Preface/Monologue2011年 8月


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高見石から白駒池を俯瞰する
ここまでのCover Photo:高見石から白駒池を俯瞰する
2 Aug 2011

松田・・・!
3 Aug 2011

熱中症には注意しよう・・・
水分のみならずミネラル補給にも留意して・・・
4 Aug 2011

松田直樹、急性心筋梗塞にて逝去。享年34歳。
若すぎる・・・
マツには諦めず闘う姿勢をもっと見せていってほしかった。
冥福を祈る。
7 Aug 2011
先の週末、不安定な空模様を縫って下諏訪の町中をめぐり、
霧ヶ峰を歩く。

下諏訪は中山道が通じ、甲州街道の終点でもあって、
往時を思わせる宿が並び、奇妙な万治の石仏が佇み、
諏訪大社下社が荘厳な姿を見せる、
古いもの好きには楽しいところ。

温泉もあるし、また行きたいところ。
14 Aug 2011
先週は概ね夜の11時過ぎまで作業する日が多く、
徹夜作業まで入った。
なので土日は家にいた。
暑すぎて出かける気がしない。
見たい映画や展覧会の終了が迫ってくる・・・
17 Aug 2011
北海道でフットパスをつくる動きが本格化している模様。
いわゆる草の根運動で、
周囲を説得しながら牧場内とかの踏み跡をつなげて
歩けるようにされているかたたちがいる。

北海道はなかなか行けないが、
もし行けるのであれば一部でもよいので歩いてみたいと思う。
こういう向きが地域の振興に結びつけばとも思う。
21 Aug 2011
今年は分散取得の夏休み。その二回目、遠く青森へ。
弘前を見て回り、岩木山に登り、奥入瀬渓谷を散策。

弘前は見どころの多いよい街ですね。
(弘前城とねぷただけではないです。)
寺と洋館と趣のある建物と珈琲の街でもあります。(野外彫刻もあり。)
また行きたいものです・・・遠いけど。

岩木山は岩木山神社から。
これが登り甲斐のあるコースで。
ひさしぶりに山で昼寝しました(疲れたので)。
平日だったせいか、九合目までは静かなものでした。

奥入瀬渓谷、夏でも悪くないですね。
しかし通しで歩く人はそう多くないようでした。
28 Aug 2011
会期終了が近づいてきたあちこちの展覧会。

なにはさておき没後100年を迎えた青木繁の絵を見に、
京橋のブリジストン美術館へ。

偏光フィルターがほしいところ

お馴染みの「海の幸」や「わだつみのいろこの宮」が素晴らしすぎて、
その他の絵が霞みがちなのはしかたないとして
 (あまり知られてなさそうなので見応えのあるのもありますが
 (恋人をモデルにした「女の顔」とか))、
晩年(とはいっても逝去が28歳なので20代前半から晩年なのですが)の絵は
誰が描いても同じではと思えるほど没個性的な気が。

むしろ上記傑作を書く前の、
妙義山周辺に遊んだスケッチなど味があって面白く
(20歳をようやく過ぎたばかりのころ)。
同じ頃に描かれた油彩の「黄泉比良坂」なども、
海の底のような色遣いやタッチが、
どことなく「わだつみ」に繋がるものが感じられて。
(芸大のWebショップの絵はがきは色が黒く出過ぎ。)

しかしもっとも強烈なのは朱線で輪郭を縁取られた自画像。
このタッチが続けば、「海の幸」みたいなのがあと数枚は生まれたのではと
勝手に思える力強さ。

でも印象派やらラファエル前派やらに影響を受けては似たような絵を描き、
どうも腰が定まらないような感じも受けて。
傲岸不遜の画家と言われているようですが、
じっさいには繊細だったのかも。

力作「わだつみ・・・」が認められず、
憤懣を抱えて帰郷した先で家族とも諍いを起こし、
あちこち放浪したのち結核に倒れてこの世を去ることに。
まさに破滅型の天才。
どことなく空しさを感じさせる画家の生涯なのでした。


この日はそのあと青春18きっぷを使って平塚、小田原など、
ちょっとした電車の旅を。お手軽に山影を眺めたくて。
小田原駅前の鈴廣で、
蒲鉾と併せて買った胡麻団子が美味でした。

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