Preface/Monologue2020年 1月


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横浜栄区、本郷ふじやま公園内の小岩井家住宅
ここまでのCover Photo:横浜栄区、本郷ふじやま公園内の小岩井家住宅
5 Jan 2020

年末年始は連れの実家に帰省。
元旦とその翌日と、二日続けて低山歩き。

低山といえども上り下りはあり、よい運動に。
二日目は吉備の中山を。最高点170M。堂々たる低山。
(山塊最高点。小さい山塊だけれども。「吉備の中山」とされるピークは162M。)

しかし山中に謂われある見所多数、これが楽しい。
山歩きに加えて伝記物探訪のような趣き。

麓の吉備津彦神社、吉備津神社が大賑わいなのに、
山中はひっそりしたもの。案内に導かれてあちこち寄り道した、
よき山の一日でした。
7 Jan 2020

先日、NHKのBSで、富士山を多角的に捉えた番組を流していた。2010年に放映したものの再放送だけども、まるで内容は古びてなかった。

そのなかの一エピソード、現在でも富士講を続けている人たちがあり、月に一度は集まって集会所で祈りを上げ、お焚き上げをする。お焚き上げと言っても、室内の祭壇前に富士山型に立てた沢山の線香の束にお札を掲げ灰となって舞い上がらせるもので、「火事にならないのか?」と下世話な心配をしたものの、火を使うことそのものには、なにか、信仰の真実味を感じたものだった。

夏の富士登山を初めとして、ここまで集中的に山に登りたがられる山は世界でも珍しいらしい。日本人の精神文化的なものがあるのかも、とは番組中の誰だったかのコメント。ふだんは山になど登らない人たちでも、なぜか富士山には登ろうとする。これは現代に限らず、江戸時代にはすでに始まっていたことらしい。そうはいっても関東東海あたりの話だろうけど。

とはいえ、昨年にはようやく上高地に行ったものの、富士登山はまだする気にならない。その前に北アルプスの無数にある未訪地に行ってみたいものかと。さて今年はどれだけ登りに行けるものか。いろいろ低下してきているので、意欲にもろもろがついていかないかもしれない。

少なくとも、オリンピック・パラリンピック期間中は都内経由の移動は難しいだろうな。
12 Jan 2020

世間では三連休のところ、仕事があって丸一日休みは日曜だけ。
いわゆるアクティブレストを考えて、連れと歩きに。

出かけた先は鎌倉の天園ハイキングコース。予想外にも登り口に警告の表示があり、昨年の台風の被害でここのみならず市内全ハイキングコースが通行止めとのこと。倒木処理とか完了していない模様。

半僧坊から十王岩の様子を見に行ってみたところ、岩の正面にあって鎌倉市街地の展望を遮っていた巨木が根こそぎ倒れていて、風景一変。これだけ見てもあの台風の威力は相当なものだったのだと改めて。

今泉台の住宅街に下りて、鎌倉湖経由で大船駅までの車道を途中まで歩き、雨が降ってきたのでバスに乗って駅に。比較的早い時刻に駅ビルで夕飯を食べて帰宅したのでした。
22 Jan 2020

朝の通勤でふと考えたこと。


本来、自己責任で行うべきところを、なにかあると管理責任を問う。
本来、管理責任で行うべきところを、自己責任として責任転嫁する。

自分がどうにかできるくせに他人に責任を押しつける。
他人がどうにかできるわけがないのに他人に責任を押しつける。


身勝手の域に達した過剰防衛。
ヤな世の中になったものだな。
25 Jan 2020

隔週で休日出勤と夜勤が回ってくれば、
山行も億劫になろうという一月。


ならば別な楽しみでもと、早めに終わった休日作業の後、上野まで出る。
ベラスケス描くマルガリータ王女に拝謁しに。



可憐、豪華。

ドレスの質感の豊かさ、白く浮き立つ左手の華奢さ。
会場は会期末で大混雑だったけれども、来た甲斐があったかと。

マリー・アントワネットの大きな肖像画も。
今に思えば、死罪とされなくとも、と。

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