Preface/Monologue2026年 1月


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かまど倉の大洞窟奥から二股山を望む

ここまでのCover Photo:かまど倉の大洞窟奥から二股山を望む

1 Jan 2026

謹賀新年

今年も多くの山に行けますように。

6 Jan 2026

鳥取で震度5強。

また大山の稜線が崩れたのではと。だいぶ前からそもそも歩けない場所ではあるものの。

11 Jan 2026

8日に発生した山梨県の扇山火事、民家への延焼の危険が低下したとはいえ火災範囲は拡大しているとか。本日の風の強さが影響しているらしい。

西側に飛び火しているらしいが、当初の火元は山塊東端の萩ノ丸というピークの南面中腹らしく、ガイド地図で金毘羅社とあるところと思える(山麓にある金毘羅神社とは別な模様)。まずは鎮火だが、しばらくここは通れなさそう。


などと考えていると、本日、丹沢の大倉尾根で火事があり、堀山の家が全焼してさらに延焼中とか。誰がなにをしたのかわからないが、この季節に火の取り扱いが安易だったのではと思えること多々。

19 Jan 2026

三浦半島の乳頭山を東逗子から往復。遅ればせながら今年の登り初め。

午後も遅くなってから歩き出したので行きも帰りも近ごろの自分としてはペースが早く、トレランではないのに休憩込みで2時間を切る。晴れ続きなので足元は乾燥していて歩きやすく、下りは走り気味でも滑る心配がない。調子よく歩けてよい感じ。

その下り、日がだいぶ傾いて餌時になったのか、あちこちでリスを見かける。人影は少なく、山中で出会ったのは4組で、うち2組は外国からの人たちだった。

25 Jan 2026

連れと伊豆熱川温泉へ。とにかく温泉に行きたいと手頃な宿を選んで来てみると、伊豆急のホームからすぐそこに温泉の湯気が猛然と湧きあがっている。見渡せば海に向かって傾斜しながら開けたそこここで同じく湯気がもうもうと。遠地の別府に行かなくても街中に白いものが立ち上る景色を見ることができると知った。

この日は熱川バナナワニ園を堪能。ワニは迫力、しかしそれ以上に数多い温室に多数植えられた亜熱帯ないし熱帯の植物が見ごたえ十分。初めてバナナの林を見た。とはいえ「林」はじつは不適切。なぜならバナナは草本だから。これも初めて知った。(だからバナナは果物ではなく実のところ野菜。)

嬉しかったのは奄美大島でよく見るヒカゲヘゴやオオタニワタリに出会えたこと。ヒカゲヘゴは天井が低くて窮屈そうにしていたしオオタニワタリはやや小振りだったけど、奄美まで行かなくても見ることはできると知った。ほかにも見て楽しい植物が多数、入園料は2,000円と安くないけれど、元は取れる施設。

宿は国民宿舎。古びてはいるけどオーシャンビュー。海に浮かぶ伊豆大島がすぐそこに。夜になると温泉街に灯る提灯の並びがじつに幻想的。悪くないじゃないか熱川温泉。

26 Jan 2026

二日目はミカン狩り。30分の時間制限があるイチゴ狩りより格安、しかも時間無制限。ただし屋外なので寒い。この季節は伊予柑とネーブルで、甘くて美味しいのだけど水分が多くて意外とすぐお腹一杯に。小一時間で切り上げる。

ミカン園からは歩いて駅へ。途中、伊東と下田を結ぶらしい”伊豆古道”を案内する標識を目にした。歩いて楽しそうな行程であれば、そのうち辿ってみるのもよいかも。駅近くで昼食を摂ってそのまま帰宅。

29 Jan 2026

上野の国立西洋美術館に、『オルセー美術館所蔵 印象派 室内をめぐる物語』という長いタイトルの展覧会を観に行った。タイトルだけ見るとオルセー美術館の印象派の絵ばかり並んでいるように思えるが、実際には国立西洋美術館を始めとする国内外の美術館からの作品が三分の一近くを占め、また印象派だけが並んでいるわけでもないのだった。


オルセーから来たものでは、ファンタン=ラトゥールの絵が観られたのが今回一番の収穫。そのうちの一枚『デュブール家の肖像』は、肘掛椅子に腰掛ける老いた夫婦の脇に若い女性が二人立つ。みな喪服で、老夫婦はやや疲れ気味のように見え、葬儀の後なのかと思えた。人物の影は濃く、どことなく神話的な雰囲気まで感じさせ、一番長く足を止めて見入った。

この画家は花の絵がまた奥行きのあるもので、2枚展示されていたが、すぐ近くにほかの画家で同様の趣のものが同じく2枚あった。描いたのはヴィクトリア・デュブール、この人は帰宅後に調べたらファンタン=ラトゥールの妻だった。夫の絵の所蔵はオルセー、妻の絵は国立西洋美術館。この展覧会で夫婦が久しぶりに邂逅を果たしたように思えてきた。なお『デュブール家の肖像』は妻の家族を描いたもので、みな喪服を着ているのはその日が万聖節だったため当時としての装いだったかららしい。


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