エレキギター電気回路の共振周波数
エレキギター、ケーブル、アンプの入力抵抗を合わせた電気回路(エフェクター接続が無い状態とします)の 周波数特性にはピークになる部分(グラフ上で山のように盛り上がっている部分)があります。 この出力がピークになる周波数を共振周波数と言います。
下図の例では 5.5kHz あたりにピークがあり、そこが共振周波数です。

実測した周波数特性グラフの例: (R)実測:ケーブルの周波数特性より
C_Cable_8412_wPU

共振周波数の違いで音の印象が変わります。
例えば 500Hz-3kHz にピークがあればJAZZギターのような中音域寄りの音になり、 4kHz-6kHzにピークがあればクリーンな中高音域寄りの音になります。

トーンポットやエフェクターで音色の調整はできますが、ギター本来が持っている直音で音の個性や方向性が 決まると思います。
ケーブル、ボリュームポット、トーンコンデンサによって共振周波数が変わり、 このサイトでも回路シミュレーションしているので、ぜひ参考にしてください。