Preface/Monologue2006年 1月


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笹尾根にて、梢越しに御前山方面を望む
ここまでのCover Photo:笹尾根にて、梢越しに御前山方面を望む
1 Jan 2006
謹賀新年。

連れの郷里の岡山県に来ていますが、新年はおだやかな日和です。「甘酒が飲めれば」と昼下がりに近在の神社へ初詣に出かけてみたのですが、無料接待はとうの昔に終わってしまったようでした。あきらめて帰ってきましたが、やはり飲みたい…。年始から開いているコンビニでインスタントのものでも買ってきましょう。
6 Jan 2006
この三日間というもの連れの帰省先に近い小豆島で毎日軽い山歩きをしていました。山の上では粉雪に降られもしました。瀬戸内といえど寒い日は寒いですね。
7 Jan 2006
本日ようやく帰京。「なにかしなきゃ」「どこかにいかなきゃ」というのを最低限に抑えた、のんびりした生活を送ってきました。とはいえ寝正月を決め込んでいたわけではありません。それももちろん楽しいですが…。

帰省先の岡山の沿海部には高い山はありませんが、より好みさえしなければ山への取り付きは短時間ですみます。これが首都圏ですとちょっとした低山に行くのでも住んでいる場所によっては長いこと電車に揺られなければなりません。久しぶりに寒い冬で瀬戸内といえど雪のちらつく日もありましたが、雨は降らなかったので気の向いたときに歩きに行けました。この年末年始は軽くとはいえ二日に一日の割合で登れて満足の休暇でした。
9 Jan 2006
先月、新ハイキング社より松浦康隆氏の『静かなる尾根歩き』という本が出ました。「奥多摩から八ヶ岳まで100コース」とある内容は、ザイルを必要としないレベルで、あまりガイドされない尾根道を紹介しているもの。奥多摩だけでしたら奥多摩山岳会が編集した『奥多摩の尾根と沢』が東京新聞出版局から出ていますが、『静かなる…』はこれ を補って余りあります。良い本です。
14 Jan 2006
寒波襲来は収束するとか。しかしこれからは雪崩が怖い。
高い山に行かれるかたはご用心。

本夕、冬の嵐。雷鳴が轟く。
どこかに落雷しているのか、ADSL回線がたびたび切れて。
15 Jan 2006

小春日和の一日、連れと一緒に曹洞宗の禅寺に出かけ、初めて坐禅なるものを体験。ほの明るいだけの堂にて坐蒲を用い半跏趺坐、法界定印を結んで姿勢を正し、呼吸を整え、面壁半時強。

外界に意識を拡大し、無想を心がけるのですが、どうしても浮かんでくるのは雑念のたぐい…。警策を手にした僧のひそやかな足音、その警策を受ける音がときおりひびくくらいで、参加者が何人もいるというのに堂内は静謐そのもの。

山を歩いているせいか坐禅時の背筋を伸ばす姿勢に無理はなかったのですが、堂内を歩き回るときは終始叉手という肘を張った姿勢でい続けるため、少々二の腕の筋肉が張る結果に。

まだ一度体験しただけなのでなにがわかったというものでもありませんが、”余計なもの”を落とせるような気がします。只管打坐。
21 Jan 2006
ひさしぶりに風邪をひいて熱っぽいので自宅でおとなしくしています。喉が痛くてまいります。高熱は出ていないのでインフルエンザではないのですが、聞けばかなりの友人がこの冬に高い熱を出していたらしく、ひょっとして流行に乗り遅れたのか?と、アホなことが脳裏をよぎりもしたのでした。

大相撲初場所、優勝するのは誰か?やはり栃東かなぁ。白鵬にはよいところまでいってほしいです。朝青龍は来場所に捲土重来を期すというところでしょうか。
22 Jan 2006
そろそろ山に行かねばと思っていた先週末に風邪。すべてが億劫に…とはいえ仕事はしなければならず。快方に向かいだしたところでマスクをかけて出勤しましょう、次の土日に日だまり山行ができることを楽しみに。
24 Jan 2006
とある山道具素材メーカーの広告を見ていたら、今までの透湿防水素材のテストは、衣類の内側と外側の気温がともに35度で、しかも雨が降っていない条件で行われているとのこと。

ISO11092という透湿性を示す国際基準で決められているそうですが、これはサハラ砂漠にいる状態を想定しているのに等しいのだそうです。「なんだそりゃ」ですね。本当ですかね。
25 Jan 2006
治りかけの風邪をおして職場に出て行ったら、なんでいまごろひいたんですか、と。やはり流行遅れだったか…。

少し前は「風邪くらい山に行って治す」くらいの意気込みがありましたが、トシくった最近では滅相もございません。自重めされよおのおのがた。
29 Jan 2006
今月二度目の参禅。体調が勝れなかったか、慌ただしく入室したせいか、坐禅開始後に警策を背に当てられ姿勢を正されました。

お寺が山とも呼ばれることを考えれば、これもまた「山行」かも。


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