Preface/Monologue2017年 1月


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大岳山南の肩付近から遠く丹沢大山を望む
ここまでのCover Photo:大岳山南の肩付近から遠く丹沢大山を望む
2 Jan 2017

謹賀新年

連れの実家に駆け足帰省。
登り初めして映画を観て、雑煮とぜんざいを食べて終わった・・・
もう少しゆっくりしたかった・・・


山の世も穏やかならず・・・
新年早々、あちこちで事故やら事件やら。

事件。

山に行って口論してパーティが分裂し遭難騒ぎ、
というのは聞いたことがありますが、
相手の命まで奪うというのは、どういうことなのか。
それも元日に。まったく不可解。
(登りに行ったのではなく、
 単に車で上がって、そこでトラブルに?)
現場は、登ったことがある山なので、だいぶ嫌な気分に。
4 Jan 2017

大多数の人より、12時間早く仕事始め。
で、始発列車に乗って、夜明け前に帰宅。

改めて都会の夜は明るいと実感。
雲があると、明かりが反射して、余計に。
5 Jan 2017

目前の三連休。
関東では二日目と三日目に傘マークが付いてますが、
夜降って朝方には止む、なんでしょうかね。
そうでないと、映画鑑賞とか美術展とかに。

映画ですが、年始に『ファンタスティック・ビースト』を観ましたよ。
イヤらしくない意味での大人のファンタジーかと。
連れと二人でけらけら笑いながら観てました。
パン屋さん(志望)のかたが、主役を食ってましたね・・・
7 Jan 2017

久しぶりに奥多摩へ。
随分と久しぶりに御岳山へ。
大口真神のお札もほしくて。

妙に犬を連れてくる人が多いと思ったら、
御岳神社は、”おいぬさま”を祀っているからなんですね。
犬の守護神なわけではないと思いますが・・・

だからか、ケーブルカーの最終は18:30だとか。
昔はもっと早かった気が・・・(単に連休だからかも)

大楢峠の、ナラの巨木、落雷でか、
主要部分が裂けて倒れているのに驚愕。あまりに痛々しい姿。
生き残っているやや細い一本の幹が元気そうなのが救い。
8 Jan 2017

三連休の二日目。予報通り午後に天気が崩れたので、
予定通り絵を観に行くことに。



行き慣れた山種美術館。
竹内栖鳳『斑猫』は、あいかわらず碧の目が美しい。
村上華岳『裸婦』も、変わらず霊妙にして艶めかしい。


今回は、小野竹喬や土田麦僊の明快さが心に留まりました。



とくに麦僊の『大原女』。
麦僊には同じ画題のものがいくつかあるようですが、
これは1915年作のもの。

四曲一双の屏風絵ですが、右隻が浮遊感があって素敵。
左隻の右半分は右隻にも枝を伸ばしている桜の古樹が描かれていて、
そこまではよいのですが、左半分の水車小屋の必然性が今ひとつ。
小屋を削って六曲の屏風絵としたほうがよかったのでは。

・・・とか思いながら、
影を落とさず歩いて行く大原女たちを長いこと眺めていました。


しかし麦僊いいですね。
どことなくシャバンヌに近い雰囲気を感じます。
理想郷を描いているような。

どこかで回顧展をしてくれないかな。
9 Jan 2017

「登山の映画じゃない。登山家の映画だ。」
その映画、『メルー』を観た。

難攻不落のヒマラヤBigWallに挑む3人のクライマーたちのドキュメント。
大きな、記憶に残る映画。


「なぜ山に登るのかって?・・・景色を見るためさ」。
しかし彼らの見ている景色は、彼らにしか見えない。
それは特別な景色。
「無謀なことをして山で命を落としても、誰も敬意を払わない」。
無理せず、自分なりに特別な景色を見ればよいのだろう・・・


ジョン・クラカワーが出演していたのには驚いた。
14 Jan 2017

数年の一度の寒波が来ているという土日。
(センター試験の日は、だいたい荒れ模様)

土曜午前中、関東南部は好天だったものの、
日暮れ近くに一面の雲、北風も強く。

夜はまた晴れて風も止み、月が皓々と。
空がどうあれ、山はだいぶ冷えてるだろうな、と。
19 Jan 2017

奥多摩の七ツ石小屋
昨年4月から村営になっていたのですね。

こぢんまりした小屋ながら、なかなか快適そうな。
かつて脇を素通りするばかりでしたが、
いつか立ち寄れれば、できれば泊まれれば、と。
22 Jan 2017

奥多摩の川苔山へ。鳩ノ巣から。

本仁田山への山道を分けてしばらくで、登山道は雪だらけに。
ひさしぶりの不安定歩行に、疲れること疲れること。

若い人の単独行が目を惹く山でした。男女問わず。
山頂からは日原の山々や、雲取山が、広々と。
28 Jan 2017

奥多摩の日ノ出山へ。二俣尾から登って金比羅尾根を下る。

移動しているあいだは静かなものでしたが、
山頂は例によって大賑わい。
老若男女、単独グループとりまぜて。

暖かくなったせいか、そもそも低いせいか、
雪は金比羅尾根にほんの少しあっただけ。
軽アイゼンは出す必要がありませんでした。

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