Preface/Monologue2026年 8月


前月へ 翌月へ 以前のPreface/Monologue(index)に戻る ホームページに戻る 頁末尾へ 


北八ツのカラマツ林、二子池周辺

ここまでのCover Photo:北八ツのカラマツ林、二子池周辺

1 Aug 2026

昨日に雨飾山を登ったので本日は休憩かたがた観光に徹する。

穂高温泉郷を走ると目にする松尾寺の案内に惹かれて重要文化財の本堂薬師堂を眺め、森の中にひっそり佇む絵本美術館を訪れる。絵本美術館では生まれて初めて紙芝居をした。館の職員の方に勧められ、朗読自体は好きなのでそれも一興かと。作品は宮沢賢治の『よだかの星』。観客はその職員の方と、よく来るらしい小学校低学年くらいの子供の二人だけだったが、演じた後、職員の方からは出来を褒めていただいた。『よだかの星』を読むのは数十年ぶりで、作品自体が悪くない上に紙芝居向けに会話部分が多くなるよう編集され、いろいろ声音を変えて読むようにするなど演じていて愉しかった。

昨年に豊科近代美術館から改名した安曇野市美術館にも足を延ばし、YBAに象徴される現代美術の動向を先取りしたかのような望月桂の軌跡を展観もした。他にもいろいろ行きたいところはあったのだったが、なにせ借りていた車を返す先が数十キロ先の白馬なので安曇野周辺の観光はここまで。安曇野ちひろ美術館は訪れたことがあるのでまだしも、安曇野山岳美術館とかは行ってみたかった。多少は時間があったので、白馬へと北上する途中で信濃大町の居谷里湿原に立ち寄ってみたが、夏の盛りだからか背の高い草が旺盛で湿原という雰囲気ではなかった。ここは陽春の頃、雪が解けて花が咲き、草が生い茂る前に来るのが良いようだ。

3 Aug 2026

社員の安全よりカネが大事と取れる言動をした上司。
自分の家族にも金を金庫に入れに行けと言うのだろうか。

個人の軽視、儲け第一、さらに言えば組織優先の風潮が象徴されているような出来事。


亡くなったかたに冥福を。

5 Aug 2026

夏季休暇は分散化する傾向にあるものの、来週に長期休暇を取るかたは多い模様。先月の活動で電池切れ気味の身としては、暑さでいよいよ出不精モードに。

9 Aug 2026

Jリーグ秋春シーズン開幕。

第一戦、川崎はヴェルディと引き分け。
先制されて敗色濃厚のチームを救ったロマニッチに感謝。

チームは昨期まで三連続8位。今期は5位以上になってほしい。

10 Aug 2026

8日土曜の夜、中房温泉へ向かう山間の県道で土砂崩れ発生。途中の黒川橋という橋が流され、道路は土砂で覆われるという事態に。直前に有明山付近に猛然とした雨が降ったらしく、あの急峻な山が耐えきれず土砂を流出させたものらしい。

10日の夕方までに歩行者用仮橋を設置して下山はできるようになった模様。土砂崩落個所はわりと里近くで、先月末に泊まった穂高温泉郷もある。中房温泉から引湯している旅館も多く、その引湯管が破損して営業できなくなっている施設もあるとか。これからかき入れ時なのに。

中房温泉に車で向かった人たちの車はしばらく置きっぱなしになるのだろうけれど、レンタカーで行った人は相当の出費になってしまうのだろうか。どれだけの額になるのか想像するだけ怖い。一時的であっても悪天が予想されるのであれば入山は控えたほうが無難、という事例だったかと。

15 Aug 2026

終戦記念日。反省しない者、過去に学ばない者に未来はない。


J1第二節。川崎は京都相手に第一節に続けて追いついて引き分け。前半終了間際に先制し、前節と違って後半の立ち上がりに失点というのがなくて安心していたのも束の間、失点するとすぐまた失点と、けっきょく先行されてしまう。このカンタンに失点するところは何とかならないだろうか。何とかなるのであれば苦労はしないだろうけれど・・・。

先制したのはロマニッチ、2試合連続得点。得点時の喜び方がじつにかわいい。28歳とは思えない。もっと点を取って愛嬌ある姿を見せてほしい。逆転されたもののマルちゃんの気迫のヘッドで同点に。今期は早くに点が取れてよかった。今後も期待。今節は伊藤が相手ボールを何度もかっさらってチャンスメイク。キレが戻ってきている感じ。交代で河原、大関、ウレモビッチに天のプレーも見られて嬉しい。終盤の河原のシュートが入ってればなぁ。見どころは多々あって、勝てはしなかったもののまずまず楽しかった。さて次は連勝中の広島と。苦労するかも。

16 Aug 2026

一昨日の15時45分に、気象庁から阿蘇山の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げたとの発表が。「火山性微動の振幅が増大し」、「火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が急激に増加しており」、火山活動がさらに高まっているとのこと。本日も事態は継続中。

