生の、音楽の力なのかも。

じつは、いちばんの出だしで、トランペットが音を外したが、
演奏後の拍手で、指揮者が真っ先に駆け寄り、
讃えたのが、そのトランペット奏者だった。
指揮者は宮本文昭氏。よくできた上司とお見受けした。

コンサートの最後はラベルの『ボレロ』。
これもライブは初。
じつはまるで期待していなかったのだが
(著名オケのライブ盤でも、たいがいどこかでミスしている)、
なかなかの出来だった。

雪崩落ちるように格好良く曲が終わったとき、
『展覧会』とは逆に、思わず笑ってしまった。
見事な終わりっぷりに、あまりに嬉しくて。

いやラベル愉しい。
またホールで聴きたいものだと。

29 Jul 2014

山岳雑誌『岳人』は、発売中の8月号をもって、
東京新聞が版元から降りる。
9月号からはモンベル傘下の企業が出版を継続するという。

続けるとは言っても、
ページ数は現在の200頁前後から132頁に、
雑誌サイズもA4からB5になる。
最近続いたパートカラーの洒落た表紙も終了し、
畦地梅太郎の版画になるという。

とすれば渋い内容を期待するところだが、
売れ行きは大丈夫なのか、いまから心配になるところ。

31 Jul 2014

夏の夜、
大きなザックを背負って、
駅のベンチに座る、
登山靴姿。

どこに向かうのかなぁ。


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