DRIVEつまみ調整 10段階
電圧特性 VoutdB (青): ローパスフィルターをかけた後の周波数特性
電圧特性 Vt3dB (赤): ローパスフィルターをかける前の周波数特性
ローパスフィルターをかけた後の信号がエフェクターからの出力されるので、
「電圧特性 VoutdB (青)」を確認しましょう。
周波数特性グラフを見ると、歪みを深くするほど中音域(300Hz - 1kHz)が盛り上がった特性になっています。
エフェクター ON でオーバードライブ状態にしているときは、低音域や高音域よりも中音域が
重要なことが分かります。
よって心地よく深い歪みサウンドを出すには、中音域のトーンバランスに注意すると良いでしょう。
具体的には、ギターやアンプのトーンコントロールで中音域を削り過ぎないようにします。
深い歪みと中音域特性との関係が分かっていれば、意識して調整できます。
またエフェクター ON でオーバードライブ状態にしているときは中音域重視なので、
(E)トランジスタ入力回路タイプのカップリングコンデンサで確認した、
入力カップリングコンデンサによる低音域カットは問題にならないと言えます。
(低音域カットが気になるのはエフェクター OFF 状態、かつバイパス回路でない場合です)