阿蘇の場合、入山規制とは「中岳中央火口から概ね2Kmの範囲」は立ち入り禁止とのことで、中岳はもちろんのこと最高点の高岳も登山禁止。先の熊本での地震との関係はわからない模様だが、地元の観光収入が減るという点では共通する。早々に沈静化を願うところ。

22 Aug 2026

三浦半島の乳頭山を東逗子駅から往復。

今日登らないとこの8月は山に行かずじまいになると悟り、短時間でも歩かねばと家を出る。二子山へのハイキングコースでもある緩やかな山道は昨日だかの雨のせいで一部が乾ききらず滑りやすくなっていた。2時くらいから登りだしたものだからか山頂には誰もいなかった。コーヒーと湯沸かし道具を持ってくればよかった。

山中は木陰が続き、直射日光がまんべんなく当たるということはない。谷あいは蒸したものの稜線では風が吹き、汗はかなり出たものの行程を通して予想よりは涼しかった。ミンミンゼミの鳴き声がまだ夏だと主張する中、ツクツクボウシの声がその終わりは近いと教えてくる。立秋はとうに過ぎて明日から処暑、秋の気配はまだ暑いながらもすぐそこに。

・・・などと思いながら地元に帰ってみれば雷雨。乳頭山山頂で横浜方面を見ると雲が重そうだったのでイヤな予感がしたのだが的中した格好。頭上で光るのと雷鳴が轟くのが同時という大雨の中、山靴の中まで浸水させて帰宅した。

29 Aug 2026

北海道のトムラウシで、熊を見かけて、救助要請。

人を襲うとか何かしたわけではなく、先を歩いていただけ。居座っているわけでもなく、危害を加える構えを見せたわけでもない。しかしヘリを呼ぶ。森の中に消えて、どこにいるかわからないからと。

それが許されるのであれば、ヒグマとツキノワグマの差はあれど、自分は3回くらいは救助要請してもよかったことになる。もちろん今後とも見かけただけではしないけれど。クマよけ鈴と、熊撃退スプレーは必ず持参し、見かけたらしばらくとどまり、引き返すか、問題なさそうならゆっくり前進だな、上州三峰山で経験した時のように。


J1、川崎ー千葉、4-2で第四節にして川崎今シーズン初勝利。しかし相手の千葉は3連敗中の最下位。今まで無得点のチームにシーズン初得点を献上するなど守備の脆さはなかなか改善しない。とくに最初の失点なんて目も当てられない。なんでなんですかね。試合開始早々に怪我で下がったロマニッチの具合も心配。

今節の見どころはリーグ初登場のラセルダの大活躍。先制点を取り、前線でまわりを活かす動きを連発。見ていて楽しい選手の一人。新加入のDFホマーノが有能なパスの出し手だということもよくわかった。イトタツ初得点、しかし本人笑わない。若い頃のハヴァーツか。

30 Aug 2026

川崎ミューザにオーケストラを聞きに行く。「市民交響楽祭2026」ということで、川崎市内のアマチュアオーケストラの混成楽団が演奏する。曲目はチャイコフスキーの「白鳥の湖」組曲にサン=サーンスの交響曲第三番「オルガン付き」。

サン=サーンスが聞きたくて足を運んだのだったが、「白鳥の湖」はあの有名な”白鳥のテーマ”しか記憶になくて、フィナーレの曲ではそのテーマが銅鑼を含む打楽器群をバックに奏でられるのを聞いてびっくりしたのだった。物語の筋書きはどうなっているのかそのときは知らなかったけれど、結末は壮絶なものなのだろうなとは予想できた。


さてひさしぶりにホールで聞く「オルガン付き」。第二楽章第二部冒頭のオルガンの咆哮は、またこれが聞けたとばかりに涙が出るほど感動もの。自分の全身が大音響に包まれるこのほんのわずかな時間が至福のひと時。これはTVやスマホの画面で山の景色を見るのと実際に現地で体感するのと同じ差がある。現地での体験は大きい。(小中学校の夏休みももう終わり。この夏、子どもらはみな、記憶に残る体験ができただろうか。このホールにも何人かの子どもらの姿が。)

この交響曲、なにかを表わしている標題音楽ではなく絶対音楽なのだけれど、あらためて聞くと変転を繰り返す厳しい山中の眺めのように思えるところが多々。山の朝の穏やかな情景にも思える冒頭部。第一楽章第二部のオルガンの穏やかな響きは谷間を漂うガスの塊が音を出せばこんなものかと。第二楽章第一部は強い風が吹きすさぶ谷間の情景、第二楽章第二部は荘厳な稜線の眺め、オルガンの咆哮の後に続くピアノ連弾は源流のせせらぎに聞こえる。今月は高い山に行けていない身には、町中にて山の気に浸ったとも思えたコンサートだった。


前月へ 翌月へ 以前のPreface/Monologue(index)に戻る ホームページに戻る 頁先頭へ


Author:i.inoue All Rights Reserved