Preface/Monologue2020年 2月


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陣馬山、一ノ尾根
ここまでのCover Photo:陣馬山、一ノ尾根
1 Feb 2020

丹沢、大菩薩に奥秩父まで遠望できる好天。
けれども連れともども疲れ気味なので地元を散歩するだけ。
散歩するだけとはいっても午後いっぱい歩き回る。

休憩もする。
最近人気があるというワークマンなる店にも入ったり。
山に使えるものはないかな、と思いつつ店内を見て回る。

安くて使えそうに見えるものがなくはないけれど、
やはり山用は山道具屋で買った方がよい気がする。
とくにアウター。耐久性、機能性を考えると。
2 Feb 2020

映画『パラサイト』を観た。


下の階層にいる人間同士が争わなければならない状況。
分け合うのではなく、取り合い、奪い合う。

意図しないさりげない侮蔑に損なわれ続ける尊厳。
危険水域を超えれば、怒りが噴出する。

先に観た『ジョーカー』に通じるものが。
そういう時代なのだろうかと。
4 Feb 2020

証拠は隠すわ廃棄するわ、マズいことは人のせいにするわで見苦しい責任逃れを世間の前で臆面もなく続けるクセに、人のことを嘘つき呼ばわりするときは居丈高。

こうしてこの国は美しさを減じていく気がします。
6 Feb 2020

本日の朝はこの冬一番の冷え込みだったとか。

丹沢の稜線も白いものが目立つし、
奥多摩でも雪が深くなっているのだろうな。

コートを突き抜けてくる冷気に冬らしさを感じながら、
そんなことを。
8 Feb 2020

冷え込みが厳しすぎて風邪をひく。

いま風邪をひくと新型肺炎かと思われるかもしれない。
熱が何日も続けばそうかもだけど、発熱はいっときで終わり。
原因が何であれ快方に向かうは何より。

この新型肺炎騒動のおかげで手洗い励行度が上がり、
つられて流感の罹患率が下がったと聞く。
かかってからの医療費より、かかる前の手指消毒。

体調不良時は不要の外出は回避が吉。
そういうわけで今週も山はお預けの巻。
12 Feb 2020

週末は雨。
では再来週とかの計画でもと行き先を考えたり。

矢倉岳周辺はどうかな、と思って調べてみたら・・・
南足柄市の広報では、本村からの往復ルート以外みな通行不可扱い。

あちこちの低山が、公的にはまだ歩けない状態に。
どうすれば「歩ける」とされるのか、わからないところですが。

なにせ山道だから。
13 Feb 2020

週末、雨とは限らないような・・・
もう三寒四温の春先なのかな、って、立春は2月4日、十日も前。

この時期になると、毎年、二十四節気が気になるように。
寒さがイヤで、春が待ち遠しいから。

花粉の季節でもあるけれど・・・
15 Feb 2020

映画『ジョジョ・ラビット』を観る。


MCU”ブラック・ウィドゥ”のスカーレット・ヨハンソンが、強い母親を。
ジョジョ役の子役は、新人だとか。なんと生き生きと、
虚飾に惑わされていた目が真実を見るようになっていく様を。
それは激烈な痛みを伴うものでもあったけれど。

サム・ロックウェル演じる、ナチスのくせに人間味のあるキャプテン・K。
飲んだくれだけど、父親不在のジョジョの親代わりみたいな一面も。
挫折を知って、真に大事なものに気づいたに違いない。
首都決戦では、狂気の環境に狂気で適応する悲哀も。


抑圧よさらば。生命の軽視よさらば。
D・ボウィの名曲が震えるような迫力で響く。
22 Feb 2020

新型肺炎がこれだけ騒がれていると、外出も少々は躊躇したりするものの。
それはそれとして、スーパー銭湯みたいなところに羽根伸ばしに。

いつもはどれだけの客足かはともかく、わりとお客もいて。
更衣室では「そんなの気にしてたらどこにも行けやしない」みたいな会話も聞こえてくる。そりゃそうだ。

咳エチケットとか押さえておけば本来は問題ないはず。
だいたい毎日電車に揺られて職場に行くわけだし。

インフルエンザでも人は死ぬ。ことさらに言うから騒ぎになる。
法治国家でのものとは思えない政権の振る舞いを目立たなくするくらいに。
24 Feb 2020

好天に誘われて箱根へ。
車では通ったことがあるものの歩いたことはない芦ノ湖西方稜線に湖尻から上がり、丸岳を越えて乙女峠まで。

ハイカーの往来は多くなく、金時山に比べればきっと遙かに静かなものかと。
そのかわり例のごとく富士演習場からの砲撃の音がうるさい。あれ一発撃つのにいくらかかるのだろうと思う。

雪は全くなし。霜柱が一部にあっただけ。念のために持ってきたアイゼンは使わずじまい。
しかし朝早くの芦ノ湖湖岸はさすがに寒く、店舗裏に出されたままのバケツに溜まった水には厚く氷が張っていた。

コースはところどころで展望が開ける。富士山と愛鷹連峰が近くて大きい。
風がないからか、箱根大涌谷の噴気が工場の煙突からのように上がっていく。遠目にもだいぶ多く感じる。
箱根は活火山なのだなと改めて。

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