Preface/Monologue1999年12月


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磐梯山遠望
ここまでのCover Photo:磐梯山遠望
2 Dec 1999
もう12月だ。さすがに寒い。ベランダに出している多年草の花の葉もあらかた茶色になってしまった。
だがなぜか窓際においているセントポーリアが花芽を上げてきている。初夏のころ一度咲いたきり、植え替えをしたためか盛夏から秋まで葉が茂るだけだったのに。いまの室温がいちばん適しているということなのだろうか。いずれにせよ開花が楽しみだ。

ここのところ10日ごとくらいに4回連続で山に行っている。その端緒が三泊四日で行った甲斐駒・仙丈だった。充実した山行をすると勢いというものは続くらしい。山歩きを始めたころの自分を思い出した。 
5 Dec 1999
本日は日本中がはっきりしない天気のようだ。南関東では雨マークは出ていないようだから歩きに行けば行けたのだが、別な用があるので山はお預け。

用というのは仕事で使うノートPCを買いに行くというもの。いろいろ考えて結局IBMのThinkpad570にした。SONYのVAIOもいいなあと思ったのだが、大画面と軽量さに惹かれての選択。
今まで使っているデスクトップのpentiumMMX200Mhzと比べて、MobileCeleron400Mhzはさすがに速いと感じるのだった。こちらがメインになってしまいそうだ。
11 Dec 1999
いよいよ1000年紀もあと一ヶ月を切った。しかしだからと言って1000年紀の山の登り納めというのはない。そんなに長生きしていないから(笑)。
だがまじめな話、さすがに12月は家事だの仕事の関係だのでけっこう休みが取れない。12月で終わってしまう美術展を優先したりして山行の機会は減る一方だ(でも上野の国立西洋美術館で開催されていたオルセー美術館展は予想よりよかった。素晴らしく精妙なファンタン=ラトゥールの絵を見られただけでも足を運んだ甲斐があるというものだ)。

明日はこれまた無沙汰をしているインドアクライミングをする。どれだけ登れるか心配だ。

P.S .しかし、J1の年間王者決定戦って無意味だな。
17 Dec 1999
ここ何日か、歯肉炎にかかって歯茎が痛いのはもちろん、頭痛もするし顎も痛い。憂鬱の極み。

この土日は関東は半端じゃない冷え込みだそうで、大掃除と美術展を理由に今週も山はお休み。

さて、先頃購入したthinkpad570だが、とりあえず現在不満はない。
もちろん、内臓disk容量(10Gb)や画面サイズ(13.3"),CPU速度(celeron400Mhz)はプラス評価要素だが、これらはどのnotePCでも同じになるだろうから570の独自性評価にはならないだろう。

570を語るには、やはりキータッチの良さと薄さを錯覚させてくれるあの形状、それに何よりultrabaseという解決策による一体型マシンとサブノートの扱いの両立という設計思想が我がことのように優越感を感じさせる。このおかげでA4ノートで持ち運び重量1.8Kgが達成できるのだ。
つまり、「やはりこれを買って正解だった」状態なのである。(それでも毎日持ち歩くにはまだ重いけど(^^; )。
19 Dec 1999
本日は自宅の大掃除。例年通り、わたしは自分の本棚に空きをつくるだけで一日が終わる。本棚がほしい、というか、本棚を置けるスペースがほしい。日本の地価と家はなんであんなに高いんだ。なんで4000万円台のマンションが「比較的低価格帯」なんだ。なんで地方の中心都市なのに仕事がないんだ。そういうところでも庭付きの家は高いのはなぜなんだ....

などと思っても本は収納できないので、黙々と必要な本とそうでない本をより分ける。もちろん、山の本はすべて必要な本だ。自宅に本がたまる一方なので、ストレス解消のための購入(浪費)対象から本気で本を外さなくてはと思うが、山の本は引き続き買い続けるだろう。最近は平凡社ライブラリーがいい本をたくさん出してくれているし、中公文庫も忘れずにたまに好著を提供する。山と渓谷社や白山書房は言わずもがな。山の本は捨てられないので、どうしても増える一方だな。
23 Dec 1999
休日のきょうも大掃除。とはいえ先日の土日にだいたい済ませていたので、せいぜい後始末程度で済んだ。部屋は年に数回あるかないかのさっぱりした状態になる。とはいえいつまで続くものだか....

