8月13日(木) 曇り
目が覚めたときは、昨日あんなに吹いていた風がすっかりやん
でおり寒くなくて良かった。早速コンロに火を着けて紅茶をわかす。
朝食は昨日と同じ缶詰とご飯。米がついに底をついた。
荷物整理をしているうちに出発が10時を回ってしまい、それでも
今日はのんびり、島を回るつもりなので良しとする。
島の郵便局で金を下ろし、迷路のような島の中に入る道にはい
る。所々に地図があるがわからない。階段があったりでほとんど
遊歩道といった感じなので、自転車をおいて歩いた。
この島の牧場には、綿羊という顔の黒い変わった羊がおり、そ
の写真を撮るため、牧場の柵の中に入って撮る。
あとは、オンコという背の低い松が生えており、内地育ちの私に
は珍しく思えた。
一通り島を見てフェリー乗り場に戻る。のんびりと一便遅らせ、ま
た羽幌へと帰ることになる。せっかくなので記念の石などを拾いも
って帰る。宗谷岬でも拾った。
船に乗っている間、ポテトチップスでも食べようと、港近くの売店
に行ってみるが、あいにくの休みで、食いたくなったらたまらなくな
りまた町に戻って意地で買った。おかげで乗船時間がぎりぎりにな
り焦ってしまった。
フェリー乗り場から、すぐに出発。快調にとばす。昨日今日と殆ど
休みのような状態なので、長旅の疲れもとれていたようだ。
羽幌からの国道232号は平坦で走りやすく、天売・焼尻をバック
に走る。
小平の先にキャンプ場があり、小平の町で買い物をして向かう。
底をついた米を買おうと訪ねた米屋は、1kg単位のばら売りはし
てくれず、自分たちで食べている米を分けてくれた。やはり米屋な
ので一番いい米を食っており、高かった。
キャンプ場はなんだかクローズされているようで、鎖が張ってあっ
た。別に気にせず、テントを張った。別にやっていようがいまいが、
水とトイレがあればそれで良し。バイクの4人組も加わり、楽しいキ
ャンプになった。
結局600円ほど掛かる使用料は払わずにすみ、ラッキーだった。
600円なんて高すぎるので取られるようだったら移動しただろう。
オンコ林をバックに
顔の黒い綿羊
天売島が近くに見える