日食

7月31日(金) 晴れ

 5:00起床。掃除していないバス停だったのか
明るいところで見ると埃だらけで寝袋も汚れてし
まった。が、気にしない。

 朝食としてトマト2個。力が入らない。まだ7:30
で店が開いていないのだ。(繰り返すようだがコン
ビニはない。)

 駅で飯を食べる。(当時は駅が絶好のコンビニ)

 襟裳へ向かう道には沢山の昆布が干してあり、
かすをもらってかじりながら走る。しょっぱくってな
んか元気が出る。

 今日は日食なのを知っている。本当は北に行く
ほど太陽がかけるのだが、私は襟裳岬に向かい
南向きだ。本州よりは余程よしだが、これを見る
ために、ひたすら宗谷岬を目指すといった旅人もい
た。

 12:00を過ぎるとあたりが暗いっぽくなってきた。

 プラスチィックの石鹸入れで覗くと太陽が半分以
上かけている。

 途中の食堂で奮発して600円のつぶラーメンを食
う。しかしつぶが3つしか入っておらず、飛島(酒田
の離れ島)じゃ拾えるぞと思ってしまった。
 食堂のおやじが溶接用のマスクを貸してくれて、
日食を観察できた。

 襟裳岬へは国道をはずれ、上り下りの道だった。

 襟裳岬は歌にもあるが(森進一)なにもなく、土産
物屋が並んでいた。しかし眺めはよろしい。

 ここからは北上。黄金を敷き詰めるほど金が掛かった道路は昔と違い(サイクル野郎のマンガ)舗装されていてとても良く、海岸線を快適に走る。昼飯として途中の店でパンを買って走りながら食べる。

 広尾へ到着するとキャンプ場があるという情報を得、野宿の予定を変更し、キャンプをする。野宿の予定だったので食べ物を買っておらずカレールーだけのカレーライスを食べ寝る。せっかくのキャンプ場なので洗濯をして寝る。

襟 裳 岬 周 辺

広尾