Preface/Monologue2000年4月


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4 Apr 2000
北海道で有珠山が噴火したかと思えば一国の首相が脳梗塞で倒れる。最近の日本は紙面を見る限り騒乱状態のようだ。

この二事件はある意味でつながっている。

第二次世界大戦末期に有珠山の東山麓で起きた噴火は昭和新山を生んだが、戦時中に人心を惑わす報道は禁止とのことで国民にこの噴火のことは知らされなかった。

首相が脳梗塞で倒れたという事実は、22時間にわたって政府によって隠されていた。しかも隠蔽しただけでなく、「首相は官邸で職務中」などと虚偽の情報をマスコミに流し続けた。しまいにはバレたわけだが、記者会見に出てきた官房長官、首相倒れるの事実を明らかにしなかったのは「他意はない」と言い張る始末。厚顔無恥としか言いようがない。

WEB上で見た「ニューヨークタイムズ(もちろんUSAの新聞です)」でもこの点が指摘されていた。記事では何度か"deceive”(だます、欺く、詐欺を行う)という単語が使用されており、「まるで戦時中の大本営発表のようだ」という日本の某無所属議員の談話が引用されていた。
9 Apr 2000
今日も山に行かずに水泳にうつつを抜かす。....実際には午前中ずっと仕事の関係で自宅待機だったので、行きたくても行けなかったのだが。

今日はアクアビクス(=水中エアロビクス)をやる羽目になって、中高年女性の一団にむりやり混ぜ込まれて踊る羽目になったのだった。....確かに運動にはなるが、やっぱり恥ずかしいねぇ。やっている最中はそれどころではなくてインストラクターの指示についていくだけでたいへんだったが。

自宅から比較的近いところにあるジムに連れが会員で入っており、一緒に行きさえすれば家族割引料金で入れる。クライミングジムの一日料金と同じ額だし行くのはやぶさかではない。....しかしもっとウェストを引き締めなければ(--;

ところでその連れだが劇団員だったりする。残念ながら今回は出演しないのだが近々4月公演があるので、ちょっとこの場を借りてリンクを張らせていただきましょう。(もちろん宣伝しろという圧力がかかっての行為であることは言うまでもない(^^;)
青年劇場
10 Apr 2000
連れの所属する劇団の宣伝を出してみたのですが、さすがに劇団名だけではなんだかよくわからないので、公演が近いことがわかるような内容にしてみました。

よろしかったらリンク先の劇団オフィシャルサイトも見て上げて下さい。m(__)m
15 Apr 2000
この土日は天気が悪くてけっきょく山には....(以下省略)

で、日曜日は三週続けて連れにジムのプールに連れて行かれて、ふたたびアクアビクスをする羽目に....(以下省略)

だんだんなんのサイトだかわからない状態になってきているのでした(笑)。 
20 Apr 2000
穂高ってまだ積雪が5メートルもあるんですね。小屋の掘り出し作業が始まったようですが、屋根を出すだけでもたいへんそうです。

ひさびさに長い回想を書きました。腰を据えてどうぞ(笑)

21 Apr 2000
20日の木曜日が初日の東京ビッグサイト「東京国際ブックフェア」なるものに行った。どんなものなのか何年か前から気になっていたし、新刊本が割引で買えるということもあって今年こそは行ってみたいと思っていたのだった。

ブックフェアとは言うものの、アウトドア系とかコンピュータ系などの本屋はなく、総合出版業といえる書店と人文・社会・自然科学系などが出展していた。あとはマルチメディア関連企業とか流行りの英会話ビジネスとか。ビジネスショウとかと比べてブースの規模が格段に小さく、本屋の儲けがいかほどのものかがよくわかる。

だいたいのブースでは自社出版物を少なくとも2割引で売っており、ぜひ買って読みたい本があるかどうか会場を丹念に見て回った。それほど広くないスペースとはいえ、4周くらいはしたような気がする。平凡社のブースに行くと「世界大百科事典」の第一版がなんと定価から9割以上も引いた価格で販売されている。前から百科事典はほしいと思っていたのでためらうことなく買ってしまった。

フェアは23日(日)まで開催されており、招待券無しでも1200円を払えば入場できるので、興味のある方は行かれたらよろしいでしょう。出版社勤めの人たちを眺めるいい機会かもしれません(みなネクタイを締めたりして普通そうでしたが(笑))。
そういうわけで本で重たくなった鞄を担いだまま、錦糸町のクライイングジム"T-wall"に行く。ここに最後に来たのは半年前くらいか、実にひさしぶりである(最近「ひさびさに....」という見出しが多いが、ついにクライミングまでそうなってしまったかと感慨にふけりもする)。

昨年11月ごろにボルダリングのホールドを全て張り替えたらしく、全く新しい構成になっている。まともにやるのは半年ぶりなので一番簡単な課題から取りかかった。やっているうちにムーブはまぁまぁ思い出してきたが、前腕の筋力が相変わらず弱い以外は、とにかく足先が痛くて参った。ポケット系のホールドなどにつま先を入れようとすると痛くて立てられない。帰宅した今も痛い。クライミングのブランクを文字通り痛感したのだった。
23 Apr 2000
裏妙義探勝をテーマに昨日・今日と妙義山へ。友人たちと行く久しぶりの山行だった。

土曜日に登ったピーク「丁須の頭(ちょうすのかしら)」の行程は天候もよく、道も心配していたほど困難ではなかったのだが、本日の日曜は朝からにわか雨が降ったり稜線では強風が吹き荒れたりという状態で、稜線まで上がったものの鎖場を含む尾根道を行くのは危険と判断し、予定の裏妙義縦走は中止にしてそのまま山を反対側に下った。

昨日同様に本日もまた山の新緑が美しかった。とくに北面の下りのルートは下草がまだ冬枯れしたままの見通しのよい雑木林であたり一面明るく、その中に一筋流れる沢の水が青空を映していかにも美味しそうに見える。そして下り着いた里では桜が満開なのだった。
30 Apr 2000
先週の日曜日に歩き損なった裏妙義縦走路を日帰りで歩く。新幹線で高崎までを往復するというなんとも贅沢きわまりない山行に。

例によって寝坊する、なんてことはなく朝早く家を出たのはいいのだが、乗り込んだ長野新幹線のなかで熟睡してしまい、車内販売のワゴンがきしむ音で目が覚めてみると、車窓に緑がいやに多く、しかもアナウンスが「次の停車駅は安中榛名」とか言っている。安中榛名....!?
そりゃ高崎の次だ。みごとに乗り過ごし。

安中榛名といったら長野新幹線でもとくに列車が停まらない駅として有名だから、ここで下りたらいつ高崎に戻れるかわかったものではない。しかたなくさらに軽井沢まで行き、そこで上り列車を待った。
来た列車は、案の定、安中榛名には停まらなかった。

こうして、妙義を登る前に軽井沢の空気を吸うという、これまた贅沢きわまりない山行になったのだった。ほんとうにただ吸っただけだし、山登り開始は1時間近く遅れてしまったのだが。

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