Preface/Monologue2021年 1月


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川崎市日本民家園にて

ここまでのCover Photo:川崎市日本民家園にて

1 Jan 2021

謹賀新年、と言うのも、どことなく憚られる年の初め。


それでもいろいろ過ぎていく。
サッカー天皇杯決勝、川崎ーG大阪、1-0。三大タイトルの最後を獲得。

出だしはガンバの圧が強く、拮抗した試合になるのかと思ったものの、川崎が攻めまくる展開に。しかし点が入らない。後半になってダミアンが倒れ込みながらのパスを三笘が受けて流し込み均衡を破る。しかし追加点が取れない。

試合終盤、ガンバは中盤を厚くしてボール回しができるように。これで川崎押し込まれることに、何度も危ない場面があったものの川崎逃げ切り。思わずTVの前で拍手。

ケンゴの出場はなかったけれど、ピッチサイドでの声援、指示で、ともに闘っていたのは画面からもよくわかった。延長戦になったら投入、と鬼木監督も考えていたという。カップ戦優勝しての現役引退。素晴らしい花道。

3 Jan 2021

年賀状、夏の山行を報告してくれるものも多く。みな意外と行ってたんだな。


元旦、3千年前からの日本列島の成り立ちを解説してくれる番組があり、そのなかで北アルプスの槍穂高連峰を含む地域と爺ヶ岳を含む地域の二つがかつて直径10キロにおよぶ大カルデラ火山であった(という説がある)旨、解説があった。

しかも現在観察される地層の傾きから、これらの火山体はフィリピン海プレートの動きにより北西方向に圧縮され、槍穂高連峰のほうは20度、爺ヶ岳にいたっては90度、山体が傾いたとのこと。

爺ヶ岳の火山はそのまま傾けば、幅10キロなので高さは1万メートルに及んだのではとか。実際には、もし直立していったとしても、その最中に風雨による浸食を受けてそこまでの高さにはならなかったはず、らしいけど、CGで再現された横倒しカルデラ火山の姿は大迫力。


本説「超火山」の提唱者である原山先生、とうとうテレビにも出演。北アルプスに火山?とか思って著作は手に取らなかったけど、あらためて読んでみたくなった。

(考えてみれば焼岳もあるし、そこここに温泉も湧いているし、山自体は火山でなくても山体が火山起因のものであることは珍しくないわけだし・・・)

9 Jan 2021

せっかくの三連休なのに遠出はなし。寒いものの冬晴れで、山の上は遠望が効きそうなのだけれど。あまりに酷い感染拡大。


今夕、ニュース番組で台湾での感染対策の成功例を報じていた。いろいろ理由はあるらしいが、なかでも記者会見として毎日時間無制限の質疑応答が行われ、国民の疑問に誠意をもって答えようとする姿勢がとくに目を惹いた。

情報はすべて開示され、「記者の質問は一社一つで再質問はなし」などといった対応はいっさいない。「お答えは差し控える」だとか論外。これが国民のなかに安心感を生み、政府の示す対策にも協力的で、いまの低感染率につながっているという。

台湾は台湾で、このような透明性の確保が重要であると近年学んだようなのだけど、いつまで経っても学ばず江戸時代的な「よらしむべし」を推進するどこぞの政権には早々に改心していただきたい。

16 Jan 2021

医療崩壊が叫ばれる状況なので、とりあえず遠出は手控え。天気いいのに。

1995年あたりから医療体制を縮小してきたツケがいまここに。
”感染症の時代は終わった”とか言って、行政改革で保健所を統廃合し減らしてきた結果がいま現在。

そんな時代は終わってなどないのに、この流行が始まって1年経っても見直さないのはどうなんでしょう?

20 Jan 2021

「今日は低山の山歩き日和だな」と見上げる冬晴れの空。

関東南部の次の土日は雨模様らしい。出歩かない方が吉の現状ではそのほうが気が楽かも。

25 Jan 2021

感染者の数が少なくなってきているような気が。
とはいえ、いまの状態を解除したら、また元に戻りそうな気も。


病院に入れなくて自宅療養とかさせられている人が大勢いるのに、入院拒否したら罰金にする法律を作ると言っているかた、現実が見えてるんでしょうかね。

病院に入れなくて自宅療養とかさせられている人が大勢いるのに、陽性判定されたら無症状なのに即座に入院できる政府与党議員のかた、うらやましい待遇ですね。


憂鬱な日々は続くというところ。

28 Jan 2021

補正予算って、この3月までの予算?

それなのに、どこぞの国の政府与党は、経営が成り立たなくなりつつある病院や健康保険組合に予算を振り替えず、あくまでも「兆」単位の予算をGOTOナントカという名の「行楽推進事業」へと。

病院をつぶしてでも旅行に行って金を落とせ、将来世代が払う借金の金を、ってことでしょうか。宣言が開けたらすぐに、短い期間で。

憂鬱を通り越してもはや悪夢の世界。

30 Jan 2021

昨年春先の緊急事態宣言では対象だったけれど、今回は外れているコンサート。

この日は楽聖のバイオリン協奏曲を聴きに、座席数半減の会場に足を運ぶ。
この曲、第一楽章の決然とした主題と、第三楽章の軽やかなロンドが印象に強かったけれど、第二楽章の穏やかに流れる調べもよいものだと。

プログラムは、この協奏曲の独奏部分をピアノ向けに編曲したというピアノ協奏曲第六番も併せて演奏。これがなかなかよい。オーケストラ部分はバイオリン協奏曲と同じなのだけど、ピアノ独奏部分は随分とモダンな響きで、ティンパニとの掛け合いを演ずる部分などまるでストラヴィンスキーかと。

この六番、ベートーヴェンのピアノ協奏曲”全集”にはまず入らない。たいがい第五番”皇帝”で終わっている。作曲者自身が編曲したものなので出来は悪いはずがない。しかし録音はだいぶ少ないようで、探したけれど入手可能なのは1,2枚くらいしか無いようだった。

31 Jan 2021

連れと小田原へ散歩しに。

前回訪れた際に眺めた大堀切を今回も。加えてその他の場所に残る同じく大規模な空堀も見て回る。小田原城の総構は本当に広い。

歩く先々で梅の開花を見上げる。夕方五時頃に立ち寄った小田原城天守閣周辺でも甘い香りが微かに。


往路の車窓からは冠雪の富士山が間近に。一方、丹沢の連山は雪が無いように見受けられ。この冬は雨もほとんど降ってないことだし。


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