Preface/Monologue2016年 4月


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寄付近から檜岳山稜を望む
ここまでのCover Photo:寄付近から檜岳山稜を望む
1 Apr 2016

週末夜の通り雨に遭遇。傘なし。濡れ鼠となって帰宅。
こういうとき、いつも、
山ならフード付きジャケットのフードをかぶれるのにな・・・と思う。


政府曰く、「憲法は核兵器の保持を禁止していない」のだと。
自衛のための最小限度の実力を保持することは禁止していないからだ、
とのこと。

笑えないエイプリルフールかと思ったら、本気らしく。
核兵器が最小限度なら、なにが最大なんだか。
2 Apr 2016

新年度。町中には新入社員の姿が溢れる。
新入生は、これから?

職場はともかく、学校では、サークル勧誘が始まるのだろうか。
連休の前後、近郊の山では新歓ハイクが盛んになるのかも。
8 Apr 2016

志賀高原のホテルでスキー合宿中の生徒の貴重品が盗難にあった事件、
元アルバイト従業員が捕まったとのこと。

志賀高原の懸案(というのが妥当かどうか)が取れて一安心。
9 Apr 2016

奥武蔵の大持山へ。

飯能から乗った湯ノ沢行きバスの車窓は桜が満開。
あちこちに立派なのが陽光に薄紅を輝かせていました。

山中では10人ほどにしか出会わず。静かな山。
山頂近くではカタクリも。
12 Apr 2016

新年度のガイドマップが発売されたので、
店頭で手に取ってみてみたものの、
あまり新味が感じられず。
なので今年は買い換えなし。

(磐梯山が新フォーマットで発売されていて・・・
 昨年に出かけていった者としては、
 もっと早くに出てくれれば、と、ちょっと残念。)


憲法。

憲法とは、本来、権力者の行為を縛るものなのに
(だからこそ個人の尊重を謳っている)、
教育勅語化したがるのが後を絶たない。

統制は、窮屈にとどまらず。
14 Apr 2016

熊本で大地震。最大震度7・・・
余震も続いているらしく。

被害が最小限で済むことを。
19 Apr 2016

日曜出勤の代休を取って、東京国立博物館に黒田清輝展を。



初めて実物を見る『湖畔』は、コントラストが弱いのでは、
とも思えるものの、霧めいた山の空気が漂っていると思えば、
よい絵だな、と。

芦ノ湖が舞台だそうで。
背後に描かれた山は裾野に至っても人工物皆無。
明治時代だから当然か。いまの箱根からは隔世の感あり。


黒田清輝は日本のアカデミズム絵画の確立に尽力したとのことで、
外に出す目的で描かれたのはやや堅苦しい気もするものの、
晩年、好きで描いている小品は、面白いものが多く。
空の雲だけの六連作とか、なかなか現代的な感触。


しかしやはり最大の見所は、
等身大女性裸体画三連作の『智・感・情』。



仏像の三尊像にも似た連作の構成は、
じつは東西古今にもまれなのでは。
写実的に描かれながら現実感のない女性の姿に相対していると、
神秘とも憧憬ともつかない思いが湧いてきて。

ひょっとしたら気づかず彼岸を眺めているのかも。
22 Apr 2016

連休直前。

とはいえまだ山の計画が明確に決まらず。
例によって町なかに泊まり、周辺の山を日帰り、
というのをしようか、くらい。


米国ミュージシャンのプリンス、逝去。
57歳。若すぎる。

2015年のグラミー賞でのスピーチ、
「アルバムって覚えてる?」。
覚えてます。スピーチのほうも。
26 Apr 2016

桜が終わって、初夏の花が増えてきたこのごろ。
でも、ツツジは、もう盛りが過ぎてしまったような?
いややはりこれからか?
というくらいによくわからない今年の春。
まだ四月。
28 Apr 2016

明日から連休。さて計画通りに行くかどうか。
いろいろと。
29 Apr 2016

若冲展を見ようと強風吹きまくる上野の東京都美術館に出向いたら、
昼前の11時、美術館敷地外にまで人が溢れている。なんと入場待ちの列。
こんな混雑は見たことがない。先日のモネ展の10倍ひどい。
恐れをなして引き返す。

のっけから連休の計画が頓挫。
しかし人の列を見ただけで帰るのはないだろうと、
後日にする予定だった国立西洋美術館でのカラヴァッジョ展に。



こちらは並の混雑度。入場券も行列せずに買えた。

壁面に並ぶのは400年前のものとは思えない絵画。
なかでも券面に選ばれている『エマオの晩餐』、
漆黒の空間を背負って穏やかに座するキリストの姿、
どの宗教画にも負けない静謐さを湛え、
眺めているうちに頭が晴れ渡り澄んでくる。

この絵一枚だけでも大満足。
若冲は見られなかったけれど、上野行きはよい結果に。


1時半頃に上野公園の案内所前を通ったら、
若冲は入場待ち60分となっていた。
午前中のほうが混んでいるのだろうか。
30 Apr 2016

丹沢前衛の高松山へ。

この山は三度目ながら、初回同様に、
麓に下った時には日が暮れて。
山北駅を出発したのが午なので・・・

山頂からは富士箱根愛鷹を眺め渡して気分佳し。
富士と愛鷹連峰は、いつものように、逆光でしたが・・・

山をめぐる車道の傍ら、
そこここでシャガが咲いていました。

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