以前は手に入れた本とか画集・写真集を丁寧に読んだり見たりしたものだが、最近では手元に置いただけで満足してしまうようなところがあり、掃除でたまたま本棚の奧を見たら「そういえばこんなものを買っておいたな」と思わせられるものが多々あった。

前は「そのうち読もう=手元に取っておこう」とか思っていたが、最近では「これだけの期間を読まないでほっておいたのだからもう読まないだろう=手放そう」と考えることにしている。そもそも読んでない本が多いのだから買わなきゃいいのだが、どうしてもここで入手しておかないとあとで品切れ・絶版になって読みたくても読めなくなる、みたいな感じに襲われる場合があって、そういうときは本屋に行くと「あーまたこれで本棚がすし詰めになるな」と思いつつ何冊かをかかえてレジに向かう羽目になるのである。

こういう調子だから、きっと来年末も大掃除で書籍・雑誌のより分け作業をしていることだろう。
26 Dec 1999
もう一ヶ月山に行ってないなぁ。私的に受講している通信教育の課題提出が滞っていて締め切り間近にばたばたしているとか、新たに始まっている仕事のプレッシャーとか、忘年会や芝居見物などで時間がなくなって休日にいろいろとしわ寄せが来ているとか、言い訳の材料はいろいろあるのですが、要するに寒くなったから出不精気味というのがいちばんの理由かも。こんなんじゃ冬山進出は遠い目標だな(--;
でも登り納めはしておきたいので、年末休暇に入ったら日帰りの山に行こうかな。相州大山の、まだ歩いていない北稜とかがよさそうだけど、歩程6時間強と日の短い季節としてはけっこう長い。
行くなら気合いを入れるか、もっと楽な山にするか(^^)。

以下はサッカーに興味のないかたには全然おもしろくない話だと思いますがよろしければ(^^;。
昨日土曜の終日と今日の午前中は上に書いた通信教育講座の課題作成でほぼ終わり、本日の午後はテレビでサッカー天皇杯準決勝観戦。いやー名古屋グランパスと柏レイソルの試合は面白かったです。レイソルもいいチームですが、どちらかというとグランパスを応援しとります。そのグランパスが勝ったから、というのもありますが、なかなか白熱した試合で、試合終了10分前まで0-0だったのですが、両チームの攻防が素晴らしくぜんぜん飽きない試合でした。
それでも試合開始後30分間はグランパスにシュートが一本がなく、反対にレイソルは枠に飛ぶのが何本もあって、ひょっとしたらレイソルのワンサイドゲームになるのかと思っていたのですが、前半終盤からエンジンのかかりだしたグランパスが後半には拮抗以上の試合内容にして結局は平野とピクシーの二点で無失点勝利。レイソルのディフェンスは前半飛ばしすぎたのか、後半になるととくにMFに疲れが見えました。グランパスがそこでのびのびと球をまわしてました。試合は最後まで見ないとわかりませんね。
ディフェンスといえばグランパスの側は要のトーレスがいなくてどうなることやら、と思いましたが、GK楢崎のスーパーセーブもあって凌ぎきりましたねぇ。あのスピードあるレイソルの攻撃を抑えきったというのは評価すべき点でしょう。来年はトーレスもいないみたいだし(--;明日に繋がる勝ちでもあったかと。ともあれ、これでグランパスは元日の決勝進出だ、でもわたしはその日出勤なのでリアルタイムにはテレビででも見られないんですね(TT)。とりあえず録画するということで。
29 Dec 1999
今年もあとわずか。ここ一年の山行記録を見てみると、土日がみな雨だった6月を除いて毎月山に行っている。明日からの榛名山行き予定も含めて年間山行は18回、平均すると月1.5回というところ。これはもちろん日帰り低山も含めての数。

数はともかく、内容についてはやや不満が残ってますね。山に「旅」的側面と「スポーツ」的側面があるとすれば、あまり遠出ができなかったという点で前者が、あまりステップアップした気がしないという点で後者が。「旅」は金と時間の問題なので無ければないであきらめもつきますが、ステップアップという点では今年もまた問題を先送りしたような気になってしまっていてどうも気分的に歯切れが悪い。来年こそは、と思うのですが、なかなか。(ここでのステップアップとは、雪・沢・バリエーションルート・長期単独行などを指します)

来年は今年以上に充実した年にしたいと思うのですが、仕事の状況次第では山に行く精神的ゆとりが生まれなさそうな気も。公私のバランスの取れた一年になればいいなと思います。

明日から連れと二人で一泊二日で伊香保温泉+榛名山(予定(^^; )。今年はこれで更新終了です。来年もよろしくお願いいたします。よいお年を。

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