Preface/Monologue2014年 8月


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鉢伏山から美ヶ原を望む
ここまでのCover Photo:鉢伏山から美ヶ原を望む

1 Aug 2014

この日曜から長期で山にと予定していたら、台風が。
再計画しなければ。

6 Aug 2014
志賀高原の岩菅山へ、
山頂避難小屋に泊まりに行ったら、水場がなかった。
ガイドマップにはあると記載されていたが・・・

昔はあったかもしれない水場への踏み跡さえ見あたらない。
ガイドが教える方向は、恐ろしいほどの急崖。
沢筋はわかるものの、かなりが涸れ沢のはず。
どこに出ているかわからない水を探して下ることはできない。
滑落でもしたら笑い話では済まされない・・・

水がないということが、これほど行動の自由を奪うとは。
秋山郷まで縦走しようと考えていたのが、水泡に。
翌日には下山する羽目に。

8 Aug 2014

久しぶりに美術館へ。
国立新美術館に”オルセー美術館展”を。

オルセー美術館展 モネ『草上の昼食』(部分)

券面にもなっているモネの大作より、
やはりマネの描いたこの少年がもっとも目を惹きます。
実物の絵は、
背景から切り出されたように少年が立ち現れます。

マネ『笛を吹く少年』(部分)

もちろん他にも見るべきもの多数。

近頃あったカイユボット展には行かなかったので、
”床に鉋をかける人々”が見られたのは収穫。
ドローネーの”ローマのペスト”の激情、
クールベの”裸婦と犬”の透徹さには、
会場の雑踏を忘れて覚醒する気分。
ホイッスラーの”灰色と黒のアレンジメント第1番”、
わずか頬にのみ赤みが差された母の肖像画に、
墨絵に似た落ち着きを感じます。

展覧会としてはマネの作品が主になっている模様ですが、
3点展示されていたファンタン=ラトゥールが精緻な筆致で印象的。
花瓶に生けられたキクの絵の前でしばし足を止め、
みなが喪服を着用している家族の肖像画(『デュブール家の人々』)に見入る。

ファンタン=ラトゥールいいですねぇ。
先日のピュヴィス・ド・シャバンヌのように、
印象派の枠にとらわれず、
個別の展覧会を開催してほしいものだと。

9 Aug 2014

久しぶりに会った友人から、
長いこと会っていない山行仲間の消息を聞く。
膝をやられて、今や登っていないとか。

かつて一緒に山に向かった仲間で、
今でも登っているのは、
ひょっとして自分ともう一人くらいか?
みなトシをとりつつあるということだろうか。

11 Aug 2014

先日の岩菅山は、テントを担いで上がったものの、
結局出さずに終わった。

慎重な登山者のなかには、
「念のため」といってテントをザックに入れていく人もいるらしいが、
今回の場合は使うつもりだったのが使えなかったので、
消化不良感が・・・

もう一度、奥秩父の富士見平に泊まりに行こうかなとも。
秋風が立つ前に。

14 Aug 2014

週末は、南関東以外、雨模様。
お盆休みに遠くの山に行った人、これから行く人は、
ハズレの日程に。(自分もそうですが)

新しい『岳人』、なかなか悪くない。
従来のまま、取っつきやすさと読み応えとがほどよく同居。
どことなく誌面デザインが垢抜けてないところまで、
引き継いでいる気も。

18 Aug 2014

連れと、今年二度目の戸隠へ。
土曜日も日曜日も雨模様。傘さして森林植物園を歩く。
晩夏に思える花々はそこここに。
鏡池で、ガスのまとわりつく西岳を仰ぎつつ、
四阿でコーヒーを淹れる。

月曜日、登り足りなくてガスのなかを早朝から飯縄山。
西登山道を辿り、眺めもないので途中で引き返す。
登りでは萱ノ宮を過ぎると、ブヨの来襲を受けた。
顔やら手のひらまで咬まれたのには参る。
長袖の上から咬まれていたのには驚く。

今年の夏は、からっとした山を、
なかなかできないでいる。

19 Aug 2014

ブヨに咬まれたところが痒い痒い。

強力なかゆみ止めも効き目なし。キンカンは一時しのぎ。
咬まれたところを熱い湯につけてみるとかしてみたが、
これもやはり一時しのぎ。

山から下りた先での農産物直売所で、連れは、売り子のお姉さんに、
「このあたりではブヨに咬まれて病院行く人はいませんよ」
と言われたという。

しかし顔の咬まれた部位まで腫れ出す様子を見て、
帰京して出た職場のかた曰く、
「それは地元のかたの感覚であって、やはり行くべき」。

連れは背中を押されて皮膚科を受診。ステロイド剤をもらってくる。
なかなかこれは有効で、腫れも目に見えてひいていく。
やせがまんはしないほうがよい模様。

しかしブヨ、まことに侮り難し。
ヤブ蚊がかわいく見えてくる。

24 Aug 2014

北千住で、高校生の芝居を観た。
集中力と躍動感。演じることの楽しみ。充実感の共有。

大道具も小道具も照明も音響もなくても、芝居はできる。
優れた演出の元に俳優がいるだけで事足りる。

観客も良かった。
みな真剣に観ていた。

26 Aug 2014

ブヨに咬まれて、かゆみ止めに”キンカン”を初めて入手。
以来、毎日のように愛用。

腫れをひかすには直接の役に立たないけれど、
一時のかゆみ止めとしては秀逸。
(刺激が強いので。職場では使えないけれど。)

かるい筋肉痛に一塗りすれば、
痛みが消えたように感じさせる。
さすが昔からある薬は違う。

改めて効用をみるに、
「虫さされ、かゆみ、肩こり、腰痛、打撲、捻挫」。
・・・なんだか山歩きに必携のように思えてくる。

31 Aug 2014

朝に空を見上げ、
曇ったままか雨が降るのかと思っていると、
午後も遅くなって平地は晴れる。
そんな土曜日曜。

日曜日はひさしぶりに県立三ツ池公園へ。
分区園は園芸花卉が花盛り。
町中で見る8月の花はサルスベリくらいか、
と思っていたのは勉強不足。







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